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黒炭と白炭

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 現在世界で使われている炭には大きく分けると黒炭と白炭の2種類有る。

 黒炭は今でも此処ラオスの様な発展途上国では日常に使われている、当然薪も使われている。
 炭焼きも盛んだ薪も炭も雑木林から木が切り出される、一見自然破壊の様に見えるがそうでは無い森は 多少の木が切られる事によって活性化される昔の日本と同じだ里山から薪炭用の木を木を切り出し再生させる事によって森が生き返り人間の生活も自然も豊かに成る。

 此の2種類の違いは焼き方から来る。
 
 黒炭は炭窯に原木を入れ口炊きで窯の温度を上げて行く300度を超すと炭化が始まる炭化が始まったら口炊きを止め流入する空気を制限して蒸し焼きにする、窯の大きさ等で炭化が終わるまでの時間は様々だが2-5日位だろう、炭化が終ったら全ての空気を遮断して自然に窯と炭をさまし冷えた所で窯の口を開け炭を取り出す、原木の形状其のままに炭化した黒炭が出て来る。
 黒炭で有名なのは茶道の炭手前で使われる菊炭が有る断面が菊の花の様なのでそう呼ばれる、放射状にひび割れが無数に走り、周りに残った樹皮が菊の花を思わせる。
 果物とかを原型のまま炭化させたモノも黒炭だ此れは原木の形状が其の侭残る黒炭で無くては出来ない。
 
 白炭は炭化までの工程は黒炭と一緒であるが炭化後もう1工程余分な工程が有るネラシと呼ばれる。
 ネラシは炭化させる為に塞いだ窯の入り口に小さな穴を開ける事から始まる、再度空気を入れる作業だ
酸素が供給される事によって窯の中の黒炭が徐々に熾り始める、徐々に穴を増やし徐々に穴を広げて行く
空気の流入量が増える毎に真っ黒だった窯の中が赤く成って行く、此の時一度の空気を入れたら全て燃えてしまう、ネラシの時間は10数時間に及ぶ、その頃には窯の入り口は炭が取り出せる大きさまで広げられている、窯中の温度は1200度近くに成っている。
 炭化とネラシの間に炭の太さは原木の直径の半分にまで細く成る、体積で4分の1に縮小する勿論長さも縮小するので実際の体積はもっと小さく成る、樹皮ははがれ落ち燃えてしまう、炭そのモノも焼き細る白炭の歩留まりは重量比で原木の10%前後と言われる。
  
 ネラシで重要なのは空気の供給量の調整に有る、窯出し寸前までは大きく開けられたと言っても小さいモノだが其処から空気が入って行く中の温度が非常に高いし圧力も高いので自然に制限されている。
 口が開けられ空気が入り窯の中真っ赤に成るそう成ってからも炭の状態を観ながら時間が掛かる。
 口からも上に開けられた目からも窯の上部に開けられた穴からも青白いガスの炎が噴き出す。
 
 


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