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小説・大江戸セクシー侍
第2回
おそらくは、日ごろ力仕事で世を渡っている この二人。 サムライの姿が見えなくなると、とたんに うわさ話をはじめます。 甲 「おい、ソバ屋のおやじ、あの侍は、だれだい?」 蕎麦屋「あれは、瀬久新三郎 様とおっしゃる、江戸のお方ですよ。」
乙 「せく・しんざぶろう だと?
うーむ、この辺じゃ、聞かない名だな。」 蕎麦屋「ええ、なにしろ、江戸のお方ですから。」
甲 「ソバ屋、理屈を言うな。うるさい奴だ。」
と、しばらくズルズルと蕎麦をすすっておりましたが、
甲 「しかしお前、ずいぶん、あの侍に、くわしいじゃないか。」
蕎麦屋「ええ、なにしろ、ここ一ヶ月、毎晩のようにいらっしゃるんで。
気っぷの 良い おサムライですよ。」 乙 「どうせ、毎晩来る客は、みんな良い客だ、ってんだろう。」
蕎麦屋「いえ、違いますよ。
食い逃げをつかまえてくれたり、 ヤクザ者にからまれてる人を助けたり、 もう、あれこそ、サムライの かがみ。」 甲 「へえ。サムライの鏡ねえ。」
乙 「ねえ、兄貴。」
甲 「なんだ?」
乙 「サムライの 鏡 と かけて、なんと解く?」
甲 「お前、なに言ってやがる。」
乙 「できなければ、この蕎麦のお代は、兄貴もちだ。」
甲 「・・くだらねえなあ。
甲 「サムライの鏡とかけて、おでん屋の引越し と解く ってのはどうだ。」
乙 「その、心は?」
甲 「 二本差して 映ります (二本刺して 移ります)。どうだ?」
乙 「兄貴、うめえなあ〜。
おでん は、田楽(でんがく)に由来し、串は二本刺さっていたのが
本来の姿です って、テレビで言ってましたからねえ。」 甲 「お前が うるさいから 小説が 進みやしない。」
・・・つづく。 ( 長くてすみません。次回から 短くします。ピンパパ拝 )
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