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スズメたちが欲しかったのは…
カッパが頭にかぶっていた100均プラスチックカラーざる。
ダメだといわれると、ますます欲しくなるスズメたちであった。
これがいいでちゅん!100均がいいでちゅん。ちゅん〜〜〜。
よく考えたら、ざるなんか何でもいいじゃないぴか…
トリがみさまは、ちょっと引き始めた…。
ダメったらダメでっか!!!
これあげるから、あきらめるでっか!!
泣き落とされてはかなわないので、カッパはすぐさま川に逃げ込んだ。
いっぱいざるを落としていったでちゅんよ…。ちゅん…。
あたり一面、金のざると銀のざると竹のざるが散らばっていた。
これで冥途(から)の土産ができたでちゅんよ…。ちゅん〜〜〜。
こころなしか、スズメたちはちょっと悪い顔をしていたようだったが、トリがみさまはあえて見なかったことにした。
つづく
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漫画 「トリがみさま」
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<今までのあらすじ>
粟穂をめぐる鳥たちのケンカを仲裁しようとしたトリがみさまは、とばっちりを食らって頭の光輪をなくしてしまった。
光輪がないと天国に帰れないうえに、杖まで地獄に落としてしまったトリがみさまは、賽の河原から出られなくなってしまう。
賽の河原で雛鳥たちを救い、管理人を手伝ったトリがみさまはポイントカードをもらう。ポイントを貯めると地獄から出られるかもしれないのだ!
旅を続けるうち、トリがみさまはスズメのチュンとその仲間たちに出会う。彼らは水の枯れた河原でしきりに小豆を研ごうとしていた。
トリがみさまの神通力で川の水は復活したが、スズメたちは大事なザルを流してしまっていた。
そこに現れたのは、謎の河童だった…。
ほらほら〜、さっさと答えるでっか〜〜!
金のざる〜、銀のざる〜、それとも竹のざる〜〜?
スズメたちはほぼ同時に同じざるを指さした!!!
これでちゅん!これがいいでちゅん!このざるがほしいでちゅん!
これでぴ!トリがみさまは関係ないでちゅんよ…。
ええええ〜〜〜〜〜!!?
こここ、これでっか〜〜〜〜!?
こおおお、これはダメでっか!!非売品でっか〜〜!!!
これは100均のプラスチックカラーざるでっか!
お気に入りでっから、これだけはあげられないでっか〜〜!!
つづく…けどすぐUPするですよ。
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前回のお話はこちら→ 漫画 「トリがみさま」 ㉒
シャラララ〜〜〜ン…
というきれいな音とともに現れたものを見てーーー
トリがみさまもチュンも思わず絶句してしまった…。
あ〜なたがたが〜、落としたのは〜、
この金のざるでっか〜?それともこの銀のざるでっか〜?
そ〜れとも〜〜、
…この天然素材の〜、竹のざるでっか〜?
さああ〜、ずばっと答えてちょうだいってか〜〜!
スズメたちはとても興味をひかれたものがあったので、
無言で次のカッパの言葉を待っていた。
トリがみさままでもが、スズメたちと一緒になって、期待を込めた目で一点を見つめ続けた…。
つづく
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前回のお話はこちら→ 漫画 「トリがみさま」 ㉑
トリがみさまはおそるおそる尋ねた。
…スズメたち、全員いるでぴか?
いなかったら、どうしてくれるでちゅんよ!!
ちったく、無責任でちゅん!!
人の好いスズメ1:まあまあ、みんな無事だったんでちゅんから、良しとするでちゅんよ。
人の好いスズメ2:そうでちゅんよ!おかげで、やっと仕事にとりかかれるでちゅん。
※スズメたちは、久々に水浴びしたので皆ちょっとかわいくなっていた。
…!!!!仕事といえば…!
し、しまったでぴ!!小豆が全部流れてしまったでぴ!?
あ〜、それならだいじょうぶでちゅんよ。
全部ダミーの小石だったでちゅん。
水がないのに洗えってのが、どだい無理な注文でちゅんから、フリだけしてたでちゅん。はあ!?
小豆はこの通り無事でちゅんが…、困ったのはざるでちゅんよ。全部流れたでちゅん。
そのとき、川の中から、シャラララ〜〜ンという美しい音が聞こえてきた。
つづく
この音に聞き覚えがある人は、そうとう古いブロ友さんでぴ。
元ネタはこちら→鳥マンガ「ナイトメア ピイさん」
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前回のお話はこちら→漫画 「トリがみさま」 ⑳
次の瞬間、背後にただならぬ冷気を感じ、チュンが恐る恐る振り返ると…
!!!!!
ドピシャ〜〜〜〜〜!!
キャ〜〜〜〜ッ!!!鉄砲水でちゅん!!!
ちゅちゅ〜〜〜ん!!ちゅちゅ〜〜〜ん!!
ちゅちゅ〜〜〜ん!!ちゅちゅ〜〜〜ん!!
ちゅちゅ〜〜〜ん!!………
スズメたちの悲鳴も、すぐさま轟音にかき消されてしまった。
さすがにトリがみさまもこれはちょっとヤバいかもしれないと思い始めたが、辺り一面 ものすごい水煙でなにも見えなくなった。
やがて徐々に水流はおさまり、川面は滑らかに空を映し始めた。
川岸にはぬれねずみになったスズメたちが打ち上げられていたが、トリがみさまは人数を数えるのがちょっと不安になった。
つづく
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