ワンダーランドへの軌跡

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その続き。

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今日、ご来店頂いたご婦人に
「先週の今日お目にかかったのは、ひょっとしてお母様じゃなかったかと思うんですが…」と言いかけると
「先生!やっぱり!
母が言っていました!」と上ずった声。
「あの日、母が興奮して帰って来て、
とても素敵な着物の人に会ったのよ!
私、ご迷惑と思ったけど、話しかけちゃったのよ!
すごく、すごく笑顔が素敵なひとだったのよ!
と言っていたんです。
母はだんだん認知がひどくなって、
止めても歩き回るんですが
他人様に話しかけることはありません。
私が川崎から引き上げてきた数年前は
『いまだ薬局さんで、お父さんが具合が悪くなった頃、すごくお世話になった。
若いのに、とても親切なご夫婦だった』とか言っていたのに、
最近はその話を振っても思い出せなくなったようで…
ただ、『今田さんの一家は、みんな頭がいい』とだけ言っていたんです。」
「それは光栄です。」と私は相づちを打ちながら、
先日出会った同じく90歳の紳士に
同じようなことを言っていただいたことを思い返していた。
認知になったら、直近の記憶ほど失われやすくなる。
だから、きっとお二人は、お若い頃のイメージで今田家を語ってくださっているのだろう。
それにしても、先週の水曜日、私と出会ったことを
直後に覚えておられて、娘さんに報告をして、
一週間たってもまだ、覚えておられて
繰り返し語っておられると思うと
着物や、踊りや、身だしなみをきちんとすることが
人を幸せにすることもあるのだなと思った。

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日々

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ブログでのみご縁のある方々、大変ご無沙汰しております。
お陰様で日舞の会「桜の会」は順調に立ち上がり、
子ども達はそれぞれ4年生、2年生に進級の予定です。
毎日、照ったり降ったり、風が吹いたり凪いだりしながら過ぎていきますが、
私達は、みな元気です。
おかげさま、お陰様です。

Facebookは相変わらずまめに更新しています。
記事の投稿が煩雑なブログがついおざなりになっていまっていますが、
いまもこのブログに毎日のように立ち寄って下さる方々がおられると
立て続けに耳にしたので、
Facebookと重複するとは思いますが、ここに時々足跡を残そうと思います。


・・・・


車を降り立ち、稽古場に向かおうとしていると
年配の女性に声をかけられた。
「まあ!なんてきれいなんでしょう!
その着物といい、姿といい、お顔も…
何だか懐かしい。
今は着物のひとなんていないから。」
「ここで、踊りを教えているんですよ。」
「ああ、そうなの!何だか違うとおもったわ。」
饒舌に喋りながら
「ほんとに失礼よね。私はね、もう、これなんだから、許してね!」と
右手をぱーで
左手の指を4本立てた。
「私はね、すぐそこに住んでいるんだけど、家の回りをぐるっと歩いていたのよ。
もし私に子供がいたら、こんな変な格好で歩かしゃしないだろうけどね、ほんとに恥ずかしい。」
「いえ、そんなことないです…きれいにしておられますよ…」と言いかけた私を
大きな身ぶりで遮って
「いやいや!
ほんとにごめんなさいよ!
変なおばあさんに話しかけられて
あなた、迷惑だったでしょう。
またね。がんばってね!」
そのひとは、大きく手を振りながら、ゆっくりときびすを返した。
…最後まで言えなかった。
私は、あなたを知っていますよ。
開店したばかりのころ、
薬局に、よく来てくださっていたのですよ、と。

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ひょっとして・・・と思ったら、「やはり」でした。
美容院の「おばちゃん」が、着付けの代金をとられないのです。
娘の卒業式で謝辞を読んだときも、
息子の入学式も、娘の入学式も
「お祝いの会」の時も、そうでした。
「私の気持ちだから。気持ちを受け取ってちょうだい。
口ではうまいこと言えなから、この手を動かすんよ。
なあに、ちょちょっと動かすだけなんだから。何てことない。
・・・ほんとに、おめでとう。よかったね。」と
私の手を握って
「あなたのことを娘のように頼りにしているんだから。
そりゃ、私が勝手に思ってるだけだけどね。」と
少し涙ぐまれた。
「おばちゃん」とは子供の頃から顔見知りだけど、
私はパーマもかけないし、髪は自分で切ってしまう。
踊りの会の時に、無理難題の髪結いや
舞台裏での「早変わり」をお願いしてきた以外は
決して顧客としては一流ではない。
今は、公民館の鍵を借りに週2回顔を見る他に
息子が帰ってきたときに、たま〜に髪を切りに行くくらいなのに・・・
私が「おばちゃん」のお役に立てることが、果たしてあるのだろうか。
その話を娘にしたら。
「かっこいい!私も『ちょちょっと手を動かしただけですよ。お代はいいです。』と言えるような歯医者になりたい!」と目を輝かせ
「・・・それは、いざとなった時、母さんが頼れるような気がするんよ。
よかったじゃん。母さん。」
と言ってくれました。

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近況 Novemer, 2016

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ブログのみでご縁のある皆様、大変ご無沙汰しております。
お陰様で元気にしております。
以下、Facebookからの転用ですが、区切りとなる出来事があったのでここに掲載させて頂きます。



★ ★ ★


お稽古から帰宅すると一枚の葉書が目についた。
何度も読み返したが、意味がわからない。
対外的なことをお任せしているNさんに電話をしてみたら
「あらー、突然そんな葉書が来ちゃったの?…実はね…」と経緯を説明したくださった。
私を表彰する話がNさんに伝わったのが約1ヶ月前。
Nさんは「優子さんは師範なのだし、奨励賞ではなくて、功労賞のはず。
こんな失礼な話、私は優子さんに言えない」と差し戻したのだそうだ。
「そのあと、何も連絡がなかったから、どうなったのかなと思っていたのだけど…」と恐縮するNさん。
「いやいや、私はそんなの、全然気にしないし、ましてや師匠になってまだたったの半年で何の功労もしていないもの。」と私。
そして改めて、こういうことにまったく無関心だった自分に気がついた。
「今までに、Tさんとか私とかも頂いているのよ。その時、社中の人たちから花束とかもらったことを覚えてる。」
…そんなことすら、私は知らなかったか
耳に入っていても聞き逃していたらしい。
「表彰式には、皆で駆けつけるから。市長や三役も出席して、壇上に上がるはずだから。
…とにかく、おめでとうございます!」
かくなる上は、辞退する理由もないし
表彰が終わってからでも研究会には間に合うし、
ダメ元で電話してみたら、いつも着付けをしてくださる美容師さんも空いていたし、
ハレの舞台を踏ませていただこう。
旧勢力に、新しい名前をつけることを阻まれ
未だに文化協会では、あってはならない「花柳○○社中」で登録されてはいるが、
今回は、私の本名での表彰なので
お歴々の中での最高の「お披露目」となるだろう。
神様は、今回も粋な計らいをして下さった。


★ ★ ★

文化の日の今日、文化奨励賞の授賞式がありました。
こんなにたくさんの方々がお祝いに駆けつけて下さって、
「小さな応援団」からも花束を頂いて
とても幸せです😆💕✨
これからも、精進させて頂きます😃✨




★ ★ ★


かくて、長い間、中途半端な立ち位置にあった私ですが、
ようやく定まったように思います。

「日舞の師匠として、私は何をなしえたいのか?」を自分に問いかけることで、
どうすればいいのか?の答えが自然に出てくる今の状況が
とても心地よく感じています。

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暴風雨の天気予報に
お稽古を中止にしようかと一瞬思ったけれど、
「いや、きっと大丈夫!」という妙な確信があって
それでもテレビの気象レポートをちらちら見ながら午前中を過ごした。

実際、お稽古を中止にしようと思っても
連絡網そのものが、そもそも存在しないのだ。

予報ではお稽古の始まる午後3時が
台風が最接近の予定だったが
暴風雨どころが、雨まであがってしまった。

それでも、自転車でお越しの方々に
時おり吹きわたる突風は厳しいかと思っていたが

お弟子さんたちは、いつものニコニコ顔で
「今日は着物じゃなくて、羽織でご勘弁くださいね。」などと言いながら、

「2000まんえん」のお月謝を携えて集まってくださった。
遅れて来られた方は、私が指導を始めていたので「たからばこ」の下に大枚を敷いていて下さった。

「たからばこ」とは、いつぞや患者さんに頂いたお菓子の箱で、
これまでのお月謝をそっくりそのまま入れてあるものだ。
中には、夏に頂いたお中元も封筒のまま入れてある。

時おり差し込む日差しをありがたく思いながら
いつにも増して白熱したお稽古になり
解散した頃には、三日月が西の空にかかっていた。

私は昨日、Yさんが帰り際に
「優子さんのお稽古を妨げるような事態は起こりませんよ。」
と言ってくださったのを思い出していた。

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