たん短編

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翌日、君を迎えに行くと約束よりも5分早く着いたのに、準備はできていたらしく、すぐに出てきてくれた。
 
いつも見ている制服姿もかわいいけど、私服姿の君もすごくかわいい。
 
「山下君、どうしたの?今日の服、変かな?」
 
つい、見とれてしまっていた。
 
「ううん。そんな事ないよ。」
 
本当はかわいいって言いたかったけど、恥ずかしくて言えなかった。
こんな状態でちゃんと伝えられるんだろうか・・・。
 
何やってんだよ・・・俺・・・・・。
 
 
最寄駅から二つ先の駅で降り、しばらく歩くと、そこには大きな公園がある。
園内には、運動できる広場や遊具などが置かれている所のほか、サイクリングコースや季節の花が植えられている花園などもあり、今日みたいな天気の良い休日は、家族やカップルでにぎわっている。
 
その広い園内の中に、小高い丘があり、大きな樫の木が一本そびえたっている場所がある。
 
そこは、5年前の夏休み最後の日、君と待ち合わせた場所。
でも、その約束を守ることが出来なかった俺。
 
「この公園に来るの、久しぶりだな〜」
 
そうつぶやいた君が少し、さみしそうに見えた。
 
「木島、話があるんだけど・・・。」
 
「話って何?」
 
突然、話があると俺に言われた君の顔が一瞬曇った。もしかして、別れ話と勘違いしているのかもしれない。
早く、俺の想いを伝えなくては。俯いてしまった君に、
 
「木島、顔上げて話を聞いて。」
 
ゆっくりと顔を上げた君に笑顔はなく、今にも泣きだしそうな顔になっていた。
俺は、ゆっくりと深呼吸をした。
 
「まず、木島に謝らなきゃいけない。5年前の小学校6年生の時の夏休み最後の日。ここに来ることが出来なくてゴメン!」
 
「えっ!?どういう事?」
 
「約束破った奴の事なんて、もう忘れているよな・・・。」
 
「山下君・・・えっ!涼太君?」
 
「そう・・・。俺、あの時の涼太。あのキャンプってみんな下の名前で呼び合ってたから、苗字まで覚えてないよな。仕方ないよ・・・。」
 
「りょ・・・涼太君・・・どうして・・・」
 
君の目から、大粒の涙があふれ出した。
 
俺は、その涙を手で拭った。
 
「あの時は、本当にゴメン。謝っても謝りきれない。許してもらえるなんて思ってないし。俺、あの日ちゃんと来るつもりだった。でも、あのキャンプの後に風邪をこじらして肺炎になって、入院していたんだ。病院抜け出して、会いに行くつもりだったけど見つかっちゃって・・・。だから、母さんに頼んだんだ。この本を届けてって。」
 
持っていたカバンの中から、君に貸す予定だった星座の本を取り出した。
 
「でも、母さんが公園に着いた時には、約束の時間が過ぎていて誰もいなかったって。約束の時間が過ぎてたんじゃ、しょうがないよな・・・。」
 
「ううん!違うの!」
 
止まりはじめていた涙が再びあふれ出していた。
 
「違うの。私も・・・私もあの日約束の時間に行けなったの。お母さんに用事を頼まれて、どうしても断れなくて・・・。急いでここに来たときはもう夕方で、誰もいなった。私の方こそ、ごめんなさい・・・」
 
「もう・・・泣かないで・・・」
 
気が付くと俺は、拭っても拭っても止まらない涙を流している君を抱きしめていた。
 
「俺、あのキャンプで木島と出会ってから、ずっと好きだった。だから、高校生になって再会したときは、本当に嬉しかったんだ。」
 
「・・・う・・ん・・・」
 
「木島から告白された時は、信じられなかった。5年も片思いしていた人から告白されるなんて思ってもみなかったし。」
 
「・・・う・・ん・・・」
 
「すっげー嬉しかったのに、俺・・・恥ずかしくて、冷たく言い返すことしか出来なくて・・・。格好悪いだろ?」
 
「そっ、そんな事ないよ・・・。山下君は、カッコイイよ。」
 
「ありがとう。木島・・・。今日は、ちゃんと言わせて。」
 
俺は抱きしめていた君を体から離し、涙が止まりはじめていた君を真っ直ぐ見つめて、
 
「俺・・・・俺、あなたの事が好きなんです。5年前、初めて会ったときから、ずっと、ずっと好きなんです!」
 
俺は君の涙を拭って瞼にキスをした。
 
「わっ、私も、山下君の事、好きです!」
 
「これから、木島じゃなくて、奈緒って呼んでいいかな?」
 
そう言いながら、顔が赤くなっていく自分が恥ずかしい。
 
「私も、涼太君って呼んでいいですか?」
 
「うん。いいよ。」
 
 
 
あれから、俺たちの恋がゆっくりと変わり始めた。
 
「奈緒、今日の帰りに本屋に行くけど、一緒に行くか?」
 
「うん。行く!あっ!涼太君。この前借りた星座の本、もう少し借りててもいいかな?」
 
「うん、いいよ!奈緒に貸すの、5年も待たせたんだから・・・・。」
 
 
俺は、どんどん奈緒を好きになっていく。
これから先、ずっと・・・・・・。
 
 
 
       「好きなんです!」最終章あなたが好きなんです!
 
                                    終わり
 
 
 
 
 
長々とお付き合いくださいまして、本当にありがとうございます。
 
本当は、もっと簡単に短く書くつもりだったのに
 
こんなに長くなってしまいました(~_~;)
 
また、次の作品書けたら載せますので
 
ぜひぜひ、暇なときにでも読んでいただけると嬉しいです。
 
本当に、ありがとうございました<(_ _)>
「おい山下。今日の放課後って、お前何か予定あるか?」
 
あんまり話をしたこともない、クラスメートから放課後の予定を突然聞かれた。
俺は、友達は少ない。中学の時は小学校から、そのまま上がった様なものだから、気の知れた友達はたくさんいたが、さすがに高校に入ると、なかなかそうもいかず、だからと言って、自分の気持ちを潰してまで、友達を作る気もなかった。
だから、いつも読書に励んでいる理由(わけ)で。
 
今のクラスでも、何か用があれば、クラスメートと話はしたりするけど、放課後の予定を聞かれるなんて何だろう?
 
「特に予定はないけど・・・何?」
 
「今日さぁ、俺らカラオケ行くんだけど、山下もよかったら一緒に行かないか?」
 
「カラオケ・・・ごめん。興味ない!」
 
「なんだよ〜付き合い悪いな!本ばっかり読んでないで、たまにはパーッとしようぜ!」
 
この彼は、根暗な俺に気を使ってくれているのは、すごくわかる。でも、本当にカラオケなんて興味ないし。
 
「いや、やっぱり・・・・」
 
もう一度ちゃんと断ろうとしたとき、
 
「男ばっかじゃねぇぞ!佐々木絵美と木島奈緒も来るって言ってるしよ!」
 
「えっ?木島も来るの?」
 
「ああ、来るってよ。」
 
「わかった。行くよ。」
 
「おっしゃー!そうこなくちゃ!」
 
この時は、木島が来ると聞いて、思わず反応してしまった。
 
俺は、木島奈緒にずっと片思いをしていた。
きっと君は、俺と出会った時の事なんてもう、忘れているだろうけど・・・。
 
だから、木島から告白された時は正直、狼狽えた。
夢でもみているのか?冗談なのか?いろいろな事が頭の中を巡った。
 
「私、山下君の事が好きです。付き合ってください。」
 
ずっと想い続けてきた人に、あんなに真っ直ぐに告白されたら、断る理由なんてない。
考えたって、何一つ見つからない。
 
嬉しいのに、はずかしくて、本当に告白されたのかも信じられなくて、つい冷たく
”本気で言ってるの?” なんて言ってしまった自分に後悔した。
 
それでも君は、好きだって言ってくれて、バンザイまでして。
 
俺の方が君の好きよりも、上回っているのに・・・。
 
俺・・・すげー格好悪い・・・・。
 
付き合いはじめて、真っ直ぐで素直な君と一緒にいると、自分がすごく小さく見えることがある。流星を見に行くときだって、両親の許可もらってとか言いながら、自分の親には、本当の事なんて言ってないし。
 
君にちゃんと伝えなきゃいけないことだってあるし、もっと触れたいのに、なんだか怖くて、本当は触れられなくて。
 
あの時のキスだって、君より俺の方が、心臓が壊れてしまうんじゃないかってほど、ドキドキしてた。
 
これからもずっと、ずっと、君と一緒にいたいから、そばにいてほしいから、俺の想いをちゃんと伝えなきゃいけない。
 
君から告白されるよりもずっと前から、君を好きだって事を!
 
 
 
「木島。明日の休みって、何か予定入ってる?」
 
いつもの様に、君と手をつなぎながら帰るようになってだいぶ経つけど、いまだに手をつなぐ瞬間はドキドキしてしまう。
 
「えっ?明日?特に、予定はないけど。」
 
「よかった。実は明日一緒に行ってほしいところがあって・・・。」
 
「本当!行く!行く!」
 
すごく嬉しそうに隣で微笑んでいる君をみて、またドキドキしてしまった。
それがバレないように、少しずれたメガネを直した。
 
「じゃあ、木島の家まで迎えに行くから。」
 
「うん。お願いします!」
 
明日、必ず君にこの想いを伝える。
 
もう、絶対逃げない!
 
 
 
  後編へ続く・・・・・
 
 
今回で、最終章になります。
 
しかも、山下君目線で書いております。
 
では、後編へ
「木島、寒くないか?」
 
「ちょっと寒いかも。あっ!スープ飲もうよ。少しは温まるよ。」
 
「そうだな。せっかく木島のお母さんが作ってくれたんだし、もらうよ。」
 
スープを飲むと体の中からじわっと温まり、先ほどまでの寒さからは、少し解放された。
 
「せっかくスープで温まった体、冷やしたくないから・・・・。」
 
そう言った山下君が、持ってきた毛布を後ろからバサッとかけてくれ、『俺も入れて』と、毛布を少しまくって、体をぴったりとくっつけて横に座った。
 
「寒くないか?」
 
「うっ・・・うん。」
 
いきなりの思わぬ山下君の行動に、私の心臓は壊れそうになるくらい、ドキドキが止まらない。横に座っている山下君は、至って普通だし。
 
「木島、ピーク始まったみたいだぞ。」
 
そう声をかけられ、ドキドキして流星の事をすっかり忘れていた私は夜空を見上げた。
山下君が言っていたように、たくさんの星が澄みきった夜空に降り注いでいた。
流星を見ている山下君の横顔は、無邪気な少年の顔で、私の事をまた、ドキドキさせた。ドキドキしてるのは、私だけ?ふと、そんな疑問にかられて、夜空を見上げながら、
 
「流星、すごく綺麗で見ていたいけど・・・私・・・・。山下君にドキドキしちゃって・・・・。」
 
「俺も・・・俺もドキドキしてるから。」
 
「えっ!?」
 
「手、つないでもいい?」
 
夜空を見上げたままの山下君が私の手をとり、自分の胸に私の手をあてた。
 
「やっ、山下君?」
 
「なっ、ドキドキしているだろ。恥ずかしいから木島にバレないように、ずっと空見上げてたんだ。」
 
「同じ気持ちで・・・山下君と一緒にドキドキ出来て、うれしい。」
 
「うん。俺も。」
 
それから私たちは、ピークが終わるまで夜空いっぱいに降り注ぐ星空の下で、ギュっと手をつないだままで過ごした。
 
流星のピークがすぎると、寒さのせいもあり、帰り始める人も出てきた。
 
「なんか・・・みんな帰り始めてるね。」
 
「もう、ピークも終わりだから・・・。流星が肉眼で見れるのもあと1時間ぐらいだからな。俺たちもそろそろ帰るか?木島が風邪引くと困るし。」
 
「大丈夫だよ。毛布かけてくれてから、寒くなかった。温かかったよ。」
 
「ねぇ・・・木島・・・・」
 
声をかけられ山下君を見ると、ゆっくりと山下君の顔が近づいてきて、私の唇に山下君の唇がやさしく重なった。
 
こっ、これって、キス!?
突然起こった出来事に、びっくりしすぎて体が固まってしまった。
 
少し落ちつきを取り戻していた私の心臓は、異常な速さでドキドキを繰り返し、倒れそうになった。
すると、再びゆっくりと山下君の顔が離れていった。
間違いなく、耳まで真っ赤になっている私の顔を見つめながら
 
「急に・・・ごめん・・・。びっくり・・・させたよね。」
 
その問いに私は、首を上下左右にブンブンと振り、
 
「ご、ごめんなんて言わないで・・・・。ちょっと・・・びっくりしたけど・・・」
 
続く言葉が恥ずかしくて言えず、黙っていると
 
「びっくり・・・したけど?何?」
 
「びっくりしたけど・・・嬉しかった。」
 
「よかった。」
 
そう言った山下君の顔が再び近づいてきて、私にやさしくキスをしてくれた。
 
 
 
 
星空デートから1週間。
私の胸のドキドキは、いまだに止まらなくて、あのキスを思い出すだけで、顔がニヤニヤしてしまう。そんな私を見た絵美は、
 
「奈緒、キスしたでしょ!」
 
「えっ!あっ!なっ、なんでわかるの?」
 
「奈緒の顔、見てればわかるわよ〜。だって、顔にキスしましたって書いてあるもん。」
 
「えっ!どこ?どのへん?」
 
「奈緒、笑える!」
 
私、絵美にからかわれてる・・・。
 
「もう!絵美!!」
 
「まあ、落ち着いてよ。実は、心配してたんだからね。がり勉が奈緒の事、好きってハッキリわかったし。奈緒は大事な親友だから、傷ついてほしくないから。」
 
「絵美、ありがとう!」
 
私は、絵美に抱きついた。
 
「ちょっと、奈緒。抱きつく相手、違うでしょ!」
 
とか言いながら、私の頭をヨシヨシと撫でてくれた。
 
あれから、山下君との3回目のキスはまだだけど、そんなにたくさんキスされたら、今度こそ気絶しちゃう。この前は、夜だったから耳まで赤くなった顔バレてないと思うし。
山下君とは、焦らずにゆっくりと恋をしていきたい。
 
「木島、今日帰りに本屋に行きたいんだけど、一緒に来てくれる?」
 
「うん!いいよ!」
 
教室にいるときでも、たくさん話しかけてくれるようになった山下君に、この先どれだけの胸キュンを向かえるのだろう。私、山下君を好きでよかった。
 
 
    星空が好きなんです!   終わり。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
頑張って、恋を発展させてみました(*^_^*)
 
好きなんですシリーズ、次回の章が最後の章の予定です。
 
忙しいけど、頑張って書き上げますよ〜
 
今後もよろしくお願いします<(_ _)>
さかのぼる事、4日前。学校帰りに、山下君からの突然、デートの誘いがあった。
 
付き合ってるから、デートの誘いなんて普通なんだけど、私たちの場合は、それがあまり無いから、驚いたわけで・・・。
 
「木島、今度の土曜日ってあいてるか?」
 
「えっ!あいてるけど、なんで?」
 
「土曜日の夜中から日曜日の明け方にかけて、流星が見れるんだよ。木島、星見るの好きみたいだから・・・・。だから・・・よかったら、一緒に見たいなって思って。」
 
「うん!!私も一緒に見たい。」
 
あまりの嬉しさに声が上ずってしまった私にくらべ、山下君は相変わらず落ち着いた様子だったが、上ずった私の声にクスッと山下君は笑っていた。
 
「でも夜中だから、ちゃんと親の許可を取ってもらわないとダメなんだけどな。」
 
「大丈夫。うちの親、そんなにうるさくないし、ちゃんと行き先がわかっていれば。」
 
「そっか、それならよかった。」
 
嬉しそうに山下君は、微笑んでいた。
 
 
流星かぁ・・・・・。そういえば、誰か流星好きとか言っていた子いたな〜。誰だか思い出せないけど。絵美じゃないことは、たしかだけど。こんな事言ったら、マジ切れおこしそう・・・・。
 
「木島、当日なんだけど、冬の夜だからすごく寒いだろ。風邪ひかないように、あったかい格好で来いよ。」
 
「うん。わかった。なんか・・・すごく楽しみ!」
 
「そうだな。」
 
微笑んでる山下君の横顔にキュンとなった。
最近、よく笑ってくれるようなったな。山下君。
 
その日のうちに私は、両親に流星を見に行きたいことを伝えると、反対の「は」の字もなく、すぐにオッケーが出た。ただし、携帯電話の電波が届いている所に必ずいる事。そして、近くの小学校の校庭が開放になるらしく、そこで見ることとの条件はついたが、ダメって言われなくてよかった。
でも、その後お父さんには、
 
「彼氏と行くのか?」
 
とか、いろいろと聞かれたけど、嘘つくのは、きっと山下君も嫌だろうし正直に話した。
すると、
 
「そっか・・・。奈緒も彼氏が出来る歳になったか・・・いいな〜」
 
と、少し遠くを見つめながらニコニコしていた。そして、
 
「お母さん、俺たちも流星見に行こうか!」
 
と、誘っていたけど、
 
「寒いから嫌よ。それに、ベランダから見れそうじゃない。」
 
お父さんはあっさり、フラれていた。
 
当日、山下君は私の事を迎えに来て、両親にあいさつまでしてくれたので、お父さんもお母さんも安心した様子だった。
 
近くの小学校に着くと、予想以上に流星を見に来ている人がいた。誰もいない場所で見るよりは、安全だからよかったかも。
 
「木島、この辺にする?ちょうど空いてるし」
 
「そうだね。」
 
私たちは、その場所に家から持ってきたレジャーシートを広げて座り、夜空を見上げた。すると、すでに流星は流れ始めていて、思わず「わぁー」と声をあげた。
 
「なあ、すごいだろ。でも、ピークはこれからだから、雨のように星が降り注いでくるのが見られるよ。」
 
「そうなんだ!山下君は、本当に詳しいね!」
 
「詳しくなんてないよ。木島に聞かれて答えられないと悪いから、ネットでいろいろ調べたんだ。」
 
「山下君は本当に、勉強家だね。あっ、そうだ!寒くなったら言って。お母さんがスープ持たせてくれたの。」
 
「うん。ありがとう!」
 
そして私たちは、これからピークをむかえる星空をずっと眺めていた。真冬だから寒いのだが、この寒さのおかげで空の空気は澄んでいて、最高の流星がみれそうだった。
 
 
 
   後編へ続く・・・・
 
 
かなり、久々のたん短編。うまく書けてないか(>_<)
 
これから、ちょっとお出かけなので、後編のアップは夜になるかな・・・
どうしていつもこうなんだろう。

イベント事に弱い私・・・。明後日は、年に一度のバレンタインなのに、体調を崩して昨日から会社を休んでいる。

なんとしても、明後日のバレンタインまでには、元気になりたい。そんな風に思ってしまうのは、クリスマスに奇跡が起こったから。

28歳で独身。彼氏いない歴5年。仕事一筋に、とにかく走り続けてきた私。

だから、彼氏なんてあきらめていた。もちろん、結婚なんてありえない。

そんな私にクリスマスの日、彼氏ができたのだ。それも、5歳も年下の彼、涼くんだ。

告白された時は、冗談かと思った。28歳、三十路手前の私をからかっているのかとさえ、思った。

でも、私が考えていたのと違っていて、彼のあまりの純粋さに心をひかれ、付き合うことになった。

お正月は、お互いサービス関係の仕事ということもあり、ゆっくり過ごすことも出来なく、やっと時間を合わせられたと思ったら、

私が体調を崩して、二人での初詣も行くことができなかった。

そんな彼は、私にやさしすぎるほど、やさしい。熱を出して行けなかった私に、「健康第一」なんてお守りを買ってきてくれたり、何も食べてなかった私のために、おかゆまで作ってくれた。

そして彼は言う。

「めぐさん、気にしないでね!俺が好きでやってるんだから。」

と、笑顔で答える。私には、もったいないくらいの年下の彼、涼くんだ。

涼くんとの初めてのバレンタインは、お互い仕事の休みが取れて、デートの予定なのに、このままじゃ絶対無理だわ。当日にキャンセルするよりは、今、伝えておいたほうがいいかもしれない。

かなり迷ったけど、私は涼くんに電話することにした。

「もしもし。涼くん。私、恵だけど・・・。今、電話大丈夫かな?」

涼くんが1コールで出たことに少し驚いたけど、まだ仕事中かとおもったからよかった。

「あっ、めぐさん。ちょうどよかった!ドア開けて!」

「えっ?あっ?ドアって、涼くん今どこにいるの?」

「どこって、めぐさんの家の前だよ。いいから、早くあけてよ。おっ・・・重たくて・・・」

「重たい?」

私はあわてて、ベッドから起き上がり、パジャマの上に一枚上着を羽織って、玄関へ行きドア…

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