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先日、クロサイ・クロさんの追悼記事を掲載しましたが・・・ 追悼企画第2弾として、クロさんを囲む、安佐動物公園の大型の夕蹄類たちを紹介したいと思います。 まずはこちらの方。 アフリカゾウのタカくん。姫セン生まれの巨大なオスです。 頻尿などが見られ、マストスコアも高そうな感じですが・・・性格は穏やか?大人しめ?草食系なのか。 とってもイケメンで、育ちもいいので、今に日本で一番立派なオスゾウになるでしょう。 隣に暮らすマルミミゾウのメイちゃんとも仲良し・・・ でも、叶わぬ恋なんだ・・・。 早く両方に、適切なお相手が見つかるといいんだけれど。 番組では、安佐のオススメひづめ第一位として登場していただきました。 アフリカスイギュウ。草原型のクロスイギュウです。いわゆるバッファローと呼ばれるやつ。 (アメリカバイソンをバッファローと呼ぶこともあるけど、水牛って意味だからこっちのほうが正しいのね) 漆黒の毛色、立派なツノ、イカツい体格。 国内では安佐と、群馬サファリだけの飼育です。 クロサイファミリーの隣で、こちらもコドモが2頭いて家族で暮らしています。 コドモはまだ茶色くてほわほわしているのでカワイイですね。 安佐のシンボルともいえるアフリカ平原で暮らす・・・ キリンの皆さん。 手前は秋吉台サファリから婿入りしてきたアキヨシくん。人間大好き。 奥のふたりがキリコさん・メグミさんの母娘。 ギリギリ大型? シフゾウのビリーくんです。動物園の中でも一番奥の奥、かなり急な坂を登りつめた果てに暮らしています。 収録の時には、彼には随分苦労させられました(^^; なかなか手前に出てきてくれず、何度も放飼場の前まで行ったのに、不発続き・・・。 最後のほうはみんなで行くのはやめて、クルーの若いスタッフさんだけ走って見に行かされてました。 毎日なにが起こるか分からない、それも動物園の面白いところだよね〜、などと始末をつけようかと思っていたら、最後の最後、閉園間際に手前まで出てきてくれて無事収録は成功。 そんなビリーくんです。 ビリーくんは、熊本生まれ。熊本のジローくんと兄弟になります。 安佐は、クロサイの総本家であることは間違いないのですが、それ以外にもたくさんのひづめが暮らしています。 ハイラックスやキョンのような小型のひづめ、ニホンカモシカやブラックバックのような中型・・・ ひづめの多様性を存分に感じられる動物園です。
こういう動物園で大事にされたからこそ、クロさんも大往生を遂げられたのかもしれません。 |
動物園・水族館
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このブログのテーマに則り、動物園話題で。
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日本のクロサイ界のゴッド・ファーザー、安佐動物公園のクロサイ、クロさんが亡くなりましたね。 1つ上の奥さん・ハナさんと共にクロサイの現役世界1・2位(クロさんは雄としては世界最高齢)というご長寿でした。 推定44年の、大往生でした。 ご夫妻の間には10頭のコドモを遺し、子や孫、曾孫や玄孫までが、日本中・世界中の動物園で活躍しています。 クロさんに最後に会ったのは、今年の4月・・・テレビの収録で安佐を訪ねたときでした。 まだまだお元気なようすでした。 年月を重ねてこられた立派なツノが印象的ですね。 ハナさんも。 クロハナご夫妻のことは、あえて番組中で紹介するには至りませんでしたが、「安佐といえばクロサイ」というのも、このお二方があってこそです。 お二方のご子孫は日本中で・・・ かみねにも 八木山にも 東山にも 上野にも (ミミカちゃんは玄孫に当たりますね) 金沢にも (今年の4月生まれのフウカちゃんは一族の一番新しい子になるかな?) そして、本家、安佐にも 他にも何園かありますが、クロサイの暮らすすべての動物園に、一族の血が生きています。 ハナさんと飼育担当の皆さんのご心痛のほど、お察しします。 クロさん、これまでどうもありがとうございました。
そしてハナさん、もっともっと、いつまでもお元気で・・・ |
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あまりにブログを放置しすぎている。マズイ。 思いついたように、更新します。 落ち着いて、座って、文章を書く気力と時間があまりないので(主に気力が)、写真を中心に・・・。 最近(と言っても先月だけどね)訪ねた動物園で出会ったなかまたち。 日立市かみね動物園と、名古屋市東山動物園より。 まずはかみね。 チンパンジー舎の植樹祭の予定日に訪ねましたが、午前まで雨だったので植樹祭は翌日に延期。 ふつうにゆったりのんびりと、動物園訪問でした。 クロサイのマキ・サニー親子。サニーちゃん、もうスッカリ大きくなって! お母さん(がたぶん奥)と、もうほとんど区別が付かない! 人工哺育中のチンパンジーのゴウちゃん。 浅井三姉妹からの「ゴウ」です。茶々・初・江〜♪ 飼育担当のYさんに抱かれ、お披露目の時間です。 群れ復帰を視野に入れて哺育中ですが、Yさんのとても熱心な取り組みにより、群れの中で“チンパンジーらしく”育つのもそう遠い話ではなさそうです。今後が楽しみですね。 こちらはほんとうの三兄弟。今年の3月に生まれたので、当時まだ生後3ヶ月くらい。 きぼうクン、ゆめちゃん、はるちゃん、です。 あどけなくて、カワイイです。 で、なんと!この仔ライオンたちは父親と同居しています! 「おとうさんあそぼう〜」 去年のコドモは生後半年ほどでの同居だったそうですが、今年のコドモはかなり早い段階からの同居です。 お父さんのしっぽで遊ぶコドモたち・・・ ライオンだけ、しっぽの先が黒くて房毛な理由はやっぱり、コドモを遊ばせるのに使うため・・・? 「ライオンは群れで暮らし、父親も子育てに参加します」というのが、図鑑の中だけの話でなく、リアルに見られるのには感動を覚えます。 日本の大部分の動物園では、“事故防止のため”などとして、早々に取り上げて人工哺育としたり、父親は完全別居、そうでなくてもコドモがかなり大きくなってからやっと同居、とかですから。 えい、もいっこ。 ビーバーの横の池に、カンムリカイツブリ!動物園では珍しい鳥ですね。 どうやら、完全な飼育個体ではなく、傷病で保護されたのちに放された個体だとか?まだちょっと幼い感じ? でも、居心地がいいようで住み着いちゃってるらしいです。全然逃げません。 続いて、東山。 市民ZOOネットワークの動物園ツアーイベントのために、久々に訪問。 恐ろしく蒸し暑い一日でしたー。 今回も会うことができました。 日本でただ一頭(そして恐らく最後の一頭)のドールシープ、ラン丸くん。君だけだよ おらん〜♪ 御年13歳でかなりの高齢です。 暑いのは苦手だろうから・・・この夏も元気で乗り切ってくれるといいのだけれど。 カコミスルは、とてもカワイイ、アライグマの仲間。 アライグマとかキンカジューとかよりも、程よくふわふわしてて襟巻きっぽくて、いい。 こうやって明るいところでじっとしてくれると写真も撮りやすいのだけれど・・・。 夜行性動物館で、一番心待ちにしていたのは・・・ ツチブタの赤ちゃん!人工哺育中です。 コドモなのに流し目・・・しかし部品がそれぞれ大きくて、なんかやはりカワイイ。 よたよた、ぴょんこぴょんこした挙動がとっても萌えです。動画はどうぞリッピさんのブログでご覧になって。 初めて認識しました。 ウミベイワバトカゲというらしい、微妙にカラフルなトカゲでした。 海辺の岩場に住んでいるのかな・・・。 JAZAのデータベースでは、東山でしか飼育されていないことになっている。レアトカゲですね。 以上! (気づけば戦国鍋ネタが2つも・・・分かる人にしか分かんないか)
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先週訪ねたSCZにて・・・ こちらはアオガン 国内ではほとんど飼育されていないガンです。 で、ふれあいのところにいたこちらのヤギ、アニーちゃんというそうですが・・・ なんか雰囲気がアオガンっぽいなあ〜 どう、似てない?
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さてさて、東北サファリによる移動動物園「世界大動物園」を訪問したのをきっかけに、我が国の戦後の移動動物園の変遷についてちょっと考察してみました。 あくまで私見で、まだ十分に根拠が集まったり熟慮したりしたものではないので完成したレポートとは到底呼べませんが、ザックリとした全体像の想像図、もしくは話題提供として受け取って読んでいただけると幸いです。 戦前や明治以前の移動動物園となると、「見世物」や「香具師」などのような、当時で言う珍禽奇獣を大衆に見せ巡回するような商売があったでしょうけれども、果たして、どの程度「動物園」と呼べるようなものであったかは分かりません。(「動物園」の前提の一つとなる「飼育」という点でかなり怪しいものがあります) どこまでを含むか収集がつかなそうなので「戦後の移動動物園」を振り返って考えると、この「世界大動物園」は第三世代、と言ってもいいかもしれない、というのがこの話の結論です。 第一世代は、まだ動物園がそんなに各地になかった時代の移動動物園。 1950年、上野動物園がゾウのインディらを連れて各地を巡ったのに始まり、株式会社日本動物園による「世界動物博覧会」など、種々の珍獣・大型獣などを大量に引き連れた超大規模な移動動物園が存在していたそうです。(参考:『日本カバ物語』宮嶋康彦、ほか) 興行的で、「動物園を開催すること」を第一目的にしていたのでしょう。 この影響で、恐らく、国民の皆に動物園がグッと身近なものになったに違いありません。 そして現に、常設の動物園があちこちで作られた時代です。(1950年〜58年の動物園の増加率はこれまでで最大) 常設の動物園が「どこにでもあるもの」になったあと、しばらく移動動物園はあまり流行らなくなったのではないかと考えます。 このあたり(1960〜80年頃)の移動動物園に関する資料はハッキリしたものがまったく見受けられないし話もあまり聞かないのですが、ということはそもそも移動動物園があまり機能していなかったのでは?という私見です。(しかし「ない」ことを証明するのは難しい) 次はここ2〜30年くらいの話でしょうか。動物(ペットや家畜など)が身近な環境にいることが珍しくなったり、「珍獣」がもてはやされなくなった、動物との「ふれあい」が人気を呼ぶようになった、などのような時代になってから、幼稚園や小学校、イベント会場などに、「呼ばれて行く」形式の移動動物園が数を増やしたのではないかと推察します。第二世代です。 これらは、小動物や家畜などが中心で、ほぼ子供を対象にしているでしょう。 (滋賀県のような動物園なし県で堀井動物園のように多種多様な動物を保有する、というようなところもあるでしょうけれど) 移動専門の業者だったり、常設の動物園が出張としてやったりと、主体はいろいろだと思いますが、基本的に「雇われ」の動物園で、“出前”するようなものです。 現在の移動動物園はほぼこういうものだと思います。 さてそんな中、「世界大動物園」は第二世代とは趣旨も形態もちょっと異なる(第一世代に戻るような)感じがします。 確かに現在でも、動物園までなかなか行くことのできない地域は存在します。(特に内陸や、日本海側など) そして昔のように新しく動物園を作れる時代でもありません。 そういう場所にちょっと珍しい動物などを持っていって展示する。自社でそもそも動物を持ってるので展示動物はそこから少し持ち出せばいいわけです。移動式なのでハードを建設するコストもかかりません。もし集客に失敗してもさっと撤退できます。 地域の人々は、近所に開いた動物園へ、普段の買い物のついでに行くことができる。近隣の大都市まで、混雑する動物園に日曜の早朝から準備して家族で出かけるその出費と労力を考えると、ちょっと高くても近所でいいか、と思うかもしれません。 常設の動物園と一般的な移動動物園の微妙な隙間に入り込んだ、第三世代と言えるのではないかと考えます。 上述のような中でも、より沢山の人が、動物園や動物に親しむことができる、という可能性はありそうです。 動物に対する福祉的な考慮、明らかに利潤目的でその他は放置でいいのか、など課題や改善すべき点は山積みでしょう。 しかし、だからといって周囲から叩き潰せばいいようなものでもないかとも思います。 第三世代が、どのように進展していくのか、あるいはいつか頭打ちがくるのか、興味深いところではあります。
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