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煙突から薄く流れてゆく煙
あのガーゼのような煙を呆然と眺めてから
何度目の季節を迎えたのかな
漆黒色に包まれた知らない人達の影で
抱きしめた腕から遺影を剥ぎ取られて
世の中の不条理をセーラー服で拭ったあの日から
あらゆる物を斜めから観る癖が付いた
教科書で見た焼け跡にぽつんと取り残された
無表情の少女の顔と
遺影を捥ぎ取られた私の顔が瞬間重なり
長い時間を越えて繋がったような気がした
花の香りの彼女達の隣で
機械油の浸み込んだ指で答案用紙をモクモク埋める私が
とても同じ時代を生きているなんて思えず
どちらかと言えば
あの教科書の少女に近い気がした
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素晴らしい記事です。今日はこのようないいブログに巡り会うことが出来ましたので、日頃の鬱憤を晴らすために遡って読ませていただいております。 ポチ!&ファン!
[ 白衣のドカタ ]
2010/2/27(土) 午後 1:17
こんにちわ。
流れるように素敵な詩ですね。素直なお気持ちが表されているような気がします。ポチ☆
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2010/2/27(土) 午後 7:57
こんばんは、白衣のドカタさま。
転載して頂いてありがとうございます。素人が書く詩なので励みになります。
本当に書いてて良かったなって思えました。これからもよろしくお願いします。
2010/2/27(土) 午後 8:50
こんばんは、ひでゆき様。
いつもありがとうございます、いやな思い出も詩に綴ると悲しい気持ちが吹っ飛んでゆきます。
思い出した時は詩に綴ってみんな吹っ飛ばしています。
2010/2/27(土) 午後 8:55