Piazzollatime裏ブログ

ピアソラばっか弾いてます。

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ブエノスアイレスの秋です。
ブエノスアイレスの四季で紹介するのはこれが2曲目ですね。
ちなみにブエノスアイレスの夏は紹介しました。


・曲の背景
ブエノスアイレスの四季中でも2曲目に作曲された曲です。
作曲は69か70年ですね。

夏が62年だったので、8,9年あけて2曲目が作曲されたことになります。
ブエノスアイレスの夏を作曲後スランプに陥っていたのも関係します。


はじめは「ブエノスアイレスの夏」単体の曲でしたが、この秋を作曲後に「四季」として作曲することを決めたようです。
4曲すべて作曲され、まとめて演奏されたライブ音源のCD「レジーナ劇場のアストルピアソラ」は有名ですね。


上の動画はモントリオールジャズフェスティバルの音源です。
ピアノの長いソロが素晴らしいですね〜。
個人的にはこの曲の中でもっとも良い演奏だと思います。





・曲の構成
この曲の特徴を一言で言うならば

力強さと哀愁

ですかね。

全体的に力強く切れのいいテーマで占められてます。
その中に前半バンドネオンのゆったりとした下降音系が入り、後半では似たような音系がバイオリンによって奏でられます。


つまりは力強い音系とゆったりとした音系が交互に現れます。
おおまかなつくりはシンプルですが、それぞれの場面で少しずつ雰囲気が異なってます。

ブエノスアイレスの実際の秋がどんな感じか想像することしかできませんが、
個人的なイメージとしては「実りの秋に喜ぶ一方で、秋の哀愁が漂う」感じですね〜。
どうでしょう?




・編曲
この曲も夏と同様、ホセ・ブラガート版を使ってます。
ブラガート版は「ブエノスアイレスの四季」に関しては非常に素晴らしい編曲ですね。


この曲の基本通りの編曲でありながら、本来5重奏には無いチェロをうまく使ってますね。

ただいつも難しいと感じるのはやはり前半のバンドネオンソロ。
1回目のゆったりとしたテーマです。

チェロでこのソロを弾いているのですが、譜面どおりに弾いてしまうと練習曲のようなつまらなさになってしまいます。
この雰囲気を失うことなく、チェロで弾くというのはやはりむずかしい。
ピアソラが弾いているように弾いたところで、バンドネオンのようにはいかないですからね。

とくにこの曲の場合は弓順が迷います。
長い音をアップ、ダウン、と交互に弾いて、残りの音は弓先と元で弾いてますね。
弓先と弓元の感じが出すぎないようにするのが難しいですな。

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