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音の訪問者 『塩見調律事務所・塩見浩和』
どのピアノにも良い個性が備わっている!

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  何処まで出来ているかによってそのピアノのポテンシャルを上げる事が出来るピアノ整調。


         何処まで?・・・全工程まんべんなく
 
         基本は?・・・メーカーの指定推奨で決まる(設計の為)

         何故?・・・ 調律と相まって表現しやすく(安易ではない)するため

         定期調律ではどこまで?・・・・メーカーの指定推奨まで(調律師の考え方)


         誰が?・・・調律師



   やはり調律師しだいでポテンシャルまで変わると、言えそうですね!


   同じレヴェルではない調律師の世界、さて我が家のピアノはこれが最高の状態???

   私自身、問い詰めている事です。自分はこれ以上ピアノの性能や芸術性をアップできないのか?

   と、人のことより自分が責任ある仕事が出来たか?を考え続けてきたので何とかお仕事を

   いただけたのだと思います。そういう心はお客様に育てられたのだと感謝致しています。


   1鍵盤整調・・・鍵盤の下にあります棚板から定規で測って、白鍵上部まで何mmかを決めます。

           専門用語では【ならし】といいますが先程のように基準値をとってそれで
           
           ならし定規という工具で白鍵を全鍵同じ高さに揃えていきます。

           
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           白鍵が揃うまでに黒鍵の高さは決められません。黒鍵はご存知のように

           白鍵の間に位置する為、白鍵からの高さを定規で測って決めています。

           白鍵がバラついていたらそのまま黒鍵もバラバラなタッチになりますが

           実はこういうピアノが多いことに、現場では驚きます。皆さんは知らず

           に弾かれていることが多いのではないかと思われます。

  演奏技術を磨く為にも正しい鍵盤で弾きたいものですね!どんなピアノでも自分の音が出る。

  そんな条件を満たすには、練習に使っていますピアノがかなりその方のタッチに影響を与えて

  います。バラついていますと逆に練習では弾けたものが、他では違って強弱して思うように

  弾けなかったりした事があるのではないでしょうか?鍵盤で1mm違うとアクションからハンマー

  までに3倍の力で当たるピアノは思いとは違う音になる設計なのです。

  プロが厳しくコンサートピアノに注文を出すのはそんなことから、調整しだいで

  自分の演奏が変えられて、不本意な結果が出る事を知っているからです。

  皆様も実は同じなんです。素人だからそこまではと、ご謙遜される方が多いですが

  楽器を知らずして上達はありません。調律師任せでは無く、ある程度は仕組みを教わって

  調律師さんと一緒に考える、という方が増えるともっとピアノ文化が出来るのだと思います。

  

   

  

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  今日は早く仕事が終わったので、珍しく夕方のアップです。

  定期調律(年に1回〜2回)での作業を書いてみたいと思います。

  調律に伺うと一番最初に掃除機をお借りして、内部を分解してのお掃除や磨きから始めます。

  外装を外すと鍵盤、アクションをすべて分解し外していきます。

  そして、鍵盤下にたまった埃やチリを除去して鍵盤が入っていたバランスピンに付着した

  汚れを磨き取ります。

   
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このお掃除は整調作業にとってとても重要です。例えば鍵盤の高さや深さを調べるのに汚れた

  ままの状態では、鍵盤が引っかかったりして不正確な高さ調整になって、高さが不正確だと
 
  そこから鍵盤が沈む量(深さ)も違ってくるからです。これでは均一なタッチはつくれません。


   調律のときに見る整調工程をみてみましょう。

   【アップライトピアノ】

    1.ネジ締め(アクションのネジの緩みをとる)
    2.鍵盤調整(88全鍵)
    3.から直し(キャプスタンのゆがみをとって見る)
    4.鍵盤高さ調整(鍵盤の傾きをとって見る)
    5.鍵盤深さ調整 
    6.ハンマー接近点(レットオフ調整)
    7.ダンパー総上げ
    8.スプーン掛け
    9. ペダル調整

   【グランドピアノ】

    1.ネジ締め
    2.鍵盤調整
    3.ベッティング調整
    4.鍵盤高さ調整
    5.白鍵の高さ調整
    6.打弦距離調整
    7.黒鍵の深さ調整
    8.ジャック前後、上下調整
    9.接近(レットオフ)調整
    10.ハンマー戻り調整
    11.バックストップ調整
    12.スプリング調整
    13.打弦距離再調整
    14.ダンパー掛かり調整、総上げ
    15.ペダル調整
    
  以上がお伺いしたときに見ていく調整です。この整調といわれる調整は調律と同じに毎年

  少しの量が変化してきますので、細かく見ていくほど内部の機能面がよい状態で維持されます。

  そして上記の各工程でどのくらいの寸度であわせるかは、勿論ピアノによって基準値なるもの

  があるのですが、弾く方のご希望やピアノの状態によって許容範囲の中で調律師が作っていきます。

  専門用語ばかりなのでご興味のある方は是非コメントしてくださいね!

  お答えは次回のブログでアップしたいと思います。
  
  
 
      

 


    
  

これも気持ち??

   アップライトピアノ整調第2弾・・・これも気持ち??

     バランスピンと同様、整調をする為の基本中の基本の一つにペダルの雑音があります。

     いきなりバランスピンから飛んでいるような話ですが、バランスピンが鍵盤を外して

     お掃除した際に見る工程ですが、ついで・・・というか効率から考えてもちょうど

     鍵盤が外れているので、アクションとペダルをつないでいる箇所が(雑音が出やすい部品)

     点検しやすいのです。ですから、私はバランスピン磨きの次にみるべき工程としています。

     
     今日もある先生からのご紹介で、今まで他の調律師さんが見ていたピアノを見させていただき

     ました。・・・・やはり・・・ペダルを踏むと(ぎりぎり)or(ギュ・・ギュ・・)と

     雑音がでているではありませんか!

     お客様に聞くとだいぶ前から出ていて、直らないのでは・・・と諦めていたそうです。

     ピアノはヤマハのアップライトです。この「ギュ・・ギュ・」音はヤマハの部品に関係して

     いるので、調律される方なら原因もわかっている・・と思いたいのですが、残念!ですね。


     いくつかご紹介の際、大半がこのような雑音を残したまま、調律されていることが

     多いように思います。


     原因はここです!!
      
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この棒のような部品がペダルから連結している「突き上げ棒」と呼びます。

     奥が右(ダンパー)ペダルで手前が左(ソフト)ペダルです。この突き上げ棒は

     こちらのアクションのゴム部品(黒い・・ピンボケでわかりにくいですが)へと

     つながってアクションのペダル部品を押し上げて、それぞれのペダル効果を出しています。

    
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     ということで、ヤマハはここがゴムなのでどうしても雑音が出やすいのです。

     勿論ゴムでなければいいのですが、ヤマハがつけているので仕方ないのと、違う

     共通部品も存在しないのでなにか対策をしないと、お客様に我慢してもらう事に

     なります。私は雑音が気にならい方はいないと思って仕事をしているので、絶対に

     消して帰ります。とてもよい整調が出来たとしても、雑音で帳消し!だと思いませんか??


     でも20数年間お仕事をさせてもらって、この対策を考えていたピアノに出会ったことが

     ありません。私だけ???なんでしょうか。こんな作業は簡単に出来ることだけに

     気持ちが入ってない!というように考えてしまいます。

     対策に使っているグリスは時間をかけて部品にも悪くないものを使っています。


     ヤマハで新素材を研究すればいいのに・・・と思っているのは私だけかもしれません。

     皆さんは気になりませんか???
     

     

     

気配り!

    整調の基本・・・気持ち?

   気配りでお客様に喜んでいただけることがたくさんありますが、例えばこんなこと・・・。

   
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調律をする前にお掃除していますが、鍵盤を取り付けています【バランスピン】を磨く

   だけで鍵盤の反応が数段あがるのをご存知でしょうか?みがくには特別時間がかかる

   わけではありません。お客様とお話しながらでもできるのです!

   

   ここを磨くと、鍵盤のレスポンスが上がって表現力も広がります。(勿論演奏される方

   にとっては必要な整調かもしれませんね)

   一にも二にも、まず私はここをしてからでないと次の工程に進みません。無骨なようですが

   この次に出てくる整調作業にも明らかに影響を及ぼすのです。

   極端な言い方をすれば、ここなしでは次の調整工程作業が生きてこないとも思われます。

   いくらアクション調整に時間を掛けても、一番肝心の演奏する鍵盤がスムーズでないと

   意味がありません。硬い、トリルがし難い、グリッサンド抵抗がありすぎるなどの症状と

   そんな余分な抵抗をもったまま、タッチ調整を行ったとしてもうわべの調整と化すからです。


   知識と心と気持ちをもって仕事するのと、そうでないのとは全く違ってきますね!

   心が人それぞれですから調律結果が調律師によって変わるのかもしれません。(怖〜い)

   

   

   




 

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