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音の訪問者 『塩見調律事務所・塩見浩和』
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ピッチとは!

  ピアノの調律をする前に、「ピッチはいくつに致しましょうか?」という
  調律師のよくいうセリフがありますが、ピッチとはなんなんでしょう?

    
     ピアノにはピアノ線といわれる炭素鋼から作られた(弦)が張られております。
     弦=ミュージックワイヤーは(鍵盤を運動させると)ハンマーによって叩かれた
     衝撃で振動を起こします。

     この振動こそが我々の耳に聴こえてくるピアノの音ですが、鍵盤によって音が違い
     音階が作られています。現在の12音=平均率音階はフランスのメルセンヌによって
     考えられて、1722年にバッハ(J.S.Bach)が曲に使用いたしました。
     「平均率クラヴィア曲集48のプレリュードとフーガ」

     それ以降の鍵盤楽器や管楽器に平均率は使われています。
     ご存知のように平均率は、1オクターブの比率(1:2)を12の間隔に等分して
     それぞれの半音階の比率が一定になっていまして、どんな転調も12音の使用で
     可能になります。

     弦の振動数=ピッチ数、
     例えば、49Key、A音=440Hzの場合1Key=27.5Hzで88Key=4186Hzとなります。
     A音のピッチを441とか442Hzにすると各KeyのHz数はそれに対して変化致します。


49A=440Hzの場合

     1A=27.5Hz 4C=32.7Hz 16C=65.4Hz 28C=130.8Hz 40C=261.6Hz
52C=523.2Hz 64C=1046.5Hz 76C=2093Hz 88C=4186Hz

     
イメージ 1

弦の振動は弦自体の長さの半分の波長であって、弦の長いものほど低い音になって
    短いと高い音になって出てきます。あと、張る力を強くすると同じ長さの弦でも
    高い音になります。

    ピアノは安定した張力で長さもきめられ、各鍵盤に対する弦の振動数が決まってきます。
    
    また、軽く細い弦は高い音がして、逆に重く太い 弦だと低い音になります。
    弦の材質や太さ、長さ、張る力によって、ピアノの音が変わってきます!


イメージ 2

    弦の種類はメーカーによってその質が全く違いますので、自分の好みは
    S社だったり、Y社だったりと多種になってくるのだと思います。
    
    以上は簡単!な振動についてのお話でした。
    
    振動以外にもピアノの音に影響を与える「倍音」というのが非常に大事です。


イメージ 3

    ピアノにとっての倍音とは、ハンマーフェルトの質やボディの木の質が多く
    関係致します。
    
    例えば、あるAメーカーのピアノに別B会社の部品を使ってオーバーホ−ルしても
    なかなかB会社のピアノの音にはならない!・・・ということが起こります。
    それは、ハンマーや弦以外にボディの木に響く音響が変わっていないからなのです。 
    ボディ=倍音・・・・・。

    次回は簡単な倍音についてお話したいと思います。


    
    
    
     

      
      
     
     
     

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