あらぶだからぶら Dubai the Wonderland

アラブ世界から観て暮らす世の中のいろいろ ...蘇生はなるか

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20101224日午後10時前。パレスチナ放送では昼間からベツレヘムのクリスマス祝祭イベントの様子を中継し続けている。 
 
深夜にはキリスト生誕教会で礼拝がある。
 
占領地内のアラブ パレスチナ人キリスト教徒の人口は一時3%にも落ち込んだが、最近は西岸地区では10%にまで増加してきていると云われる。
 
パレスチナ人達が占領地内、イスラエル国内からできるだけ流出しない様に、で更にできるだけ人口を増やす事ができる様な環境造りを支援、援助することが外の世界に生きる者達の役割だ。
 
イラクではキリスト教徒追い出しのための襲撃が続き、多くのイラク人キリスト教徒達が外国へ流出した。 キリスト教徒達は自分達でけで暮らす地域を与えられるべきだなどと言う「臭う主張」もでてきた。 
 
アラブ世界の彼方此方に太古の昔から住んでいたゆだや人達を爆弾攻撃で脅しいすらえるへの大移住を引き起こさせたのは、建国間もないいすらえる地下組織テロ集団だった事を思い起こさせる方法と論理だ。宗教別の地域に別々に住む... 今いすらえるがしきりに主張し続ける「一宗教民国家」建設と同じ発想だ。
 
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イラクキリスト教徒に移住を勧めるクルド族リーダー達はいすらえると長く共同して来た背景からも大いに「あやしい」...
 
アメリカの一部キリスト教徒は更に激しく反イスラム狂信化が進み、ムスリム世界では反キリスト教を唱えるイマームも現れる。 
 
UAEのクリスマス商戦、躊躇無い街のクリスマスデコーに眉をひそめる地元人も出始めている。
 
イスラム教はキリスト教の歴史的延長線上にあり、キリスト教はイスラム教を、イスラム教はキリスト教を否定する必要も無ければ、まして対立するものでは全く無い事さえも学ばなくなった双方の神学的堕落は深刻で心配だ。
 
それでも占領下の聖地ベツレヘムでは、イスラム教徒達も手伝って街全体、占領下パレスチナ全体でクリスマスの準備をし、世界中からの巡礼者達を向かえる。
 
そう言う人々が暮らしてきた土地が占領され続ける中でも尚「平和の聖地」だと言い張る全ての宗教のマヤカシに悪態つき続けて来たけれども、今年ベツレヘムの礼拝中継をテレビで観ながら、ツイッターでキリスト教徒達にクリスマスの挨拶をツイートしているアラビア砂漠のムスリム達を同時にみながら、その意味が解かった様な気がした。 
 
キリスト教について学び始めてから何十年経ったか覚えていないけれど、ほんの2日前やっと解かった事がある。
 
聖書については理解できない事は沢山あるのだが、中でもずっと不思議に思っていたのがキリスト誕生物語中有名な「東方の三賢人の見舞いと三つの贈物」の話だ。 ふとした閃きからどっぷり合点がいったのだ。
 
西の空に輝く星を頼りに東から三人の賢人が『三つの捧げ物』を携えて予言の子イエス・キリストの誕生を祝いに訪れる話だが、その捧げ物の意味と、『東の賢人』の意味が解からなかった。
 
三つの贈物は、金、没薬、乳香とされる。
 
没薬も乳香も樹の樹液が固まったもので、紀元前4千年頃から祭事祭壇で焚かれる香の調合、防腐剤、鎮痛剤として使われ、インドから南アラビア半島地域が主な生産地であった。
 
この乳香、没薬の生産と通商は、南アラビア、オマーン地域から紅海沿岸、エジプト、ヨルダン、パレスチナ、レバノン、シリア方面までを繋ぐ通商ルートの都市を繁栄させたのだった。 
 
また紀元前2500年頃から南アラビアの人口増が著しくなると共に通商網を拡げるべく、人口流出移動が激しくなったと言われている。南アラビア半島の人々はインドや中国、メソポタミアとの通商もあった。 
 
またパレスチナ、レバノン地域では海洋貿易を得意とした地中海クレタ文明のフェニキア人達の定住地でもあったが、祭事に神殿を参集者達の体臭から清める芳香高い乳香はまた同時に、鎮痛、精神安定効果さえも持つ貴重な乳香、没薬は、東=南アラビア地方から来る商人達がもたらす高価な商材だったのだ。
 
没薬は薬として使われていた事から救世主を象徴する、と言う説がまことしやかに説かれていたが、「象徴」するなどと解釈はいかにも観念化好きな神学者が好みそうな言い訳に聞えるが、実際はもっと現実的な話であったに違いない。
 
妊婦の産後のひだちを癒し、新生児への消毒効果を持つ没薬、消臭効果と鎮静効果のある乳香、そして子育てに必要な金銭に代わる「金」をお祝いに贈ったと考える方が理に適う。
 
そしてこれらの高価な商材はパレスチナからは東である南アラビアが産地であり、そうした薬効、精神鎮静効果のある事を知っていた人々、即ち南アラビア半島地域に住み生産していた賢い人々だったのであろう。
 
三人の賢人の内の1人は黒人だった。それもそうだろう、その当時同じくエチオピアは金鉱もあり、没薬、乳香の産地で通商も盛んだったのだ。
 
賢人三人は、アラビア半島とアフリカから、昔から良く売れてきた生産物である金、没薬、乳香を、夜の砂漠を渡る道しるべとした星を頼りに売る商人達であったのだろう。
 
新生児達の虐殺のニュースのあった後に、まだ生き残っている新生児の噂を聞いたのかもしれない、これから有名になる「救世主」「予言者」の誕生と言う噂を聞いたのかもしれない。 だから自分達の産物を捧げて、広く売り広めてもらおう事を願ったのかも知れない。
 
そう考えると、この譬え話はこの地域の文化社会経済史とピタリとつじつまが合う。
 
 
クリスマスは、その源、第一回目から商業と深く関わっていたに違いない。なぜならこの地域の古代からの主要産業は通商と運搬だったからだ。
 
 
今日をクリスマスとして祝う
世界中のキリスト教徒の皆さま
 
クリスマスおめでとうございます!
 
 

マブルーク UAE39



今日12月2日は、1971年に英国から独立、6首長国連合で建国を果たしたアラブ首長国連邦の39年目の独立建国記念日。

自国内で全人口の20%以下の少数民族に陥ってしまったUAE国籍人=Emarati エメラーティ達は、ここ数年連邦政府の主導とキャンペーンで突然「愛国」気分を奮起させらている。

元々アラブ人達は「国民」意識よりも『アラブ人』『ムスリム』同胞意識が強いので、一国家に属する一国民の意識は人工的に盛り上げないと根付かない。何千年も部族や都市集落コミュニティーの集まりとし成り立ち、生きてきた地域に200年程度の「国民国家」スタイルをインプラントするのは容易い事ではないのだろう。




そんな訳で、政府主導で「国民意識」を鼓舞、キャンペーンする訳だが、人口の大半は35歳以下だったりする地域では、自ずとこんな感じなるのかも知れない。

かれらが「I love UAE」と言っても日本人が反応する「愛国」「右翼」とは根っから違うものがある様だ。

500年の苦労の後に自分達の国を造って動き出してからまだ40年も経っていない。 英国保護領(と言う名の植民地)では、病院も学校も建てる事は許されなかった。 英国に懇願に懇願を重ねて建てて貰ったのはたった一つの学校と病院だけだった。

今次の国造り方向には大いに疑いはあるものの、まだまだ「やっと」の国の成長を喜びたい人々の気持は微笑ましくて、気持が良い。


おめでとう UAE!  マブルーク エメラーティ

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