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昨日は昼間は雑事に追われた。夕方からエルサレムの先輩のお宅に。途中のバスの中で、Lipschitsの論文を読む。考古学がイスラエルにおいてどのような政治的宗教的役割を担ってきて、それが19世紀から今日に至るまでどのように変遷してきたかを一般向けに書いたもの。論文というよりも雑誌の特集記事の前書き。まとまっていて読みやすい。かつては、そして今もなお、ユダヤ人帰還の根拠として考古学が利用されている事実などが語られている。それでも聖書学と考古学との分離は、かなりはっきりしてきており、かつてのように「聖書考古学」と題するコースや書籍などは激減しているように思える。「ヘブライ考古学」という呼称もドイツにはあったようだ。それでも歴史とリンクさせようとするときに聖書の記述と結び付けようという試みは広く行われている。これは聖書の中に史実性の高い記述が存在するゆえでもある。 |
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