ZOOLOG@pipu

獣医学科の大学生ぴぷによる、ZOO(動物園)を主題としたBLOGです。日々のことや動物園に関することを思いつくまま書き連ねます。

動物園・水族館

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このブログのテーマに則り、動物園話題で。
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そんなこんなで、先日の研究室旅行のメイン見学は、箱根園水族館
初めての訪問でした。

箱根・芦ノ湖の畔にある水族館です〜

海水水族館としては最高の標高?なんか似たような文言の水族館は他にもいくつかあったような・・・

箱根なのでそんなに遠くはないのだけれど、日帰りで行くにはちょっと遠いし、
日動水非加盟の館なので、そこまで躍起になって訪ねる気も起きず・・・

なので今回、研究室の箱根旅行で訪ねられたのはほんとうにいい機会でした。
そして、思っていたよりはるかに楽しい水族館でした〜

そして今回はなんと、こういう団体なので、職員の方のガイド裏側見学ツアーまでしていただいて、
至れり尽くせりの訪問だったのです!


水族館は、海水館、淡水館、バイカルアザラシ広場の3つに分けられていて、
淡水館だけで30年前にスタート、そして10年前に海水館ができ、現在に至るそうです。

バイカルアザラシ広場だけ屋外で、通年でバイカルアザラシを屋外で飼育しているのは日本でここだけ。
さすが箱根、高冷地ですね。
悪天候で寒く我々には特にツライ天気でしたが、アザラシたちには特に過ごしやすい季節なのかも〜
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水中の、バイカルアザラシ
自然に生えたという、が非常に見事。地下水で、塩素を含まないためここまで見事にできるのでしょう。
職員の方によると、この苔は、多数のアザラシたちのたくさんの糞を隠すのにも役立つのだとか!

そしてここは何より、バイカルアザラシのショー!日本で唯一です!
トレーニングや簡単なパフォーマンスは、いしかわ動物園や福岡のマリンワールドでもやっていたけど、
確かに、ショーとして、いくつもの演目をやるのは今のところここだけのようです。
イメージ 2
水中のこの待ちの体勢は、アシカショーより、むしろイルカショーに近い気がします。
くるくる回転したり、ちょっと上陸して腹筋をしたり、ボールを抱えたり、まぁそんなもんかと思いきや・・・
イメージ 3
これはスゴイ!バイカルアザラシがジャンプするなんて!!
ここのショーは、一見の価値あり、です。
名物の、温泉の格好をしたビリー君の写真はあえて載せませんでしたが是非現地で・・・

まだいるのかなと期待していたワモンアザラシは、昨年最後の1頭が死んでしまったのだとか・・・
随分昔に伊豆三津(箱根園と同系列)から2頭でやってきたうちの1頭、結構高齢だったとのことだけれど、残念!


他の見どころも、ざくざくと。

海水館では、入館してすぐのこのメインの大水槽が見事です!
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沈没船のオブジェ、人工物が大きな水槽内にあるのはチープな感じなんじゃ・・・などと思ってましたが
なかなかどうして、これはいい演出です。
このメインの大水槽は、裏側見学のときに上層部分を見せていただきました!
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完全屋外です。光も天然光で、だからナチュラルな感じがするのかな〜
しかしこの上部、足場は1m弱の通路、手すりはなく雨で濡れている。
旅行の大荷物やら傘やら抱えた25人が、恐る恐るぞろぞろと見学していくので、いろいろスリルでした。
下で見ている来館者の前を、靴やカメラや人間がずぶずぶずぶ・・・なんてことにならなくてヨカッタ。

海水館にはペンギンも結構います。
イメージ 6
イワトビさんはどうやら1羽だけ。他に数羽のキングには茶色モコモコのヒナもいたし、マゼラン、ケープ、いまや貴重なマカロニも3羽いたりして。


淡水館は、確かに30年分の年季が入った感じはありますが、それでも品がよくなかなかステキでした。
コレクションのラインナップは、まぁ定石通りというところで・・・

かつてワモンアザラシなどを飼育していたという大きめの水槽(やけに陸地部分が立派なので尋ねたら案の定)には現在、熱帯淡水魚系のおなじみのメンバーが暮らしていましたが、結構立派なピラルクなんかも何頭かいました。

面白いのは、これ。
イメージ 7
水族館では世界初!好適環境水なのだそうで〜
浸透圧を上手く操作して、淡水魚と海水魚が一緒に暮らせる水を作ってるのだとか。
確かに金魚やグラミー系の淡水魚、イシモチ系のやなにがしルリスズメみたいな海水魚がいます。
大分のマリーンパレス(現・うみたまご)なんかではむかーしから(恐らく今も)、汽水域のような微妙な濃度の食塩水を作ってコイとかとタイとかを一緒に飼育する、ってのはおこなってましたが、
こういう、サイエンスな、テクノロジーな展示は、更に面白いですね。

恐らくこの水族館で一番最後に見ることになる「水鳥」の水槽は、薄暗いし、ガラスは曇っているし、向かい側は売店だし・・・と絶好のスルーポイントなんですが、マニアックに見てみると、一番なんじゃあこりゃあ!な水槽でした。
イメージ 8
顔だけで、分かりますか?
狭山市立智光山公園こども動物園の雌1羽が国内飼育最後の1羽かと思っていたら・・・
なんとここには雌がさらに2羽いました。ホンケワタガモです。
ここにも雄はいませんでしたが・・・
水槽は上記の条件で、さらによく動くので、全然写真なんか撮れません。
このダークホースな水槽には、他にも、数羽のホオジロオナガガモ、ツクシガモ、ホオジロガモ♀(表記はなかったが多分そう)、トモエガモ♀、オシドリ♀、アメリカオシのカモ類と、初めて見た、オバシギ(叔母鴫?かと思いきや尾羽鴫なのだそうな)が飼育されていました。
分かる人には分かる、マニア狂わせな、最後の最後でまさかのコレクションでした。


もちろん他にも魅力満載。
コンパクトだけれど、存分に楽しめる水族館です。

毎日、朝10トン夕方10トンの海水を、伊豆の海から運んでいるそうです。
多くの苦労の賜物として楽しめることに感謝しつつ、箱根旅行の際は是非立ち寄ってみて欲しい水族館です。

シーク・イン!

マルヤマンが、意外に話題ですね〜

先日円山へ出かけたときに、初めて彼の存在を知って、何の冗談かと思っていましたが・・・

ちょっとキモイのであえて触れずにいましたが、ヤフーニュースのトップにまで出たら・・・

恐いもの見たさで?YouTubeで動画を見つけてしまいました〜


♪長グツはいて シーク・イン

マルヤマンはキモイけれど、意外に歌詞は面白いのですね。

ゾーン会議だ、のくだりが個人的にはツボでした。

円谷さん、ゾーン会議で発表とかしてるんでしょうか・・・

それにしても、野生復帰だとか、ブリーディングだとか、専門用語が飛び交うこと(笑)


探してみたところ、円山で撮った写真約700枚のうちいずれにもマルヤマンは写っていませんでした。

それもそのはず、キモかったので撮ろうと思った記憶がありません。

ので、代わりに(?)ララさん。
イメージ 1
お子さんたちとお別れで、寂しいかな?
公開初日の昨日、さっそく見に行きましたとも。

時折みぞれ混じりの雨が降る、わたしにもフォッサにも、なかなかツライ気候でしたが。

映画『マダガスカル』でも、フォッサが来た〜といってキツネザルたちが騒いでいたのを思い出します。


まだ4歳の、フォッサくん、でーす
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どこから来たんでしょう・・・

絶滅が危惧されていますが、ヨーロッパなどの動物園では比較的飼われている気がします。
昨年の英国でも、マーウェル動物園で見ました。

まぁ、当人は、そんなことお構いなしです。
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執拗に、ロープを噛んでいます。

まだ寒いので、屋内での展示です。
以前、東京農大・進化生物学研究所から来たマイオット島ブラウンキツネザル老夫婦がいた場所です。
雌1頭だけのクロキツネザルがその隣、ホウシャガメと同室(屋外はワオの親子)に入り、ブラウン老夫婦はそのクロキツネザルのいたアイアイの森の中のジェントルキツネザルの隣の部屋です。

やっと役者が揃い、マダガスカルエリアが賑やかになりました。

それにしても、日本でフォッサが見れる日が来るとは・・・感動です。
オカピやインドライオンなどと同じくらい、海外に行かなきゃ見れないものだと諦めていました。


サル山に登場した下北半島ニホンザルも初めて見ました。
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手前のプールにはお湯が張ってあるので、おチビがふたり、縁で温まっています。
下北半島から来たとはいえ、寒いものは寒いのでしょう。

それにしても、野生由来個体は、美しい!
なんというか、オーラが違いますね。これまた感激です。


とにかく寒かったので、屋内展示ばかりにいました。
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ムササビ。
長いこと見てると、多くの人が「飛ばないね〜」「飛んでくれないかな〜」と言っているのが聞こえます。
滑空することを飛ぶといっているのか、ほんとうにパタパタ飛ぶと思っているのか、一度聞いてみたいものです。


そういえば、
ジャイアントパンダがまた上野にやってくることが決まったそうで。
レンタル代金(研究協力費という名目なんですが)を値切ってやったと、石原都知事が偉そうに言ってましたね。

個人的には、ジャイアントパンダがまた見れるのは嬉しいですが、どうもやはり「年間入園者が300万人を割って」とか「上野の営業が」とか報じられるのは、いい気分がしません。
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ここのところ、残念な報せが多く・・・

熊本市動植物園のカバ、ケンポウさんが亡くなってしまいました。
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今月8日の朝、だそうです。
小さいときから、動物の中でも特に、カバは大好きな動物でした。
わたしの、24年間の動物園人生を作り上げてくれたひとりです。
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最後に見た、ケンポウの姿。2009年最後の開園日の、夕方です。
38歳ということで、カバとしては高齢ではありますが、いしかわ動物園のデカばあちゃんのようにさらに20年も長生きしている個体もいるので、もっともっと元気に過ごしてほしいものでした。
地元のニュースでは飼育担当の方が涙を流してらしたとのことで、本当に皆に愛されていた個体でした。

長崎バイオパークでは、マサイキリンの夏輝が、1月になくなっていたという報せ。
熊本で、神平とランの間に生まれた子です。
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2005年5月、生後2ヶ月の夏輝。
2歳のときに、長崎に移動し、
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昨年夏、長崎で久々に再会したときは、こんな立派なキリンになっていました。
マサイキリンの将来を担うオスとして期待されていただけに、これまた残念です。

2007年末も大物が相次いで亡くなっており、熊本の動物たちは、冬に弱いのだろうか・・・

チンパンジーでは、ズーラシアのサチコさんとかみねのマツさんが相次いで死産。
いずれも、新しい施設の、複雄群の中での出産ということで、とても楽しみにしていたのですが、これも残念な結果に。


先日、東大博物館の『命の認識』とそのシンポジウムで感じたとおり、
いくつもの死があって、その中で命を認識できる場所が動物園なのかもしれません。

「命」の終わりが死ではなく、死はその中間地点であって欲しいものです。
寒すぎるにもほどがある。東京地方、今夜は大雪で、我が家の周りは早くも積もり始めています。
北海道で雪が降るのとはワケが違うなぁ。今ここは現実の日常世界だから?精神的な問題だろうか。

そんなわけで、予定を変更して(あざらし館の紹介の予定でしたが)、旭山の「さむいねぇ」な動物たち。

キリンのマリモちゃんとゲンキくん。
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もう北海道の冬にはさすがに慣れましたかね。
結構平気に、雪をかじったりして、2頭で遊んでいました。
でもやはりキリンは見てるだけで寒そう!

カバの・・・どっちだったかな。ゴンさんか、ザブコさん。
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カバは大きいので体温が高く、周りの雪が解けている・・・わけではありません。
ヒーターが地面に入って暖かいのでここでお昼寝。
温水プールでもあれば、雪見の露天風呂気分でさぞ気持ちよかろうに。

おい、地元だろっ!
イメージ 3
写真に収めるのは初めてです。エゾタヌキ
それでも寒いものは寒いのですかね。
ここは金網の展示場なんですが、園路側にトンネルが延長していて、普段は蓋のしてある窓が3つ。
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蓋を開けて除いてみると、狭いトンネルで暖かいのでしょう。タヌキさん。
雪に埋もれていて、普通の人はなかなかそこに窓があってタヌキがいることに気付かないのだけれど。
独占できたので、結構長いこと見つめ合って、タオルをひらひらさせたり、鼻をくんくんしたりして遊んでました。来園者がエンリッチメント。
タヌキさんとは割と仲がいいのです。

夏が苦手な動物も、冬が苦手な動物も、いろんな動物が地球上にいるのです。
まさに多様性ですね。

冬が苦手なわたしは、明日は授業がないので、一日ヒッキーでしょうか。

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