|
私は、「逢い読み会」という会と、玉川高島屋の文化センター「コミュニティークラブたまがわ」で朗読の指導をしています。指導と書きましたが、私も朗読を楽しみ親しんでいるという方が正しいかもしれません。
「逢い読み会」この会は亡くなった姉が、無名塾の稽古場、仲代劇堂でスタートしたものです。
無名塾は多くのお芝居を作ってきましたが、日頃お世話になっている地域の方、演劇を親しむ方との又違った交流を持ちたい、ということで11年前にスタートし、どなたでも入って朗読を楽しむというものです。
他の朗読教室は知りませんが、作品選びは、こちらが選ぶのではなく、一人一人朗読される方が、読みたいものを選んでくるのです。そして其れをどう読むかの演出も、自分でします。
20人いれば20ものいろいろな作品に触れられ、それぞれの自己演出も楽しめます。これがこの会の大きな魅力です。自分がどう表現したいか、、これは最も大事なことです。
指導者が指導者の表現したいように指導すると、はじめは早くうまくなったきがします。でもそれはいずれ壁にぶつかりますし、朗読なら皆同じ読み方になってしまうのです。「逢い読み会」は皆違った個性で
の朗読なのです。
いろいろな趣味があると思いますが、朗読は読む作品を探すと言うことで、様々な本を読む機会が多くなる、そして声を出す、ということから健康にもとても良い、そして作品の内容は心に響くものが多く私は指導者でありますが、その場で作品から受けた感動がとても自分を元気にしてくれろと言うことを感じます。言葉に気持ちを乗せる、、そして人前で朗読するはじめは緊張してとても声も出ないのですが、、だんだん慣れると其れはたいそう気持ちの良いもので、一つの達成感を得るものです。、
朗読のもう一つの利点は、読みのうまい下手に関係なく、読み手のぴったりの作品、読み手が、
心に感動を受けたものを読んだときは、其れはプロの俳優が読む以上に伝わるものがあるのです。
これは亡くなった姉がしばしば言ってました。「あの方はどちらかと言えば下手よね、、でもこの前の作品を朗読したときは、ああは読めないと言う読み方で、、芝居の勉強になったわ」
「逢読み会 」では全員が朗読した後、良かった朗読の再読を投票します。
読みがうまいとされている人が何時も選ばれるのではない、というところに、朗読のすばらしさを感じています。作品の素晴らしさに、読み手の伝えたい思いが加わるからでしょう。
「逢読み会」で発表された作品で、気に入ったもの、、沢山ありますが「春」という作品ご紹介しましょう。朗読してみてください。自分発見が出来るかもしれません。
春 坂本 遼
おかんはたった一人
峠田(とうげた)のてっぺんで鍬(すき)にもたれ
おおきな空に
小ちゃいからだを
ぴょっくり浮かして
空いっぱいになく雲雀(ひばり)の声を
じっときいているやろで
里の方で牛がないたら
じっと余韻に耳をかたむけているやろで
大きい美しい
春がまわってくるたんびに
おかんの年がよるのが
目にみえるようで かなしい
おかんがみたい
|