|
少し文体を変えてみようと思う。
いろいろ面白い話はあるのだが、どうも最近は文章を書くのが億劫になっている。 かと云って短い文章なら書けるのかと云えば、そうでもない。
長い文章を読むのも面倒臭い。
文面を絵でも観るかの様に眺めてみて、要点と結論がありそうなところだけを先に読む。結論がオモシロそうなら1パラグラフずつ遡って読む。
要するに逆さまに終わりから読んでいく、と言う事になったりすることがしばしばだ。
気が短くなった訳でもないと思うのだが、根が面倒臭がりやだからなのだろう、まどろっこしい事がイヤなんだと思う。
読むより人の話を聴いてメモを取った方が楽だ。
面白い事に、どうも人と言うものは、どこかの宗教団体が毎年無料で配る日捲りカレンダーの『今日の格言』みたいなものを読むのが好きらしいのだ。
正直に言うが、ワタシはそんな現象がキモチワルクてしょーがない。
全く別の話になるが、以前このブログに登場したウチのスリランカ人お掃除おばさんには、ここ数ヶ月ずっと前払い状態だった。その上、ワタシの見ていないところで会社の男性に毎回1000円くらいずつ恵んで貰っていたのだ。
本人は『マダムには内緒にしといてください』とたのんでいたのだが、最初からその話は聞いて知っていた。 そこへ先月更に4か月分のサラリーの前借を頼んできた。 既に6月分も先月前借しているの上でのことだ。
スリランカにいる息子が病気で薬代を仕送りしないといけないとの事だった。
前から、そんな話は時々聞いていた。 しょうがないので3ヶ月分を貸した。 リーマンショック以来の世界不況の中でドバイだってまだまだ立ち上がりきっている訳ではないのだ。
今まで掃除に行っていた多くの家族が引っ越したり、キャンセルしたりしたので、収入が大きく減ったと言う。 インド人家庭ではなかなか払ってくれない家もあるし、彼らには頼めないと云う。
その前貸した次の週、帰りしなに『マダムどうか10ディラハムズ恵んでくださいな』と云う。 10ディラハムと言えば250円ほどだ。
思わず『一体どうしたと言うの、10ディラハムズだけ欲しいなんて。今丁度5ディラハムしかお財布に無くて、これから銀行へ行こうと思ってたところなんだけど。それでよかったら...でもどうしちゃったのそれっぱかり欲しいなんて...』 と云ってしまった。
実際その日はホントにたまたま現金がなかった。
結局、それではいいです、いりません、大丈夫ですと言って帰って行った。
それ以来二度と恵んでくれとは云ってこないが、昨日は別の息子だろうが、いま息子がスリランカから出て来ているので、どこか就職口を紹介して欲しいと言う。
就職と言っても『オフィス ボーイ』と言う謂わばお茶を入れたり、コピーをとったりする雑用係りの仕事だ。 気の毒だが全く心当たりはないから助けてあげることもできないだろう。
その息子は、新聞募集欄を見て面接にフリーゾーン地域まで出掛けたそうだが、広大なフリーゾーン内でタクシーも結局その会社を見つけられないまま帰ってきたと云う。電話もできなかったのか、場所も聞き出せなかったのか。それではやっぱり事務職には到底つけない。だからもう二度と行きたくないのだそうだ。
昔第三世界、今は発展途上国と呼ばれている、その人口の殆どが極端に低い現金所得しかない諸国の人々は、自国で職を見つけられず食べて行かれなければ、何処へでも食べ物を探して移動するしかない。必死になって外国で職を探そうとする。移動できる者はまだ幸いだが、殆どは地にへばりついて生き延びるしかない。
現在の人類の始まりはアフリカ大陸だと言う説が有力だが、では一体なぜ人類は世界中に広がったのか。
つい最近の発掘で見つかったアラビア半島やシリアの遺跡からは、食料となる狩猟動物を追って次第に移動していくうちにアフリカ大陸から出ていく事になったらしいと言えるそうだ。
太古の昔から人間の行動は大してかわりは無いのだろうと思う。
生まれた場所で食べていかれなければ、食べられる様になる所を見つけるまで、移動し続ける他はない。
そんな過程の中で体力がなければ食べ物にありつける前に死に絶える。
死に絶えるグループもあれば、生き残り繁殖し続けるグループもあった。
だから今でも人類が生き残っている訳だ。
生き残りたい、繁殖したいと言う本能が具わっているからだ。
そんな本能が無くなった生き物は絶滅する。
生きたくない...
産みたくない...
生き残りたくない...
と思い始めた種族の行く末は想像がつく。
小銭を請うても、ダメだと判っていても、頼みに頼んででも生きたいと思う人々は、きっと何とか生き残っていくのだろうと思う。
|

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用







