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みなさんはお好きな曲がたくさんあると思いますが、そのなかでどんな順に選んで勉強をなさっていますか?
わたしたちが「曲」を選ぶとき、まずご自分の”気持ち”だけで選んではいけません。「曲」には難易度もさまざまであり、その時々に適した(=レベルに合った)選曲があるはずなのです。
クラシック音楽をやるなら、まずバイエルのような基礎的な「教則本」を勉強します。そしてそのレベルにあった無理のない「曲集」をやることをおすすめします。
それがある程度進んできて、少し曲らしい曲をやれるようになったとき、ここからが特に大切です。
クラシック音楽において、「バロック」時代の音楽が”基本”です。バロック時代に代表されるのは、
J.S.Bach(バッハ)やヘンデル、ヴィヴァルディなどの作曲家です。とくに絶対にはずせないのが、J.S.Bach(バッハ)です。バッハなくしては、クラシック音楽は語れません。なぜなら、バッハに続く作曲家たちは、みなバッハの曲を勉強していて、その上でそれぞれの作曲家の世界を創っているからです。
バッハは、自分の子どもたちを含めた弟子たちのために勉強用の「曲集」等を書いています。その代表と言えるものが、『インヴェンション』『シンフォニア』『平均率クラヴィア曲集』が挙げられます。もちろんそのほかの組曲や協奏曲やオルガン曲など、勉強しようと思ったらきりがないくらい素晴らしい作品がたくさんあります。ですが、いずれにしても”ピアノ”を勉強する者にとって、『インヴェンション』『シンフォニア』『平均率クラヴィア曲集』は、欠かせない教材です。また、名曲もたくさんあります。これらの曲を勉強すると、バッハのさまざまな”工夫”や”ひっかけ”、”わな”があり、それらを発見するのはとても楽しい作業です。とにかくバッハを勉強ることは、大変勉強になるのです!!!!!
お弾きになりたい曲の時代は、色々だと思いますが、バッハを筆頭にバロック→古典派→ロマン派→近・現代へとお進みいただきたいと思います。
近頃は、楽典(=音楽理論)などもきちんと勉強したいとおっしゃる方が増えてきました。そのことは、大変素晴らしく、とても良いことだと思います。
音楽を勉強する上で、理論や時代のことなどを知ることは大変役に立ちます。また本来は、趣味でも専門でも関係なくこれらの音楽の基本(=理論&時代のこと)は、”知っている”上で「曲」を勉強することが望ましいと思います。ですが、実際のお教室ではそこまでしないのが大半だと思います。
たしかにそれらを知らなくても「曲」を弾けないわけではありませんが、でもやはりそれだと”限界”がくるとも思います。なんというか演奏が、空虚のようになってしまうような気がします。
私自身は、やはりより多くの方に「音楽」に関する色々なことーーーつまり、音楽理論や時代等のことなどを知っていていただきたいと思っています。なので、わたしのお教室では、それらにも触れていき、バランスのとれた演奏になっていただきたいと思っています。理論等は、様子をみながら進めていき、時代等については折に触れて生徒さんには説明などさせていただきたいと思っているところです。
なにはともあれ、音楽は「楽しい」ことがいちばんですね。それを何より忘れずに、より良い演奏につなげられると良いですね。
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