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シン・ゴジラ 庵野秀明・樋口真嗣(日本・東宝)2016 ★★★★★★
今回のゴジラはオールCGとのこと。
でもモーションキャプチャを使っているっことだから、基本的には着ぐるみと同じ感覚かな。
ゴジラを演じているのは、中島春雄でもなければ破李拳竜でもないところがミソ。
友人らから「是非、見るべき」と言われてたんだけど、なかなか時間が取れませんでした。
なにしろ一番近い映画館でさえ、車で1時間半以上かかるんですから。
ヒットしたせいか、新聞でもいろいろな論評が出てましたけど、僕も東日本大震災の映画なんだと思って見ちゃいました。 進化前のゴジラが上陸するあたりの描写は既視感があり、「あ、そうだ、東日本大震災の時の津波だ!」と気付いた次第。 災害の発生の仕方はリアルで怖かったですね。 災害は日常の中に突然入り込んでくるんだというあたりの描き方は見事だったと思います。 ゴジラの圧倒的な強さは、自然災害の前でなすすべもない人間の弱さを感じさせてくれました。 それにしても、ゴジラが炎を吹き、東京を焼け野原にするあたりは、久しぶりに「怖い」映画を見たという気持ちになりました。 ラストがわかっていても、あの絶望感は強烈でした。 リアルな災害の現場描写に対して、見事なほどカリカチュアライズされた政府関係者の対応が対照的で引き立っていました。 カリカチュアライズされているだけに、かえって現実の政治家たちに近い生々しさを感じることが出来たんではないでしょうか。 そして後半は、まさに「がんばれニッポン」。 ゴジラ退治が軍隊の新兵器に頼るのではなく、日本各地の町工場が協力するあたりは、東日本大震災で被災した製紙工場が復興する姿を描いたノンフィクション『紙つなげ』(佐々涼子)の世界でした。 そんなところが、多くの人に支持された最大の理由なんじゃないでしょうか。 最初、長崎くんちの龍踊みたいなのが出てきたときは、「なに?これ?」って肩透かしを食らったんですけど、あの無機質な作り物じみた目が結構怖かったし、ぐたーとしながらもビルを壊していく辺り「嫌〜な」感じがよく出ていました。 それに、あれがゴジラに進化するなんてのは、なかなか考えたもんだと思ったのです。 で、エンドロールを見てて、女房と一緒に首をかしげたのは野村萬斎の名。
あれ?野村萬斎なんて出てたっけ?(ふりだしに戻る)
(劇場にて鑑賞)
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私が一番怖ろしかったのは、もし日本が某国から核攻撃されたらアメリカは迷わずに日本へ核ミサイルを撃ち込むだろうと思わされたことでした。
TBさせてください。
2017/1/7(土) 午前 10:26 [ あきりん ]
お久しぶりです。
「ゴジラが炎を吹き、東京を焼け野原にするあたりは、久しぶりに「怖い」映画を見たという気持ちになりました。ラストがわかっていても、あの絶望感は強烈でした。」、同じ感想です、ゴジラが神の域まで達したのではないかと思いました。TBしますね。
2017/1/7(土) 午後 8:04
> あきりんさん
ありがとうございます。現代の国際状況も巧みに取り入れら得ていたような気がします。それも、変にシリアスに描かずに、漫画的に描いていただけにかえって恐ろしさが増したような気がします。
2017/1/8(日) 午前 6:45
> shi_rakansuさん
おひさしぶりです。今年は、少しずつブログも更新していけたらいいなと思っています。自分のお気に入りに登録してあるブログを見ても、結構撤退しちゃってる人っているようですね。細々と続けるのもまたいいのかもしれないと思っています。
いやぁ、神と戦う人間源たちというわけですね。ラストのゴジラのしっぽがそれを象徴してたんでしょうか?
2017/1/8(日) 午前 6:47