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ジェントルマンフォルダばかりのフレッドカーターシリーズの中で、 これだけタクティカル系か?いや、こいつはむしろ・・・ フレッド・カーター FC-2 だ。 G10がインレイしてあるものの、滑り止め効果はほとんど無く、 ハンドルのへりは滑りやすく、左手でのホールド性能は極めて悪い。 左利きの人はスルー推奨。 一方、右手の場合は、貧弱ながらもクリップホールド出来るため・・・ とりあえず問題の無いレベル。 だが、クリックストップが強めで、オープン初動が結構きつい。 通常こういうものは親指・人差し指連携でやれば楽にオープン出来るものなのだが、 こいつはこのやり方だと、なぜかかえってやり辛くなる珍しいタイプ。 ただ、幸いサムスタッドにアクセスしやすい形状で、しかもかなり指の引っ掛かりがいい。 指の力の弱い俺でも出来るのだから、男ならまず大丈夫だろう。 グリップ感触はまあ悪くないほうだと思うのだが・・・ この部分が尖っていて・・・ 握り方によっては指に刺さるような感触がある。 クローズは至って快適だ。 もうひとつ気になったのが、ブレードの切っ先。 つんと尖ってはいない。 触ってみると、欠けたとか折れたとかいう感触じゃない。丸味がある。こういう仕様なのだろう。 こういうタイプは切っ先がつんと尖っていてこそ魅力があるんだがな。 まあ、傷むのが惜しくて使えなくなるというのも事実なんだが。 初期刃付けはかなり甘い。全然切れない。 ただ、エッジ角度はまあ、まともなほう。 ブレード下部は 40度くらい。タントー立ち上がり部分の前半分くらいが鈍角気味の仕上がり。 ところで、この FC-2 については御来訪者様の一人、まいくろおたさんから 次のようなコメントを頂いている。(全文) http://blogs.yahoo.co.jp/pinky_special_78/26451839.html ******************************* フレッドカーターのFC2、懐かしいですね。 手放して久しいですが、10年以上前に持っていました。 コイツは僕があるナイフ屋で見つけて店主が台湾製を 評価している店でオススメ商品と言うことと見た目も気に入ったので購入しました。 デザインは非常にかっこいいんですが初期の切れ味がなまくらで 自分で砥いでも砥いでも一向に切れる刃がつかなかった代物です(笑) その当時僕の砥ぎのスキルが下手糞だったのもあるのでしょうが 恐らく砥ぎのスキルが上がった今砥いでも切れる刃は付きそうに無い気がします。 鋼材は恐らく440Aで焼き入れが甘いんでしょう。 ******************************* 実際、刃付けがかなり甘いので、売却しようかなとか思っていたんだが、 鋼材の硬さとか、砥いだらどうなるかとか、検証してみたくなってきた。 売っても高値では売れないだろうし、検証したほうが面白そうだな。早速やってみよう。 ダイヤモンドで少し削ったほうがいいな。 実際硬くはないな。しかし、それほど軟らかいとも感じないが・・・ こういう切れ味にするのは難しくない。 確かに同じ 440 SS と書いてありながら、前回の FC-5 ほどの硬さはない。 しかし、鋭い刃付けするのが困難なほど軟らかくもない。 あくまで想像なんだが、FC-5 と FC-2 は下請けが違ったのではないか。 そして FC-2 を受け持った下請けは技術がイマイチで、特に焼入れのバラつきが大きかった。 それら玉石混在の中、まいくろおたさんはハズレを引き、俺はアタリを引いたのではないか。 「その当時僕の砥ぎのスキルが下手糞だったのもあるのでしょうが」と書いておられるが、 ヘタだったら他のナイフも全部、切れる刃がつかないような気がするのだが。 FC-2 のブレード、敢えて硬いとは言わないが、 少なくともこいつら 4034 Stainless Steel よりは数百倍マシだろう。 http://blogs.yahoo.co.jp/pinky_special_78/26083342.html 写真では4本だが、トータル6本持っている。 そして全部が全部、ロッキングライナーの当たるところが削れている。 こいつらはナイフを買うつもりで買ってはいけない。 ナイフの形をしたおもちゃを買うんだと思って買って欲しい。 ブレードがバネでびよーんと出てくるおもちゃだ。 そして出来ることなら買うのをやめて欲しい。 もっとマシな金の使い方はいくらでもある。 FC-2 に話を戻そう。 順手逆手のターンは滑ってやり辛いのでツーハンド推奨。 逆手のグリップ感触は特に問題は無いのだが、あまり力を入れやすい感じではない。 やはりこいつはタクティカル風味のジェントルマンフォルダと考えたほうがいいのではないか。 山秀さんの写真を見たとき、ジェントルマンフォルダばかりのラインナップの中に 1本だけタクティカル系が混じってるので奇妙だなとは思っていたんだ。 精度はまあまあ。1本しか買ってないのでバラつき加減はわからないが。 他のモデル同様、ハンドルはほとんどアルミ無垢、ロッキングライナーは必要最小限。 なのでハンドル軽めだが、ブレードもスリムで軽いのでウエイトバランスはこれくらい。 全長 222mm 、重量 113g 、ブレード厚 2.9mm 、ロッキングライナー厚 1.3mm 、 ハンドルアルミ板厚 4.2mm 、ハンドル厚 13.3mm 、クリップ含む 17.8mm 右利きのライナーロック好きの人で、こいつの見た目が好きで、 どうしても欲しいというのであれば買ってもいいかもしれない。 もっとも、山秀さんでは既に売り切れているので、中古狙いということになるだろうが。 さて次回だが・・・ ここから先はナイフの本数が少なくなると思うので、次の価格帯は 7,001〜8,000円ではなく、 7,001〜9,000円あるいは7,001〜10,000円になるかもしれない。 5月29日(金)から5月30日(土)にかけての深夜のアップを予定している。 今日も御来訪ありがとう。それじゃあ、また次回も御来訪よろしく。 ───────────────────────────────────────────── しかしなんだ。結局 FC-2 も美術品的価値ゼロだな。となれば、実用にするのみ。 オメー、ここから出ろ。 Get out of here , now ! Get out of here , hurry ! そうだ。このナイフに箱が欲しかったんだ。 シュレード・タフツールの・・・ おまけのナイフだ。 おお!袋ぴったし! 箱もぴったしだ!完璧じゃん! ラベルを貼りかえて出来上がりだ。 めでたしめでたし。 いやあ、ナイフって本当にいいもんですね。 それじゃあ皆さん、また次回もお会いしましょう。 サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
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以前友人と福袋を買った際FC-2が計二本入っていたのですが、ブレード切っ先が一本はソーコムレベルに尖っており、もう一方は写真のように尖っていませんせした。
刃付けはどちらも甘々で酷い状態でしたが、研いだらそれなりの刃になりました…が、すぐに鈍るので実用にもしませんでした(今はバラしてジャンクボックスに入れてあります)。
そういえばフォルダーを片手で開けられない、ということはほとんどないのですが、このFC-2は片手で開けると親指の爪が剥がれそうになるのでツーハンドで開いていました。
ここまで酷いのはアパリション以来です…。
2015/5/27(水) 午後 0:49 [ rafe.brainpart ]
やはり個体差の大きいナイフみたいですねえ。
しかしrafe.brainpartさんも切れるエッジはつけれたとコメントされているので
やはり僕の研ぎ方がまずかったという可能性も否めないかもしれません。
(ホムセンであるような砥石で行っていました)
このナイフとバリソン259、インターナショナルは僕の知識と
技量では切れる刃はつけれませんでした。
しかし今回の検証で、切れ味を差し引いてもあと一歩というイメージのナイフですね。
開閉やグリップが快適そのものなら評価もまた違っていたでしょうけど。
見た目のかっこよさならFCシリーズで一番だけに勿体ない。
2015/5/27(水) 午後 4:13 [ まいくろおた ]
どうも、rafe.brainpart さん、まいどです。
> 福袋を買った際FC-2が計二本入っていたのですが
ひとつの福袋にFC-2が二本。
これはよほど売れてなかったと見ていいんじゃないでしょうか。
ネット通販ではなく実店舗の場合、ユーザーは商品を確認してから買うでしょうから、
FC-2においては「うわー、これは要らんわあ」となるケースが多かったんじゃないですか。
> このFC-2は片手で開けると親指の爪が剥がれそうになるので
ぼくが手にしたやつよりもさらに酷いということですね。
その感じだと、ぼくなら購入即売却パターンです。
そして「ここまで腹が立ったのはコールドスチールのTri-Ad Lock以来だ」というような
記事を書くのでしょう。
2015/5/28(木) 午前 1:43 [ Silverblade ]
> ここまで酷いのはアパリション以来です…。
と、おっしゃるということは、アパリションも結構ばらつきがあったと考えて良さそうですね。
ぼくのアパリション二種類は、特に腹は立ちません。
確かにオープン初動はきつめですし、初期刃付けも甘いのですが、
「酷い」と言いたくなるほどではないです。
どうもアパリションにしろFC-2にしろ、ぼくはアタリを引いたような気がします。
もちろんここで言うアタリとは「優良品」という意味ではなく、
「イマイチなものの集合体の中で、かなりマシなやつ」という意味ですが。
2015/5/28(木) 午前 1:44 [ Silverblade ]
どうも、まいくろおたさん、まいどです。
おっしゃる通り、バラつきが大きいのは間違い無さそうですね。
FC-2 と、あとついでにアパリションも。
> やはり僕の研ぎ方がまずかったという可能性も否めないかもしれません。
ぼくの場合、砥ぎがヘタクソだった時分は、何やってもダメで、
「うまくいくものもあればダメなものもある」みたいな感じではなかったので、
鋼材の問題(焼き入れの問題を含む)だったように思えます。
「このナイフとバリソン259、インターナショナルは」とおっしゃるということは、
鋭い刃付けできたやつもあったということですよね。
2015/5/28(木) 午前 1:46 [ Silverblade ]
> 切れ味を差し引いてもあと一歩というイメージ
そういうイメージのやつが、FC-2のほか、FC9852DAなんです。
あくまで想像なんですが、下請けが少なくとも3社あったのではないかという気がします。
すなわち、技術の高い順に、
A社 FC-5 , FC9852GTC
B社 FC-6 , FC-7
C社 FC-2 , FC9852DA
この中で、FC-5 , FC-6 , FC-7 は複数買いしてますから、
この推測は当たっているという気がしています。
2015/5/28(木) 午前 1:46 [ Silverblade ]