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特に大きなニュースもなく円ドル相場が一時的に異常な動きをしたように見えたの
で調べてみた。上のグラフは今朝の日経のサイトに掲載された円ドル相場である。
一番下のロイターのサイトにあるように業界関係者は数日前からこの動きがある
ことをを知っていたようである。
私のような素人は、何かが起きて始めて後追いをしている(笑)ので、今回の出来
事は突発的に見えるが、事前に知っておれば、一時的なドル売りを仕掛けておくこ
とは、容易であったと思われる。
昨夜明らかとなったことは、「大量のオプション取引が、ドル下落を防ぐように仕
掛けられていた」と言う事実であり、一昨日に米株価がじりじりと下げて8000
ドル台を割り込んでも、円ドル為替レートが一気に85円台まで円上昇とならなかっ
たのは、この要因があったからかもしれない。
「誰が大量のオプションを仕掛けたのか?」という点と、「オプションによる規制
を外れた円ドル相場は今後どうなるか」という2つの点が興味の対象となるのであ
るが、前者はどこかで専門家が明らかにしてくれるかもしれない。後者については、
またまた無理やりドル相場を維持していた枠組みが終わったことで、為替相場は自
然な市場の均衡点に向かって収束するだろうということである。
私は昨年から毎月14日を目処に円ドル相場の定点観測を続けているが、昨年8月
以降は、ドルの急落局面が続いている。これが今年1月に入ってややおかしな傾向
が見られた。その原因は、1月21日期限のオプション取引であったということか
も知れない。
もしその通りであったとすると、円ドル相場は昨年8月以降の傾向線上に戻って、
引き続き米国住宅バブル崩壊が止まり、米金融危機が一段落するまで円高ドル安を
続けるのではないだろうか?
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NY円、続伸 89円40―50銭で終了、一時13年半ぶり高値
http://markets.nikkei.co.jp/kawase/summary.aspx?site=MARKET&genre=m2&id=ASM7IAA05%2022012009
【NQNニューヨーク=川勝充郎】21日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸。前日比30銭円高・ドル安の1ドル=89円40―50銭で取引を終えた。通貨オプション取引に絡む円買い・ドル売りが優勢になり、円は一時87円10銭に上昇。1995年7月以来約13年半ぶりの高値を付けた。ただ米株相場が堅調に推移したため、円は伸び悩んで終えた。
通貨オプションの行使期限切れを前に円の上昇を防ぐ円売り・ドル買いが先行したが、午前10時とみられる期限切れ後は円を買い戻す動きが活発化。投機筋の円買いや損失限定の円買いを巻き込み、円は上昇に転じた。米連邦準備理事会(FRB)のボルカー元議長が経済危機からの脱却へ大量の公的資金を投じる結果、ドルの信認が傷つく危険性があると述べたと報じられたことも、円買い・ドル売りを誘った。
ただ米国株式市場でダウ工業株30種平均が午後に一段高になると、円は次第に上げ幅を縮める展開となった。短時間で大幅な円高・ドル安が進んだため、ドルの自律反発を見込んだ円売り・ドル買いなども出たようだ。この日のニューヨーク市場の円の安値は90円17銭。
円は対ユーロで反落。前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=116円45―55銭で取引を終えた。通貨オプションに絡む取引で円が対ドルで急伸した局面で、対ユーロでも円買いが優勢になり、一時112円08銭に上昇。ダウ・ジョーンズ通信によれば、2002年3月以来の高値を付けた。ただその後は米株相場が上げ幅を広げたため、投資家のリスク許容度回復の思惑から円売り・ユーロ買いが優勢になり、円は下げに転じた。
円は対英ポンドで上昇。前日終値の1ポンド=125円ちょうど近辺から124円台後半に水準を切り上げた。対ドルで円が買われた場面で対ポンドでも円が上昇し、円は119円台半ばと過去最高値を更新する場面があった。ポンドは対ドルで上昇。前日終値の1ポンド=1.39ドル台前半から1.39ドル台後半に水準を切り上げた。1.3620ドルまで下落する場面もあった。 (1/22 7:34)
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NY外為:ポンド、英金融不安で対ドル85年来安値−対円は最安値(2)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aTSzxUBBUEe0&refer=jp_news_index
1月21日(ブルームバーグ):ニューヨーク外国為替市場ではポンドが対ドルで急落。一時はサッチャー政権以来の安値をつけた。ポンドは対円でも下げ、最安値を更新。英国の金融機関が国有化されるとの観測がポンド売りの背景にある。
株価が上昇し、ロイター通信が次回の7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)でポンド安が議題に上る可能性を報じると、ポンドは下げ渋った。
ドルは対円で1995年以来の安値に下落。オプション最終取引が過ぎたため、1ドル=90円割れを防ぐためのドル買いが入らなくなった。
BMOキャピタル・マーケッツの外為営業ディレクター、ジョナサン・ジェンチャー氏(トロント在勤)は「英国は内から崩れている。金融セクターにはあらゆる懸念があり、どの金融機関が国有化されるのか不安に満ちている。イングランド銀行が金利をゼロ%へ引き下げる可能性もある。これがポンドに売り圧力をかけている」と語った。
ニューヨーク時間午後4時18分現在、ポンドはドルに対して0.4%上げて1ポンド=1.3981ドル。一時は1985年9月以来安値の1.3622ドルまで下げる場面もあった。ポンドは対円では、1ポンド=125円5銭。一時は最安値の 119円42銭まで下げた。対ユーロでのポンドは0.8%下げて1ユーロ=93.33 ペンス。
G7観測
英銀スタンダード・チャータードの通貨ストラテジストのマイク・モラン氏(ニューヨーク在勤)は「G7が何か方策を持っているのかどうかは想像し難いが、ポンド弱気派に売りを再考させるには十分な効果があるだろう」と述べた。
ドルは円に対して最大2.9%安の87円13銭と、1995年7月以来の安値を記録した。ユーロも対円で最大3.2%下げて112円12銭と、2002年3月以来の低水準を記録。ドルはユーロに対して1.1%安の1ユーロ=1.3050ドル。
スイス・フランは対ユーロで1.7%安の1ユーロ=1.5044フラン。スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のヒルデブラント 副総裁はフラン上昇を抑制するための為替介入の可能性を示唆した。昨年、スイス・フランは対ユーロで大幅上昇、10.8%高と1999年のユーロ導入開始以来の大幅な値上りを記録した。対ドルでは6.1%上げた。
ドル指数
主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数はこの日0.5%低下。一時は12月8日以来の高水準となる86.504をつけた。
ガイトナー米次期財務長官は、上院財政委員会での指名承認公聴会で、ドルの信認が米経済にとって肝要であるとの考えを示した。
英国政府が過去3カ月間で2度目となる金融支援策を発表して以来、金融危機が一段と深刻化しているとの懸念が広がり、ポンドは過去3営業日でドルに対して5.2%下げ、ユーロに対しては3.4%値下がりした。
イングランド銀行のキング総裁は20日、イングランド銀は向こう数週間以内に資産買い取りを開始する可能性があると語った。
UBSの外為ストラテジスト(ロンドン在勤)、ジェフリー・ユー氏は「総裁発言は予想以上に明確だった。イングランド銀は紙幣の増刷準備を進めている」と語った。
ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト28人の予想平均によると、イングランド銀は2月5日の会合で政策金利を0.5ポイント引き下げて1%に設定すると見込まれている。更新日時 : 2009/01/22 07:40 JST
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企業決算などが材料、ドル/円はオプション行使が波乱要因
2009年 01月 17日 13:16 JST
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPJAPAN-35917920090117
(抜粋)
●ドル/円は下値リスク継続、米大統領就任後に変動の可能性
外為市場でドル/円は下値リスクの高い展開が続きそうだ。市場ではオバマ次期米大統領の就任翌日にあたる21日、これまでドル/円の値動きを抑えてきた大量のオプションがまとまって権利行使期限を迎えるため、その後に相場が大きく変動する可能性があるとの声が出ている。米大手企業の決算発表と株価反応、ユーロ圏で開催される財務相会合などが、ドルやユーロの値動きのきっかけとなる可能性がある。
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