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yahoo! ニュースより。
私は、読み書きでとっても苦労しました。
でも、苦労してる子供ってすごい少数派ではないみたい。
みんなが読みやすいフォントがあるなら、それが一番!
![]() ![]() ![]() 2/27(水) 13:14配信 文字の「書体」=フォントについて意識したことはありますか。新聞や本、スマホなどで読まれる文字にはその用途にあった様々なデザインの書体が使われています。そんな中、開発に10年かけたある書体がいま、教育現場で注目を集めています。
開発に10年『UDデジタル教科書体』
大阪府和泉市で看板店を営む板倉賢治さん(53)。板倉さんは看板制作の傍ら、定期的に自分で手書きした作品を1年ほど前からSNSに載せるようになりました。 Q.全部手書きですか? 「そう、手書き。下書きはなしで」(板倉賢治さん) 国内でこの技術をもつ職人は数少ないといいます。そしてこの文字にはある特徴が。 「これ『角ゴシック』。角が角ばってるやつ。これ『丸ゴシック』。『ナール』って知らん?阪急電車の駅標、あれナールやで」(板倉賢治さん) 板倉さんは客が発注したイメージに合うように文字の形をあらわす「書体」にこだわりを持っています。その種類は『明朝体』と『ゴシック体』など、繊細さや力強さなど言葉の印象は書体によって大きく変わります。書体がデジタル化されたものを『フォント』と呼びます。数千種類もあるといわれるフォント。そのフォント業界で、ある画期的なフォントが誕生したといいます。 そのフォントを作った会社が大阪にありました。国内フォントシェア1位の老舗メーカーです。
「実際ここが文字を作っている現場です。モニターに大きく文字を拡大して映してみて、修正している作業です」(「モリサワ」デザイン企画課 富田哲良さん) 1つの書体をディレクターとデザイナーが3人ほどのチームを組んで開発します。 「これ(パソコン画面に映っている文字)がフォントに含まれるすべての文字になります。(Q.何文字くらいあるんですか?)これに関しては一番スタンダードなので、1万字くらいですね」(デザイナー 半田藍さん) 常用漢字や記号などを合わせて、最低でも1万字程度を一文字ずつデザイン。完成までに2〜3年かかるといいます。その中で、なんと10年もの歳月をかけて開発したというフォントが… 「『UDデジタル教科書体』という教科書体です。いままでの教科書体が、実は読みづらいと感じている子どもたちがたくさんいらっしゃってですね、それをどうにかしたいな」(UDデジタル教科書体・推進担当 橋爪明代さん) 現在、一般的に使われている教科書体は筆文字に近い形で、力を加えたところは太く力を抜いたところは細いため線の太さにばらつきがあり、読みにくさを生んでいました。一方ゴシック体は線の太さは統一されているものの、書き順がわかりにくく、形が崩れたものもありました。その両方のいい面を合わせたのが『UDデジタル教科書体』です。線の太さは均一で、書き順もわかりやすくなっています。名前についている『UD』とはユニバーサルデザインを指し、誰もが読みやすいデザインが特徴です。 読みやすいだけでなく学力アップにも
このUDの教科書体をいち早く取り上げたのが、教育現場でした。奈良県立香芝高校では校内での配布物やテスト用紙、授業で使う資料などにもUDの教科書体が積極的に導入されています。生徒たちの反応は… (男子生徒)「癖がなく誰でも読みやすいなとは思いました」 (女子生徒)「堅い文字よりも勉強する意欲が湧いてくるなとは思います」 さらに今年の奈良県の公立高校の入学試験では、初めてUDフォントを採用。来年度以降は、県内の公立高校すべての教員にUDフォントが搭載されたパソコンが支給されます。 このフォントの導入を決めた奈良県立教育研究所の小崎さんは、ただ読みやすいだけではなく学力にも良い影響を与えるのではと話します。 「子どもたちが見やすいという反応がストレートにあったので、自分でも使ってみて明らかに読みやすさが違ったので。例えば30分のテストの中で読む時間に10分とるのか、5分で読めてしまうのであれば考える時間がその分延びるので、結果的に学力というとこにも明らかに影響するだろうなと」(奈良県立教育研究所研究開発部 小崎誠二ICT教育係長) ディスレクシアの生徒も「読みやすく疲れない」
県立王寺工業高校に通う2年生の松谷知直さん(17)。彼には生まれつき、ある障がいがあります。それが「ディスレクシア」=読み書き障がいです。視力に問題がないにもかかわらず、文字を認識する左脳の働きが弱く文字の読み書きが困難になります。松谷さんが文字を見たとき、突然文字が消えたり動き始めたりするといいます。 「文字が集合したときに漢字だけが前に飛び出てくるというか。画数が多い漢字は、特に迫ってくるような感じですね」(松谷知直さん) 松谷さんは、小学生のころから周りと比べて文字を書いたり読んだりするのが遅いことに気が付きました。宿題は1日4時間かかることも。小学校高学年からはパソコンでノートを取り始め、そのころから『フォント』を意識するようになったといいます。 「(パソコンの)ノートとかのフォントを適当にいじってたら、『あれ?これ見やすいじゃん』ってなって。『ああなるほど。読みにくかったのはこういうことだったのか』と」(松谷知直さん) それ以降、教科書やプリントは母親が読みやすい書体に打ち直したものを読むようになりました。 Q.『UDフォント』って読みやすい? 「全然。読みやすさが違いますね。あと読んでいて疲れないです。(UDフォントは)文字の特徴をきちっと表しつつ、すごくフラット。見たときに刺激の強弱があまり多くないというか」(松谷知直さん) ディスレクシアの人にとって、フォントが持つ力は大きいと専門家は話します。 「毎日ずっと学校で読み続けるっていうことをしてるので、その中で数パーセントでもちょっと気持ちが楽になるとか、数パーセントでも読みが速くなるっていうだけでも、かなり大きな違いになってきますので、そういう意味では非常にこれから配慮しないといけない部分になってくるんじゃないかなと思っています」(大阪医科大学LDセンター 奥村智人特別支援教育士) 大きな転換期を迎える『フォント』の世界。これからが本領発揮です。 |

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