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音の訪問者 『塩見調律事務所・塩見浩和』
どのピアノにも良い個性が備わっている!

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イメージ 1 最近の新品ピアノに共通して感じられることに

   目だって調律が狂い易いことが上げられます。

    これは弦楽器ならどれも同じ位、

   新しい弦は日々伸びてしまいますので仕方の無いことではあります。

    それが・・・です!

   今日は公共機関に納入された後の「K社 グランドピアノ」を

   弾いてらっしゃる先生からご依頼があり、

   当社(ヤマハ特約店)ではない技術者の後を見させていただきました。

   先生からは「K社の技術者さんには来てもらったが、異常なくらい狂うので

   お願い出来ますでしょうか?・・・。」ということで伺いました。

   これは、技術者の責任ではないのですが結果としては、このように思ってしまうのがお客様

   としては当然なのです。それくらいひどい狂いでした。半年で約半音ほど下がっていました。

   それで、3回ほど調律をして直しました。このK社のハンマーは良くて音色としてもタッチ

   の感じも悪くはないのです!(学校などではY社と比較すれば、断線しやすいようですが)

      
イメージ 2


   Y社の製品も負けず劣らず狂い易さが、昔よりもアップしています。これには原因があるのです。

   何故、昔より狂い易くなったか!といいますと工場で出荷されるまでにされていた

   調律の回数が減ってきた事と、本体や弦を止めてある木の部分のシーズニングが短期間になって

   不足している事が主な原因なんです。どのメーカーも確かに経済状況が苦しくなってきている

   事には違いがありませんが、かといってそういうシーズニング期間を短縮したり出荷前の調律に

   手を抜いていてもいいのでしょうか?

   弾かれる方にとっては、メーカーのそういう姿勢が透かされて写るものです。

  まだ定価を引き上げてでも、守るべきことはキッチリと守り楽器としての価値をつけて製造

  するべきと思います。タッチに関してもアクションのシーズニング不足からお客様宅に収まって

  から変化しはじめるので厄介なことになります。今のピアノを普通にお客様に使っていただく

  為には、私が思うに(独断的な文で失礼いたしますが、心を鬼にして申し上げますと・・)

  納入後に丸一日掛けて、工場でやり残された整調、整音を実施して、あと調律。次は、1ヶ月毎

  に調律を3〜5回、半年後にシーズニング不足から来るお客様宅にて出た整調の変化を修正して

  調律・・・・というのが最低条件になります。ここで発生した代金はすべてメーカーの保証として

  責任を負います。これから以降の調整は、お客様の使われる条件が入ってきますのでお客様負担

  というのが妥当ではないかと思います。つまり、定価を10万円ほど上乗せすれば解決がつきますね。

  その10万円はメーカーさんの利益ではなく、お客様に不安なく使っていただくための代行費用として

  実施された技術者さんに還元されるべきではないでしょうか?

  そこで技術者の腕にも開きがあるので、あるレベルをもった(世界共通のグレードでも作って)

  (ドイツのマイスター制度のような)方が伺うことも必要です。メーカー公認技術者にして

  管理させていただく。・・・というのがなんとなく理想なのですが、夢のまたまた夢のようです!

  実際、Y社製品を多く扱っています我が社では、サービスでメーカーさんのやり残しを実施して

  おります。特約店という立場なので直営販売店よりも販売利益は薄く、お値引きなどをすると

  ほとんど利益は残りません。一方、多く値引いてもまだまだ利益が残る直営店はどうかと申し

  ますと、納入後の調律に1〜2時間ほどで、これから弾かれていくうちにその性能が発揮できる
  
  ような調整は何一つ取られていないようです。それどころか2回目の調律も当然、有料で、かつ

  短時間・・・これでは、納めてからの調整で変わるピアノという楽器の質を落としかねません!

  全くピアノを弾かれた経験のない方ならともかく、新しいピアノはその性能を100%出して

  いくためのプロセスが(弾きこむことも含めて)必要であることを体感されてらっしゃることと

  思います。例えば、上記画像のように公共機関or学校(教育委員会)ですと当然、競争入札に

  なるわけです。

  そこで公共機関側or教育委員会としては、競争入札を公平な条件となるように(同等品)同士

  でという条件付きで入札を開きますが、メーカー間のそういったシーズニングの期間や材質の

  違いなどは考慮せずして、ほとんどが定価?だけを見比べて、定価が同じ価格なら同等品として

  間違った選出をしてしまいます。定価=同等品ではないのです。そこには当然メーカーさんの利益

  が絡んできますので、安価なコストで作られたものと高いコストで作られたものでは、楽器の質

  が違いますし、その後の大事な調整をどこまでやってくれるか「負担してくれる」でも、
  
  その製品の質がちがってくるのが、今の製品化されたピアノの正確な状況だとおもいます。       
   
 



    


 

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調律先の小学校音楽担任様からご質問がありました。

    <ピアニカの演奏とピアノの合奏の時ピッチがずれるんです・・・・>

  私は「ピアノのピッチが442Hzなので、ピアニカは440Hzだと思いますので
  それで合わないんじゃないでしょうか?」と話してしまいました。

  で、数日後勤務先の楽器店でピアニカの修理をしていたので、その話をしたところ
  「それは合うわけがないよ!」とピアニカのみならずリード楽器を知り尽くした技術者
   にいわれて、何故???と疑問・・・・。

  そうです!リード楽器には音階のひとつひとつに金属のベラ(リード)があるのです。
  そこに今回のヒントがありました。

  
  ピアニカの音源は「息=ブレス」です。

  つまり、息が均一でないとその先にあるリードの震え方が違ってしまい
  度ごとにピッチが変わってしまうのです。

  今までわかっていそうでわかっていなかったことにビックリ!でした。

  ピアニカ自体のソロ演奏でもブレスの具合でピッチ変動があるので、面白いのですが
  特にほかの楽器との競演はピッチ面でとてもズレが生じてしまいます。
  
  リードの長さや硬さ(柔らかいと鳴らない)を考えると音の振幅に限界があり、
  かなりトレーニングを積んだとしても、ピアノとのアンサンブルでピッチを合わせて
  きれいに響かせることは難しいようです。

  大好きなスティービーワンダーやジャズピアニストたちがピアニカで相打ちを入れたり
  していたのに、そういえばピッチは合ってなかったんでしょうね?

  ピッチが気にならないくらいの音量ってことも関係していたんだと思います。

 しかし!小学校の全員合奏では音量の大きく、特に絶対音感を持った先生なら
 二日酔いしそうなくらいのズレなんでしょうね。
  

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