ぴっころの二次創作

ここに書いたものは、推敲等してからHPの各コーナーに移動させる予定です。

全体表示

[ リスト ]

【ネタバレ妄想二次】ジブリ「かぐや姫の物語」のその後の物語
 
 
※これはぴっころによるネタバレ妄想二次創作です。
 読みたくない方はページを閉じていただけますようお願いします。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「今までありがとう、捨丸。それじゃあね」
女はあっさりとそう言って、迎えにきた農夫と共に、子供を連れて去っていった。
「元気でな」
捨丸は笑顔で見送ったが、何年も育てた子供と別れる寂しさは隠せなかった。
 
「しかし、捨丸も人がいいよなあ。夫を亡くした赤ん坊連れの女を拾ってやって面倒みるなんてよ」
「人が良すぎるにもほどがある。だからいつも貧乏くじばかり引くんだ」
「違いねえ。何年も面倒を見てやった末に、木地師の暮らしは移動ばかりで嫌だと言われて
あっさり百姓男に持っていかれちまうんだからな」
木地師仲間たちはやいのやいのと文句を言い続けたが、捨丸は首を振った。
「いや、仕方ないさ。たしかに木地師は一つところに腰を落ち着けられない。移動するたびに
それまでの生活や付き合いを全て捨てて一から出直しだ。それが嫌だと言う女がいても
不思議はあるまいよ」
「だがしかし、赤ん坊の面倒まで見てやった恩も忘れてなあ」
「いいんだ、本当に」
捨丸はほがらかに笑った。
「これでおれも心置きなくあいつを待てる」
 
  *   
 
「まつとし聞かば今帰り来む」
地球を見下ろしながら何度もそうつぶやくかぐや姫を見て、月の王は深々とため息をついた。
 
「そなたには本当に手を焼かされる。この罪で二度も罰を受けるのはそなたが最初で最後であろうよ」
「申し訳ございませぬ」
かぐや姫を深々と頭を下げた。しかし、その表情は明るい。
「今度こそ、存分に、地球でしっかりと生き、生きる中で様々な感情をこの身でしかと感じ取った上で、
本当に月の都が良いところだとわかるようになってから帰ってまいります」
かぐや姫は晴れ晴れとした顔でそう言うと、にっこりと微笑んだ。
 
(終)
 
 
<コメント>
ジブリの「かぐや姫の物語」を見ました。
超傑作でした。
泣きました。
後悔しないようにしっかり生きようと思いました。
高畑勲さんの企画書なども読んで、その伝えたかったことも色々知りました。
厳しいところもたくさんあるけれど、それも全て含めての作品なのだと思いました。
すばらしい映画になったと思いました。
 
・・・ただ、すみません。
単純と言われようとなんと言われようと、ハッピーエンドが好きなんです(平謝り)
なので、映画は映画としてすばらしいと思ったのですが、自分用に妄想二次創作で
その後のかぐや姫の物語を簡単に作ってみました。
 
私自身はちょっとハッピーな気持ちになれたので満足ですが、不快に思われた方が
いらっしゃいましたら大変申し訳ありません(><)
 
ぴっころ  2013.12.5 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事