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初めてかも知れない
その日を穏やかな気持ちで通り過ぎたのは
毎年のように心を乱していたのが嘘みたい
疲れた身体を昏々と眠るだけの
殺風景な一日
目覚めた時貴方の事も思い出せないほど
バタバタと気忙しい時間が過ぎてくれたお蔭で
あっという間に昨日が過ぎた
この先貴方を喪った日を数えるなら
貴方が生まれた日を数えておめでとうと
お祝いしようか
貴方の好きなサブマリン弾きながら
下手な歌で祝ってあげよう
俺も好きだと言ったリンドウの花
空から見えるように窓辺に飾ろう
だけど貴方の生まれた季節はリンドウは咲かないみたい
たくさんお花屋さんを廻って見ようか
もし見つからないとき
折り紙で折るから我慢してね
昨日の最後の時間
木箱に仕舞ったビーチサンダル見つめながら
『だから、ごめんねっ』てつぶやいた
画像提供・ロロ’様
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