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2月18日市原市民会館 待望のこの日がやってきました。
今回の演目は興味深い曲ばかりで本当に楽しみにしていました。
1.メンデルスゾーン交響曲第5番「宗教改革」 スコットランドでもなく、イタリアでもなく、宗教改革というところがしびれます。
わたしはこの曲のアグレッシヴなところが気に入っていて、
ここ一番の大勝負の時に好んで聴いている一曲でもあります。
本日は一楽章の後半から団員の戦闘モードが本格的になって来たのを感じました。
ホルンの神々しい響きは絶品で、ルターの塔の体験を思わせる啓示のような雰囲気を十分感じ取ることが出来ました。
二楽章ではメンデルスゾーンの交響曲では随所に感じることの出来る爽やかな風を弦楽器からの音響から十分に感じることが出来ました。しかしこの曲のハイライトは何といっても三楽章の孤独の中に一条の光が差すような、そしてそれに続く4楽章冒頭の「神はわがやぐら」のコラールのメロディーの箇所のフルートの音色でした。
わたしはこの箇所に特別の思いがありましたから、この名演奏に思わず涙しました。
細かいことですが今回の初版に含まれるレチタティーボは初めて聴かせていただき、
貴重な体験をさせていただき感謝しています。
また本日一番の期待していた4楽章の主要テーマともいえる霊の戦いと完全な勝利を存分に堪能することが出来て本当に満足いたしました。
市原フィルの方にお尋ねしたいのですが、この曲を最初に据えたのは何故でしょうか?
本日のプログラムを見ると最終曲でも良いのではとも思いましたが、ひょっとして演奏者でなければ分からない何かがあるのでしょうか。
追伸:黄金色のホルンを持つ女性奏者の方(青野さんかな、それとも江花さん?)、
わたしはあなたのことが好きです。(神々しいホルン素敵でした。)
2.ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編曲版) 歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」 初めて聴く曲でした。穏やかな川の流れと、徐々光差す風景を感じることが出来ましたが、一回では十分にその良さを理解することが出来ませんでした。
わたしも曲が終わって拍手を控えた者の一人ですが、組曲みたいにまだ続くと思っていたんです。
こうゆうハプニング的な珍しい事が起きた場合はもう一回繰り返し演奏をしても良いかもしれません。
3.ボロディン交響曲第2番 冒頭から市原フィルの皆さんがこの曲に自信を持っていることが十分にわかりました。
この様な演奏聴くと、こちらの気持ちまで清々しくなり本当に心から楽しめます。
いつも思う事ですがこのようなボロディン特有の温かい日差しの注ぐ広大な大地のような響きを聴くと、作曲家特有の響きを表現するのが本当に上手なオーケストラだなと感心させられました。
そしてこの曲のハイライトは何といっても三楽章のアンダンテです。
ボロディンならではの温かい愛情溢れる音楽を十分堪能することが出来ました。
(ボロディンのアンダンテって本当に素敵だよな〜)
全曲を通じて今日の金管と木管の響きは表情が豊かで、音楽そのものが持つ素晴らしさと同時に、団員お一人お一人の音楽に対する愛情を感じ取ることが出来て、本当に幸せな思いをする事が出来ました。
4.アンコール ストラヴィンスキー サーカスポルカ
演奏の前に指揮者の小出さんが曲の解説をして下さり、よく理解してから聴くことが出来て本当に嬉しかったです。小出さんはお話が上手なのでこれからもこのようなスタイルを多く取り入れて欲しいと思いました。二曲目のムソルグスキーといい、この曲といい、新しい曲に次々と挑戦される市原フィルの皆様にただ脱帽いたします。
新しいレパートリーを次々と開拓されている市原フィルの皆さんですが、
わたし個人としては一人の作曲家を極めるべくロマン派作曲家のチクルスに取り組んでほしいと思います。前回のシューマン、今回のメンデルゾーンと来れば、当然次回はブラームスを期待しますが、3人を一度に取り組んでしまうのもいいのではないかと思います。
例えば
1.シューマン「マンフレッド序曲」
2.メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」
3.ブラームス「ドイツレクイエム」
みたいな感じでいかがでしょう。
是非ご検討お願いします。
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