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クモザルの分類も何だかよく分からない。 でもあえて、今回は、イギリスで見たクモザル特集。Ateles編。 日本には3種類のクモザル、 ・クロクモザル Ateles paniscus ・ジェフロイクモザル A. geoffroyi ・ケナガクモザル A. belzebuth と、その種間の雑種がいくらか飼われている「ということになっています」。 今回イギリスでは新たに3種類のクモザルを見ることができました。 さて、いきなり今回の一番の難関ポイント。 「クロクモザル」です。 日本で、皆さんよくご存知のクロクモザルといえば・・・・ (海の中道海浜公園・動物の森にて、「クロクモザル A. paniscus」) こんなサルですよね。 日本の動物園で「クロクモザル」として飼われているクロクモザルはみんなこんなクロクモザルです。 でも、ほんとうのクロクモザルは・・・ (トワイクロス動物園にて) これがほんとうのクロクモザル、Red-faced black spider monkey A. paniscus なのです。 見慣れませんねぇ・・・ 日本のクロクモザルとあまりに違いすぎる。 もしかすると「たまたま」遺伝的に、日本のクロクモザルが顔の黒い系統(亜種とか個体差とか・・・)で固まっちゃっただけ、なんてことも考えられるけど、そもそもほんとうの「クロクモザル」に顔が黒いものがいるのかどうかは不明・・・ とてもとても恐ろしいことに、もしかすると日本国まるごとで勘違いをしていて、日本中で「クロクモザル A. paniscus」として飼われているサルが実はそうじゃない、ということも考えられます・・・ ちょっとネットで調べてみました。 信頼のおけそうなサイトを見つけました。 http://pin.primate.wisc.edu/ アメリカ、ウィスコンシン大学のPrimate Info Netです。 ここの「クロクモザル」のページを見てみると、 http://pin.primate.wisc.edu/factsheets/entry/black_spider_monkey 最初の方の段落に、分類の話が書いてあります。 「クロクモザルを含めて、現在、クモザルには7つの種類が知られており・・・(略)・・・ 一時は全てが、クロクモザルAteles paniscusの亜種に分類されていたこともある(1988)。」 それから、形態学の3文目には、 「オトナは、口吻部にわずかに短い白色の毛が生えているほかは無毛の、赤からピンク色の皮膚が露出した顔をしている(1985,2001)」 が、種の一般的な形態として、記載してあります。 怪しいですね〜 クモザル、次の種類なんですが・・・ トワイクロス動物園にて まったくの予習不足で、「な〜んだ、普通のクロクモじゃん」と思って、 ほとんど素通り、写真もこのピントの合っていない適当に撮った写真1枚だけという何とも愚かなことをしてしまったのですが・・・ 和名はよく分からないクモザル(Wikiではブラウンクモザルと書いてあった)で、トワイクロスの表記によれば、Brown-headed spider monkey (WikiによればBlack-headed spider monkey) A. fuciceps というなんだこりゃあなクモザルでした!! それにしても、日本の「クロクモザル」とよく似ている。 もしかすると、上記のような混乱により、 日本にいるこのクモザル、あるいはいくらかこの血の入った雑種が、日本では「クロクモザル」として見なされているというようなことも考えられるのではないかと・・・ どうなんでしょう・・・ 真相は雲の中?クモザルだけに。 まぁ、クモザルたちはクモザルたちなんですけれどね・・・ そしてもう一種、これは当たり障りのないクモザルです(たぶん) (ペイントン動物園にて) これまた和名がよく分からないのですが、学名は A. hybridus トワイクロス的には Valiegated spider monkey ペイントン的には Brown spider monkey (ありゃ、こっちがブラウンクモザルって意味になっちゃう) 額の白いマークが可愛いクモザルです。 あ〜ややこしい。 試しにやってみたけど、もうクモザルの文章なんて一生書きたくない。 DATA クロクモザル Ateles paniscus 見たところ ロンドン動物園、トワイクロス動物園、(日本の多くの動物園???) ブラウンクモザル?(Brown-deaded or Black-headed spider monkey) A. fusciceps 見たところ トワイクロス動物園 ??クモザル(Variegated or brown spider monkey) A. hybridus
見たところ トワイクロス動物園、ペイントン動物園 |
ガイコクの動物園
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真相は雲の中…に思わず、(´ψψ`)ププッとなってしまいました。
僕には分類はさっぱりですが、興味はアリアリです(´Д`)
和名に騙されたことが沢山あったので…。
2009/7/21(火) 午前 8:48 [ べる〜が ]
来たねぇ〜。
日本ではいまだに3種時代なのね。
クロが何種かに分かれて、ケナガからA. hybridusが分かれて、さらにその下に2亜種があるという・・・どれだけ細かく分ければ気が済むねん!
なお、 A. fuscicepsはブラウンクモザル或いはチャアタマクモザルの名で呼ばれております。A. hybridusは和名が無いようです。私の知る限りですが。
テナガザルも同様に難しいよね。特にアジル! 東山ではアジルもワウワウもボルネオ(ミュラー)になったし、豊橋のアジルも「〜の一種」になったし。イギリスには本物のアジルはいましたか?
それから、ロンドンにはハヌマンのスリランカ亜種がいるそうだけど、どうなの?違い、わかった!?
2009/7/22(水) 午前 0:21 [ jam*ran*y ]
べる〜がさん
相変わらずの、駄洒落ですわ(笑)
分類、って、すごく人為的で勝手なものですけど、なかなか奥が深くて、面白いものですよね。
和名の字面を信じちゃいけないよ!ですね・・・
2009/7/22(水) 午前 1:57
ジャマランディさん
クモザル、「えっ」と思って調べ始めて割とすぐに後悔しました。水遊びのつもりが、こんなに深みのある淵だったとは・・・
テナガザルはもう、触りたくありません(笑)
見た目でいいんじゃ〜、って、非科学的なことを叫びたくなります。
仰るとおり、日本にはどうやらピュアな本当のアジルは京大霊研にしかいなさそうですが、
トワイクロスには、本当のアジルがいることになっていました。しかし!テナガザル舎の工事で、たまたまアジルだけ外も屋内展示も両方工事で中で・・・これまた運が悪い!
ロンドンのハヌマン、確かに見て、写真も4枚ほどは撮ってきましたが・・・そんな、スリランカ亜種だったとはまったく知りませんでした。何の違和感もなく見てましたが、そもそもハヌマンラングール自体あまり見たことあるサルじゃないもので。。。
2009/7/22(水) 午前 2:06