アフリカ・ウガンダの自然と常識

ウガンダで撮影した写真を一枚ずつ紹介していきます。

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蜂を殺して思ったこと

ランニングから帰ってきてシャワーを浴びた。コンタクトレンズを付けたままだった。石鹸を取ろうとした時に、石鹸入れに蜂がとまっていることに気付いた。

小さな蜂だったが、蜜蜂ではなくて、アシナガバチやスズメバチみたいな、細身の蜂だった。何年か前に、この手の蜂に刺されたのを思い出した。両手を使って梯子を登っている時に、急にこの手の蜂が現れ、顔を刺されたことがあった。

過去の記憶を思い出し、小さな蜂でも刺されると痛いので、取り敢えず蜂を刺激しないことにした。シャワーを浴びる私は当然服を着ておらず、とても無防備な状態で蜂と向かい合っている。時々シャワーの水が蜂にかかるが、蜂は気にしていないようで、石鹸の入れ物の回りをゆっくりと回り続けている。

こちらも少し緊張を緩めてシャワーを浴び続けたが、油断はできないので、蜂から目を離さず定期的に観察する。シャンプーを終えたあたりで、蜂が水道の蛇口を登り始めた。蛇口を登り終えると、更に登るものはない。昆虫の習性を考えると、おそらく登り終えたところで羽を広げて飛ぼうとする。

飛んでその目の前にいるのは私だ。こちらが何をしなくても刺される可能性は高い。私は蜂を刺激しないことを諦めて、蜂を攻撃することにした。先ずは、シャワーの水圧を最大にして、蜂にシャワーをかけた。しかし、蜂の脚力は予想以上に強く、水圧のシャワーを浴びつつも、つるつるの蛇口を足でしっかりとグリップしながら歩き続ける。もし、相手に飛行を許そうものなら、自分の体が危ない。

そこで私はシャワーの温度を上げて、蜂に熱湯をかけることにした。私は基本的に昆虫が好きで、虫を殺すのはあまり好きではないのだが、状況が状況だけに選択肢がなかった。蜂もだいぶん頑張ったが、最後蜂は熱に負けて、熱湯にながされてしまう。

虫を殺すことがあまり好きでない私は、なぜ虫を殺してしまったかを考えてみた。先ずは、蜂には攻撃性があってしかも毒をもっているということ。あそこにいた昆虫が攻撃的でなく毒もなかったら、きっと私はその虫を殺していなかっただろう。次の理由は距離。いくら攻撃性があって毒を持っていても、蜂がいたのがあんなに至近距離でなくて、しかも自分が服をきていて、歩き去る選択肢があったら、蜂を殺していなかっただろう。

でも、これは人間対人間や人間対動物の間でもあることなのかもしれないと思った。相手が取るに足りないものだと気にもかけないが、変に何かしらの力を持っている人だと警戒したり、こちらはなにも思うところもないのに、なぜか攻撃を受けたりする。さほど力もなく無害なのが一番なのかなと思った。

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