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最近私が気になっている事の一つに、「自分の子供さんを、”自分のもの”だと思っている親御さんが多い」ということです。親御さんとしては、目に入れても痛くない☆かわいい☆かわいいお子さんだということはよくわかるのですが、その気持ちが思わぬ方向へいってしまっているのです。私の身近には見かけませんが、なにやら色々な場面で出くわします。
”自分の所有物”っと勘違いしてしまっている親御さんの多くは、自分のお子さんがする習い事を、お子さんではなく親御さんご自身の希望だけで決められています。お子さんがそれをやりたいかどうかはどこかへいってしまって、”自分の子供にはこれをやっていてほしい”という希望だけで行なっているように思います。
また、習い事の数が多すぎるのも問題です。習い事は通いさえすれば、その子に全部身について本人の為になると思ったら大間違いです!!! お子さん自身が(逃げの意味ではなく→)、”これはちょっと自分には違うかな・・・好きではないなぁ・・・・”と思っている場合も多くあります。
人には向き不向きはあります。お子さん自身が色々なものを感じていても、”やめたい★”とは親になかなか言えないものです。だって、親の血眼になっている様子をお子さんは知っているからです。やめたいなどと言ったら怒られるし、”何言ってるのよ!!!”といわれるのが関の山。子どもだからといって、何も考えていないわけではなく、どんなに小さくても(=幼くても)色々なことをたくさん感じ取っているし、わかっているものです。。。
また、ピアノに関しても、”この子は趣味で専門家になるわけではないから・・・”などとおっしゃる親御さんもいらっしゃいますが、その子にとってピアノが趣味になるか専門となるかは、親御さんが決めることではありません。どうなっていくか?は、やってみての結果です。ピアノ以上にもっと好きなものが出てくるかもしれませんし、はたまたピアノが結果的に向かなかったというふうになるかも知れませんし、専門に進むことになるかもしれません。いずれにしても、どの道に進んでいくかはやっていくうちに自然になっていく結果であって、ピアノを習う☆という点ではやることはみんな同じです。趣味だから簡単になるわけでも、専門だから難しくなるわけではありません。
親御さんがすごく力を入れていて、”とにかくこの子は専門に進むから・・・”といって血眼になって家でも手をいれまくっている親御さんもいらっしゃいますが、お子さん自身が自分の気持ちで”専門に進みたい!!”と思っているのなら良いのですが、親御さんだけがそう思っている・・・という方々も見かけます(私のところにはそういう方はいらっしゃいませんが・・・)。
親御さんがやる気満々でも、お子さんは全然そうは思っていない・・・・・ということはよくあることです。でも親御さんは盲目になってしまっていますので、自分のお子さんがどういう気持ちか?はまったくみえていません。。その手がかりになる兆候はたくさんあるのに、親御さんの目には映っていません。たとえば、お子さんに全然練習する気がないとか、弾くよう言っても一向に弾こうとしないとか・・・。
ーー有名子役を子に持つ親御さんは、絶対に血眼になっていません。「”習い事のひとつ”程度の軽い気持ちで劇団に入ってみたら、いつの間にかこうなった☆」という結果のような気がします。これはピアノにおいても同じで、親御さんが血眼になったからといってお子さんが実際に専門に進むわけではありませんし、その逆も同じです。
親御さんが趣味の気持ちで習わせ、結果的に本当にお子さんにとってその通り”趣味”となる場合もたくさんありますし、単に”習わせよう”という軽い気持ちで始めたら、結果的に専門に進んだという場合もあります。専門のつもりで本当に専門に進んだという場合もあるとは思いますが、血眼になっている親御さんのお子さんの中には、実は本人はまったくその気は無いという場合も多いと思います。
結果的に専門の道に進んだ私ですが、私の母や私の現在の師匠のお母様も、”うちの子をなんとか専門に進ませよう”などという気はまったく無く、どちらも音楽一家でもありません。
私の師匠のお母様は、「いつかこの子にとって本当に好きなものが出てきたときに、物事を本気で一生懸命にやる☆ということや集中力☆を身につけられたら・・・」というお気持ちだったそうで、その本人にとっての”好きなもの”が、結果的にピアノでなくても全然よかったそうです。
子役さんのお話に戻りますが、親子共々が血眼になってあれやこれやとやっている親子に限って、どこからもお声がかからないというのはよくあることです。一生懸命にやる☆という点では、血眼もよいのかもしれませんが、傍からみると何かギスギスした感じにみえますし、無理しているようにもみえます。子供が子供らしくないというのでしょうか・・親も子も双方でそのことにまったく気が付いていないのですから仕方がありませんが・・・・・。たとえそういう方の近くにそのことに気がついて下さっている方がいても、よそ様のお家のことですので、なかなか口に出してまで指摘してくださる方は少ないものです。
〜〜それからもう一つ。
”レッスンで多くのことを先生から言われると、レッスンに行った気がする。言われることが少ないと、レッスンに行った気がしない・・”−−−と思っていらっしゃる方、いませんか?
レッスンで言われることが山ほどあるということは、それだけ”できていない”ということです。手取り足取りのレッスンと家での親御さんからの手取り足取り★をやっているようでは、お子さん自身の力にはなっていきませんし、何か本末転倒という気がしてしまいます。。。。
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