ピン太郎☆俳句日記

自称、日本語教師。中国某所に勤務中。。。

小説・大江戸セクシー侍

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時代劇。超娯楽小説。そんなものを、いつか書きたいと思います。
その"準備運動”のようなものを、日記のように少しずつ、書いてゆけたらと。。
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ヒマにまかせて書いてた、チャンバラ小説の、続きです。
おヒマでしたら、どうぞ お読みください。
 
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第五回
 
いかにも悪者を 絵に描いたような 男たちは
声のしたほうを いっせいに 振り向きました。
 
△「なんだ、手前は」
侍「なに、通りすがりの者だ。
その女、いやがってるじゃないか。放してやったら、どうだ。」
 
○「何だと?」
 
ゴロツキどものうち、年かさの男は、値踏みでもするように、
この侍を しばし眺めていましたが、
 
○「お前、この辺は、はじめてだな。
  ここいら一帯じゃ、
この 大吉親分に逆らったやつは 生きちゃ いけねえんだ。
グダグダ抜かすと、お前のほうから 片付けるぞ。」
 
侍は、無表情のまま、
 
「面白いな。やってもらおう」
 
ゴロツキの手下どもは、手に飛び口のような、エモノをもっております。
 
○「やっちまえ!」
おう、とばかりに、打ちかかるのを、紙一重でスッとかわして
足を払ったから、たまらない。ゴロツキのひとりはもんどり打って倒れこみます。
 
△「この野郎」
もうひとりの手下が打ってかかるのを、素手でなぎ払いつつ、胴に当身を食らわせます。
△「うっ」
と、うなったきり、にわかには立てない様子。
 
○「うーむ、こいつは・・・」と、
一番後ろで見ておりました、ゴロツキの大吉親分、ずるがしこい顔をゆがめて、
もはや 戦うつもりも なくなった様子。。。
 
(つづく)

 
 
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 今だったら、JRの駅前の
 人通りも多いあたりに、レストランや 百貨店や
 映画館、パチンコ屋さんなど、
 
 いわゆる 繁華街が できあがったり するのでしょうが、
 
 江戸のころは、どんな感じの「繁華街」だったんでしょう?
 
 
 一説には、お寺や 神社などに お参りする道
 参道にそって、繁華街・歓楽街が 形成された、なんて
 
 聞いたことが ありますが・・・。
 
 
 
 
 
 第4回 大江戸セクシー侍
 
 
  ちょっと目には 水商売かと見える 女を
 夜とはいえ、人通りもある 往来で 取り囲んでいるのは
 
 この辺の 地元の者には よく知れた顔ぶれの やくざまがいの
 ゴロツキどもです。
 
 なかでも 威勢のいい 男が
 
 △「やいやい、女め。こっちの用は 済んじゃいねえぞ。
   仮にも 俺たちは 客だ。
 
   お座敷を 逃げ出した上に、コケにされたんじゃあ、
   気がすまねえんだ。」
 
 女「フン、なにが 客だい。
   アタシはこれでも、この辺じゃ名の売れた芸者 ステ丸ねえさん だ。
   仕事となりゃあ、お酌もするし、歌も歌うよ。
 
   だけど、あんたらみたいな イヤラシイ注文は
   意地にかけても、お断りだよ。
   おととい来やがれ、この ごろつきども。」
 
 
 と、ゴロツキどものうち 年かさの男が ニヤニヤ薄笑いを浮かべながら
 のっそりと 出てきて
 
 ○「へへへ、こりゃ、威勢のいい ねえさんだ。
   ねえさん みたいな 女と 酒が 飲みてえなあ。
 
   いっそ、おれたちの ねぐらへ お連れしようじゃあ、ねえか」
 
 それを聞いて、ほかの男たちも、ジリジリと 女に近づいて
 いまにも 捕まえてしまおうかという、気配。
 
 さすがの ステ丸ねえさんも、内心の不安を 隠しきれなくなった 
 その時です。
 
 侍 「 オイ、待て。」
 
 かたわらから、よく通る声が かかったのを
 ふと 見ると 
 
 涼しげな様子で ひとりのサムライが 立っております。
 
 (つづく)
 
 
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 この
 写真は、秋に撮ったもので、季節はずれは
 ご容赦いただきたいものですが・・・
 
 
 大江戸セクシー侍
  
 第三回
 
 
 そば屋の親爺さんは、
 「ええ、毎度ありがとうございます」
と、お代を受けとると、また二人のところに戻ります。
 
甲「 なんだ、先客がいたのか。気がつかなかった。」

サムライの姿が 見えなくなると、
待っていたように、
 
乙「 親爺、あれは よく来る お侍なのかい?」

蕎麦屋「ええ、あれは、世久新三郎さまとおっしゃる、
    れっきとした旗本のお方ですよ。」
乙 「ふうん、せく・しんざぶろう、ねえ。
   聞かねえ名だな。腕はたつのかい?」
 
蕎麦屋「そりゃ、そうでございましょう。
    一度、すぐそこで 町人どうしのケンカの仲裁に
    入ったところをお見受けしたんですが
    堂々とした、手慣れたものでしたよ。
 
    ただ、ねえ・・」
 
甲 「ただ、なんだ?」
蕎麦屋「ただ、ちょっと、ときどき、
    不意に ボーっとなさるところが おありで。」

乙 「ボーっと するって、どういうことだ?」
甲 「 兄弟、お前とおんなじだって、ことだよ。」
 
乙 「 兄い、そいつは、ひどいや。」
甲 「 ハハハ・」
 
 と、冗談を言い合っているころ、
 
その サムライ、世久 新三郎は、 ひとり
 
 歩きつづけて、浅草の一角 料理屋の多くならぶ
 通りの裏手まで やってきます。
 
 人通りも 多くなってくる中に、
 なにやら もめごとらしき 声がして。見ると
 
女 「やいやい、お前たち、大の男が三人で
   女の アタシを どうしようってんだい?」
 
 見たところ 水商売ふうの 恰好をした
 いきな年増女が ひとり むさくるしい男数人を前に
 
 威勢のいい タンカを 切っております。

(つづく)

 
 
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写真は、夕暮れの 六軒家川。
水の流れを見るだけで、なぜかホッとしますね。
 
さて、セクシー・ざむらい の 活躍や いかに・・・
 
 
 
 改稿: 大江戸セクシー侍
 
  第二回
 
 
 
 
かつて 江戸の町は、「水の都」 という くらいに、
 
川や、水路が いたるところを流れて いた そうですが、
 
大通りを外れた この そば屋の屋台の かたわらにも
小さな流れがあって、
 
季節がら、 カエルの鳴き声も 聞こえてきます。
 
 
甲 「いや、なに、そば屋の大将。 
   そんな 大げさな話じゃあ、ないんだ。
 
   お前さん、先月の、牢破りの話、きいてないかい?」
 
そば屋 「ああ、あの、伝馬町の牢屋から、
      逃げ出したやつが いるっていう。。。」
 
 
 
乙 「牢の番人を二人、打ち殺して、逃げたっていうんだ。
   ぶっそうな 男も いたもんだと 思うだろう?」
 
そば屋 「その、牢破りの男が、どうかしましたか?」
 
 
 
甲 「昨夜、そいつがなあ、 このあたりに 逃げ込んだらしい、
   っていうんだ。」
 
そば屋 「まさか。」
 
甲 「オレたちも、本当かどうかは、知らないよ。 でも
   お役人は、必死で 人を集めて、
 
   今日 一日じゅう、この 上野の山からなにから
   しらみつぶしに 探し回ってた。」
 
そば屋 「ははあ、恐ろしいことで。」
 
 
 
 
甲 「で、おれたちも 人足として、借り出されたわけよ。」
 
乙 「そば屋、お前さんも、気をつけなよ。」
 
そば屋 「へえ。ありがとうございます。
       じゃ、さっそく 店仕舞いに して。。。」
 
乙 「おいおい、慌てるなよ。 もう少し、いいだろう」
 
甲 「ハハハ。」
 
 
 
などと、おしゃべりしている間に、 かたわらの物かげから
スッと 現れました、ひとりの 男。
 
「親爺。うまかった。 お代は、ここに置くぞ。」
 
甲、乙、ちょっと驚いて そちらを見ると
先客が あったらしく、
 
どうやら、きちんとした さむらいの いでたちのようです。
 
(つづく)
 
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えー、自称・娯楽小説家 の ピンパパです。
 
「小説・大江戸セクシー侍」、
ちょっと書きなおすことにしました。
 
「改稿・大江戸セクシー侍」
 
第一回
 
 徳川三百年の治世も、さまざまな方面に、
ようやく「かげり」が 見えはじめた ころ。
 
時に 老中 水野忠邦による 天保の改革が
おこなわれておりました時代のことです。
 

江戸は 上野に近い とある通りに
一軒 屋台の そば屋が出ておりまして、
夜になって、立ち寄る客が、二人・・・
 
乙 「ああ、兄貴、そば屋が出てる。 一杯食っていこうじゃないか。
   いくらなんでも、こう夜中に働かされちゃ、身がもたない」
甲 「そうだな。そうしよう。
   おやじ、そばを、二人前たのむぜ。」
蕎麦屋 「へい、毎度ありがとうございます。」
 
 まだ 夏には 早いころとはいえ、
 人足ふうの男 二人は、体中に汗をかいております。
 
 
蕎麦屋 「お待ちどおさま。 夜中に、お仕事ですか。」

乙 「お、ありがとうよ。 なに、仕事というほどじゃ ないんだが、
   人さがしに、借り出されてよ。」

蕎麦屋 「人さがし、と、いいますと、 なにか失踪人でも?」
乙 「いや、それがなあ。・・・」
と、言いかけるのへ
 

甲 「こら、お前は本当に 口が軽いやつだな。
   これでも、お上の御用の お手伝いだ。
   めったなことを、吹くんじゃないぞ。」
乙 「あ、兄貴〜。」

(つづく)

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