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屋上のプランターには、メダカやミナミヌマエビと共に、ヒメタニシも棲んでいます。地味な存在ながら、このタニシたちも繁殖を始めました。卵胎生で、稚貝は4mm程度にまで育ってから産まれます。その代わり、サカマキガイやモノアラガイ等の卵生の貝に比べると、産まれる数はずっと少ないです。 容器側面に引っ付いている、産まれて間もない稚貝です。この段階では殻はまだ透き通っています。ミナミヌマエビが大きく見えます。左上に写っているのは屋内水槽から移したロングフィン・アカヒレの仔魚です。 同じ容器にいる成貝です。メスなので、ひょっとすると母親かも知れません。ミナミヌマエビが殻にしがみ付き、付着物をつまんでいます。 先日、3匹のタニシを屋内水槽に移したところ、こちらでも早速、稚貝が産まれました。触角の根元の辺りに黒い眼が確認出来ます。右横に写っているのはカワコザラガイです。水槽内を見渡してみると、もう1匹、マツモに引っ付いている稚貝を発見しました。こちらは殻が茶色くなっており、数日前に産まれていたようです。
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貝
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カワコザラガイは池沼や河川に生息する極小さな巻貝です。成貝は殻径約3mm、殻高は低く、笠形をしています。殻の周囲は透明です。裏側から見ると、小さなアワビのようです。よく見ると、二本の触覚も確認出来ます。水槽内にも水草に付いて侵入し、必ずと言って良いほど出没します。昼間は魚の捕食を避けて、砂利の間に隠れていることが多いですが、夜になるとガラス面を這い上がってきて、付着藻類を食べています。硬い水草や石の上にもいます。数の少ない内は目立たず、ヒメモノアラガイやサカマキガイほど目の仇にされることも無いようです。私も殆ど気にしていませんが、スポンジでガラス面を拭くと、藻と一緒に取れてしまうので駆除は簡単です。ドワーフボティア(インドシナ産の小型ドジョウ)はこの貝が好物で、下から突付き、剥がして食べていました。 |
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ヒメモノアラガイ(http://blogs.yahoo.co.jp/photoptosis/12503419.html)と共に、水槽内に出没する「スネール」として疎まれているサカマキガイ。殻高1cm強の小さな巻貝ですが、繁殖力旺盛で貪食、極度に増殖した時には、あらゆる水草を食い尽くしてしまうほどのパワーを秘めています。ヒメモノアラガイと生息場所、生態、大きさは同様ですが、サカマキガイは外来種で、水の汚れへの耐性もより強いようです。その名の通り、貝殻の巻きがモノアラガイ等とは逆になっています。また、モノアラガイの仲間が三角形の触覚を持つのに対し、サカマキガイの触覚は細長いのも特徴で、判別は容易です。 |
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ヒメモノアラガイは小川や水田、用水路などに棲む小型の巻貝です。水槽にも水草などに付いて侵入し、いつの間にか殖えています。成貝の殻高は1cm強で、殻口が大きく、蓋はありません。モノアラガイはもっと殻が大型で丸みが強く、殻口も大きな貝なので、飼育下でよく現れる写真の貝はヒメモノアラガイのようです。モノアラガイの仲間はタニシとは異なり、雌雄同体で卵生です。水草や石、水槽のガラス面などにゼラチン質に覆われた卵塊を産み付けます。 |
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今朝、屋内水槽でヒメタニシが交接していました。右側がオス、左側がメスで、共に殻径約1.2cm。水温26度。今月17日の記事(http://blogs.yahoo.co.jp/photoptosis/11646853.html)に書いたとおり、タニシのオスは右の触覚が曲がっています。これが交接器の働きをし、体内受精を行ない、メスの体内で稚貝まで育つ卵胎生です。いつ頃、稚貝が生まれるのか観察を続けたいと思います。 |




