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あなたの柔らかなその乳房に
涙の痕をぬぐいもせず
頬に触れる温もりを感じながら
埋もれて見たかった
生まれたての頬はきっとその温もりで
満たされていたろうに
薄情にも何処を辿ってみても
あなたの乳房の欠片も私の心に残ってなくて
恋しさの余りか
柔らかさの微塵も無い膝を
こうして抱えてしまうのです
あなたの柔らかなその温もりに
泣きじゃくった顔のままで
がむしゃらに埋もれて見たかった
この先の私も
最後の時間を迎える一瞬までも
ずっとずっと
そう思いながら生きてゆくのです
誰のものでもない
私だけに与えられた
あなたのその乳房が恋しいのです
( 画像提供・Mya様 )
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