フォトグラファー日記

新聞カメラマンが取材現場などで思ったこと・・・

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キヤノンとニコン

撮影機材のお話。私は機材のことはあまり詳しくないので、詳しく知りたい方はものの本でも読んで下さい。
私たち報道関係のカメラマンが使うカメラメーカーは大半がキヤノン(以下C)か、ニコン(以下N)です。
そして、現在では新聞に掲載される写真はほぼ100%がデジタルカメラで撮影されています。(広告に使用されている写真はこの限りではありません)。
新聞写真に本格的にデジカメが入ってきたのは、99年ぐらいからでしょうか。NがD1という一眼レフデジカメを売り出した頃からです。
その前も、一眼レフタイプのデジカメはありましたが、価格が1台200万円を超えるものであったり、使い勝手が恐ろしく悪かったりしたため、極めて限定的に使用されているだけでした。
NのD1は当時で定価が65万程、フィルムカメラの倍で買えたため、報道各社はこぞってD1を導入し、当時は報道の分野ではNが圧勝でした。
かつてから「報道のニコン」と言われ、一般紙(スポーツ紙以外という意味です)はNを利用していた会社が多かったので、レンズをそのまま使えるD1はすんなりと受け入れられたのでしょう。
スポーツ各紙は、オートフォーカスの技術が進んでいたCのカメラを使用している会社が多かったのですが、D1の登場で、Nを導入した会社も多かったです。
スポーツの取材現場へ行くと、Cのレンズ白、Nのレンズは黒のため、どちらの機材を使っているか一目でわかるのですが、当時は黒いレンズが急速に増殖していったような記憶があります。その後、NはD1を進化させたD1Hを発売し、Cとの差を広げ、一時はNの独壇場でした。
これに、Cが黙っているはずもなく、EOS1Dを開発してNに奪われた報道各社のシェアの奪い返しにかかりました。
その後の開発競争では、Cが圧勝。「報道のニコン」はいまや死語となった感じです(大げさか?)。
NはEOSに対抗して発売したD2Hが大失敗。CのEOS1Dマーク兇鉾罎戮謄離ぅ困ひどく、画質が悪くて使い物にならないものでした。確かにD2Hの画質はひどく、D1Hに大きく見劣りするものでした。旧製品よりも画質が低下するという「あり得ない」新製品でした。
やはり、デジカメを作るのは純粋なカメラメーカーであるNより、精密機器全般を作るCのほうが上手かったのでしょうか?
あまりのクレームに、Nは一部の新聞社には購入したD2Hを無料でその後発売されたD2Hsにすべて交換しているというウワサです。
現在ではNとCを両方導入した新聞社が多いようです。(私の会社にもキヤノンが導入されました)


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