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先ほどの話。 祖母と一緒にテレビを見ていたときのこと。 チャンネルを何となく回していたら・・・ NTV系の「人生が変わる1分間の深イイ話」って番組、ご存知でしょうか? あんまりちゃんと見たことはありません。 なんだか安っぽ〜い“感動モノ”“お涙頂戴”的なエピソードを紹介する番組です。 それで紹介されていた「新潟県」の話。 親とはぐれてしまったコドモの「ムフロン」が保護され、 「獣医師」がそれの救護を行い、回復、 “自然”に帰すのが一番だと判断され、保護された山に連れて来たところ、 「母親」と思われるオトナのメスのムフロンが山奥から現れ、 コドモは無事母親の元へ帰っていった。 親子の愛、めでたしめでたし、みたいな・・・ 10名の出演者たちは、そのエピソードに対し、全員が 「深イイ話」 との評価・・・ 動物にちょっと詳しい人ならお分かりでしょう。 これは・・・マズイです。いろいろマズイです。 ・外国の野生動物であるムフロンがなぜ新潟の山奥にいるのか (映像は確かに母子ともにムフロンでした) ・しかも子連れ(繁殖をしている;複数頭が生息している可能性) ・野生動物に対しあまりに知識のなさ過ぎる獣医師 そして何より ・“感動話”として制作・紹介・放送するテレビ ちょっと調べてみたら、どうやら十数年前の話みたいです。 ムフロンは恐らく、個人飼育のものが逃げたor放されたものでしょう。 現在、外来種としてムフロンが定着している話は聞かないので、恐らくもう新潟に生きていないでしょう。 当時の獣医師教育の実情を考えると、そういう獣医師がいることもおかしくはないかもしれません。 このできごと自体は、時効といえば時効なのかもしれません。 でもやっぱり、 「ムフロン」がどういう動物かを(恐らく)知らずに、 「ムフロンを日本の野山に放った」ことを、 単純に「いい話ですね〜」と放送するテレビはこれはいかがなものかと思います。 メディアの力は、きっと、言われているように、甚大なものだと思います。 メディアとしての自覚、そして責任を持って欲しいものです。 番組のページはこちら http://www.ntv.co.jp/fukaii/ くだんのエピソード http://www.ntv.co.jp/fukaii/episode/090105/09.html |
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