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意外と反響が大きかったので(ありがとうございます)、頑張って続けます。 第2弾です。 カマイルカと海産魚類、2007年8月、八景島シーパラダイスにて。 まあ、混合展示と呼んで差し支えないでしょう。 イルカと魚、双方にとっての利点と言うよりも、演出的な意味合いの方が大きいかもしれませんね。 ただ、イルカプールで魚類も一緒に泳いでいる例は、さほど見ないように思います。 アヒルとカイウサギ、2011年12月、椿花ガーデン・リス村(伊豆大島)にて。 ふれあいなどで飼育される、これら家畜は、しばしば「ふれあい広場」のようなところで同居している例を見かけます。 家畜化されたという点で、既に、他者からの干渉への耐久力がある程度強い傾向があるかもしれません。 マイワシとサメ(クロヘリメジロ?)、2008年3月、名古屋港水族館にて。 はじめにの中で、『動物園学』からの引用で、混合展示をする種は「(願わくば)捕食関係にないものの中から」選ぶ、というようなことを述べましたが、これはその例外に当たるかもしれません。 マイワシなどの小魚と同居する肉食の魚は、充分に餌を与えられていても、たまに“つまみ食い”をすることがあるようです。 生き餌などと異なるのは、マイワシの同居が被食されることが目的ではないことと、防衛戦略としての大群形成をして捕食者より水槽内で“幅をきかせている”(でもたまに食べられちゃうけど)ということでしょうか。 生き餌にしても混合展示にしても、一般が見えるところで生きたものが捕食されることに寛容なのは、魚類や昆虫くらいだと思います。サメに食べられるのが哺乳類や鳥類だったら、恐らくその混合展示は「問題」とみなされてしまうでしょう。福祉的な問題や、動物観が関わってくる、難しい部分です。 食う・食われる、は、生物の最も重要な行動ですが、なかなか動物園・水族館での再現はできません。しかし、来園者一般に認められる部分であれば、確固たる信念のもとにそれを再現して展示するのは、立派な生態展示あるいは行動展示の一部となるでしょう。 混合展示の新しい可能性を感じる点です。 シャチとバンドウイルカ、2010年9月、名古屋港水族館にて。 これも、もう一つの、捕食関係の例外と呼んでいいかもしれません。 シャチは野生下では、魚を主食とするグループや、イルカなどの海獣類を捕食するグループなど、いくつかのグループの存在が知られています。 そのような意味で、シャチにとってイルカは、食べものとなり得る存在です。 しかし、飼育下で、満足に栄養を与えられる個体は、しばしばイルカと“友達”になります。真意は分かりませんが、鯨類は発達した知能を持っていますから、今ここで食べちゃうよりも、一緒に楽しく暮らすことの方がメリットがあると考えているのかもしれません。わたしどもも、ブタを食べたり、ペットにしたりしますから。 いずれにせよ、これも興味深い混合展示の例です。 ラッコとアゴヒゲアザラシ、2010年9月、大分マリーンパレス水族館うみたまごにて。 詳細は、昨年の訪問記の記事こちらをご覧下さい。 これまでで最も驚いた混合展示の一つです。 どのように馴致をおこなったか、気になるところです。 アカシカとフタコブラクダ、2009年9月、富山市ファミリーパークにて。 もともと生息する地域も環境も異なる動物ですが、混合展示がおこなわれていました。 「はじめに」の中で、混合展示をおこなう動機の例として簡単に挙げましたが、「お互いひとりじゃ寂しい」ので、混合飼育することの例です。(WEB等にそのようなことが説明されていたと思います) 群れの社会性を持つ動物は、異種であっても、似たような他者の存在で安心する部分が大いにあるように感じます。 現在は残念ながらラクダはいないようですが、同様に、ダマジカの群れを隣で飼育することで、アカシカに安心感を与えようとしているようです。 |
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2011年12月27日
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