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英国編、再開します〜 しかし、イギリスの動物園で飼われている鳥なんて、ほとんどが初見の種類で、日本にいないの全部紹介しようと思ったら10年くらいかかっちゃうんじゃないかっていう勢い。 お気に入りのから、徐々に出して行きます。 カモは結構好きな鳥なんですが、特に、派手な種類がいいですね。 ってわけで今回は「毛綿鴨(ケワタガモ)」シリーズにて。 トーキーにある水族館、リビングコーストでは、「海ガモ」エリアがあって、見慣れないカモが何種類も飼育されていました。 日本の動物園で海ガモ飼育はほんとに少ないです。 ケワタガモの仲間なんて、派手でいいのになぁ・・・ ケワタガモの代表選手は、ホンケワタガモ。 本家のケワタガモなので、本毛綿鴨。英名もそのまま、Common Eider。 リビングコーストにて、オス。 北極海を囲むような、北のほうの海に住んでいて、いくらかの亜種があるようです。 メスは同じ形で、よくある“カモの雌”な、茶褐色のまだらの模様。 日本では、しばらく前に、埼玉の狭山市立智光山公園こども動物園にメスが1羽だけいたけれど、今は不明。それが恐らく、日本に最後の1羽だなぁ。 イギリスの動物園では結構一般的な鳥のようです。 個性派なのは、メガネケワタガモ。 奥が雄で、手前が雌。 確かに眼鏡だけれど、美味しそうな(抹茶味っぽい)緑色がさらに不思議さを引き立てる。 一番豪華なのは、ケワタガモ。 和名は無冠詞のケワタガモだけれど、英名はKing Eider。 確かに王様の風格漂う、立派なカモでした。(どっかの王様コロブスとは大違い) 奥が王様ケワタガモで、手前がお妃ケワタガモ。 しかし、一体何の必要があって、どうやって進化したら、こんな色が出てくるのだろう。 生命の不思議。 おまけ。鳥じゃないけど。 上のケワタガモたちと同じく、リビングコーストにて。 ミナミアメリカオットセイ。立派な雄だなぁ。 我が国では鴨シーに雌1頭がいるだけだったけど、ちょっと前にエプソン品川に新しく2頭くらい海外から導入されたらしい。これも見に行きたいなぁ。 DATA ホンケワタガモ Somateria mollissima 見たところ リビングコースト、ホイップスネード動物園、マーウェル動物園、狭山市立智光山公園こども動物園 メガネケワタガモ Somateria fischeri 見たところ リビングコースト ケワタガモ Somateria spectabilis 見たところ リビングコースト ミナミアメリカオットセイ Arctocephalus australis
見たところ リビングコースト、鴨川シーワールド |
ガイコクの動物園
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海外の動物園・水族館や、そこで出会った動物たちについて。
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英国齧歯類編 今回のイギリスの動物園巡り、ひづめ類などはほぼ予定通り(一部予定以上のことまで!)見ることができたのですが、齧歯類の皆さんとはことごとくご縁がなかったようで、まったく振るいませんでした・・・ まず、齧歯類の中で最も楽しみにしていた、ケープタテガミヤマアラシ Histrix africaeaustralis。 日本にいないケープタテガミと、アフリカタテガミH. cristataやインドタテガミH. indicaとの違いは何だ?よくよく見極めてこよう、というような話がぜのぱすさんのところの掲示板で上がっていたのです。 ケープタテガミ飼育園は、事前の予習では、ロンドン、ペイントン、マーウェルの3園の予定。 果たして、いずれの園にも、飼育されていたのはアフリカタテガミのみでした。(学名の表示もそうだったし、職員の人も、あれはCrested porcupine:アフリカタテガミだよ、と言っていた) 3園とも外れるとは、悔しいにもほどがある。 その他も、齧歯類の多く飼われてそうな、ロンドンのbiome(バイオーム:熱帯の小獣舎)は半分が立ち入り禁止に、ペイントンのSmall mammal house(小型哺乳類館)は一時閉鎖になっていたことも大きな痛手の一つだったかと思われるのですが、 ロンドンで見る予定のPanay Bushy-tailed Cloud Rat(和名不明)やペイントンのOrange-rumped Agouti(ウサギアグーチ?)は展示されているところが見当たらず、 ロンドンのバイオームにいたSouth American Agouti(Dasyprocta punctata;和名不明)は半分閉鎖のおかげで、壁に3つだけ開いた穴から覗くことしかできず(中腰で覗くのでツライし、見難いし、写真も撮れない!)、結局遠くに黒くモゾモゾ動く背中と後足が見えただけ、 ロンドン、マーウェルで飼育されていたオオミミアシナガマウス(Madagascar Giant Jumping Rat)はいずれも閉園まで何度も通ったのに姿を現さず、 さらにネズミつながりで、マーウェルのコクエルネズミキツネザル、今年になって最後の1頭が死んだようで、これも見ることができず・・・ ロンドンのアフリカフサオヤマアラシは、良かった方で、 薄暗い屋内展示場の一番奥で、ずーーーーーっと寝ていたけれど、閉園間際に顔だけ見せてくれた。 (全身を拝みたかったけど、これだけでも満足せねばならない) あと一つ、予定外だったけれど、 ペイントンで見た、オレンジランプトでもサウスアメリカンでもない、ふつーの、アザラアグーチ。 ふつーの、とは言え日本では飼育されていませんが。(むかし国内のどっかで見た記憶が??) 5年前メルボルンで見たのが確実な記憶。 齧歯類はほんとに、そんだけ、って感じでした。 残念の極みですね。 いつか、ケープタテガミを拝める日が来るのだろうか・・・ おまけ、齧歯類じゃないけれど、 ペイントン動物園にて、ロドリゲスオオコウモリ。上記のアザラアグーチと混合展示でした。 空間の上はコウモリが使い、食べ残した餌のカスなどを地上にいるアグーチが食べ、というような関係で面白い飼育展示でした。 ロドリゲスは今回、ロンドン・ペイントン・マーウェルの3園で見ることができましたが、実は希少なコウモリのようで、イギリスでも飼っているところはたまたまその3つぐらい、というほどの代物だったみたい。 こういうのには運が良いんだなぁ。 DATA アフリカフサオヤマアラシ Atherurus africanus 見たところ ロンドン動物園 アザラアグーチ Dasyprocta azarae 見たところ ペイントン動物園、メルボルン動物園(豪州) ロドリゲスオオコウモリ Pteropus rodricensis
見たところ ロンドン動物園、ペイントン動物園、マーウェル動物園 |
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まだまだ続きます、動物紹介シリーズ。 今回のテーマは、「オナガザル」でーす。 多種多様な、日本に飼われてないようなサル類を多く飼育する、トワイクロス動物園がメインになります。 まずは、リクエストいただきました、ロロウェイモンキー、の前にその基亜種ダイアナモンキー。 ペイントンにて。ダイアナは日本でも結構飼われているサルです。 高貴な感じの名前ですね。 んで、くだんのロロウェイモンキーなんですが・・・ 薄暗い屋内でしか見れなかったので、満足な写真が撮れず、非常に残念・・・ ダイアナとの違いは、長いあごひげでしょうか。確認できた全部の個体(3頭)にありました。 ダイアナにはこんなに立派なあごひげは見たことがありません。 その他、体の模様とか色とか大きさとか、特に違いはないようでした。 違いシリーズその2 ダスキールトンは日本ではズーラシアでだけ飼育されています。 トワイクロスでも見ることができました。 目の周りが白くて、可愛い顔つきです。 似たサルに、ファイヤールトン(でいいのかな)がいますが、 こいつはちょっと変な顔! 顔がしわしわだし、ダスキーのような愛嬌がない。どこが違うって、明確には言えないのだけど・・・ こんなサルは日本で飼育されていません。 トワイクロスでも、1頭しかいないようで、ずーっと屋内で動かずにいました。(高齢?) なつかしいサルです。フクロウグエノン。 10年位前までは、JMCにいたでしょうか。何か見た記憶があります。 これもいまは日本で見れないサルです。 今度はペイントンから、キングコロブス。日本にいません。 名前から、さぞたいそうなコロブスなんだろうと想像してましたが・・・ とりわけ高貴な雰囲気もなく、白黒のコントラストも甘いし、でっかくもないし。 アンゴラコロブスと非常によく似ています。 よく見ると、しっぽが、根元から白いです。(アンゴラは、白いのは先端だけ) でも、ゲレザ(アビシニアコロブス)の方が、よほど体つきも毛色も豪華だし、はるかにキングだなぁ。 オナガザル、特にアフリカのサル類がやはりイギリスは充実しているようです。 やはり植民地云々とかも関係しているのでしょうか。 うらやましいですね。グエノン類とか、日本には数えるほどしかいませんから・・・ DATA ダイアナモンキー Cercopithecus diana diana 見たところ:ロンドン動物園、トワイクロス動物園、ペイントン動物園、日本のいくつかの動物園 ロロウェイモンキー Cercopithecus diana roloway 見たところ:トワイクロス動物園 ダスキールトン Trachypithecus obscurus 見たところ:トワイクロス動物園、ズーラシア ファイヤールトン Trachypithecus phayrei 見たところ:トワイクロス動物園 フクロウグエノン Cercopithecus hamlyni 見たところ:トワイクロス動物園、日本モンキーセンター(過去) キングコロブス Colobus polycomos
見たところ:ペイントン動物園 |
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リーチュエ! マニアの世界のかなり深みにいる動物です。 ずーっと憧れ続けたレイヨウの一つ。 今回イギリスで、リーチュエ2種類いずれとも見ることができました。感動。 さてそんな、知る人ぞ知るリーチュエは・・・ まずは、 ペイントンのカフエリーチュエ。(無冠詞の)リーチュエの亜種です。 広大な、見上げる牧草地に、10頭ちょっとの群れで暮らしていました。 なかなか下のほうまで降りてこないのが残念。 角のあるのが雄(一番大きくて角も立派だったので一位オスなのでしょう)で、ないのが雌。 レイヨウの中でもオリックスの仲間やエランド、ボンゴなんかは雌雄で差があまりないですが、これは明確な差があるものの一つですね。日本には雌雄で異なるレイヨウがあんまりいませんね。(ブラックバックとシタツンガくらい?) 下のほうに写っているグレーのかたまりは、アナウサギです。奴ら、どこにでも出てきます(笑) それから、ホイップスネードでは ナイルリーチュエ!やっと会えた!! すっごく遠いところにいたのと、雨が降っていたのが非常に残念。 しかも、20数頭飼育しているはずなのに、見れたのは雄2頭だけ。きっと、「自家用車でしか行けないゾーン」の方に群れで移動していたのかな。 でも、ほんとうに、「クラカケレイヨウ」の異名を持つとおり、真っ黒な身体で肩に「鞍」がかかっているのに感銘を受けました。 かつて、高校生のとき、将来地元・熊本に作ろうと夢に見ていた「世界の河川をテーマにした水族館」(某県に先を越されちゃいましたが)での、ナイル川ゾーンにフィーチャーしようと妄想していたほどに憧れていたのです。見れてヨカッタ。 水辺や湿地のようなところに暮らすレイヨウで、きっと泳ぎとかも上手いはず。 間近で、泳いでる姿を、いつか見てみたい。 リーチュエといいます、名前だけでも覚えて帰ってください〜。 DATA カフエリーチュエ Kobus leche kafuensis 見たところ ペイントン動物園 ナイルリーチュエ Kobus megaceros
見たところ ホイップスネード動物園 |
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トワイクロス動物園 コブなしラクダ編 ロンドンから列車とバスで3時間ほどのところにあるトワイクロス動物園は、英国版モンキーセンター?!というくらいにサル類が充実している動物園なのですが、実は中央のサル舎を取り囲むように、園の外周に「なんじゃこりゃあ」なひづめたちも飼育されています。 珍しいサルたちに気を取られ、ひづめたちを見逃さないよう充分注意!! 日本で見られるラクダは4種類、ヒトコブラクダとフタコブラクダ、それに南米のコブなしラクダであるラマ(どこにでもいますね;)とアルパカ(最近ブームの予感?)で、いずれも家畜種です。 トワイクロスには、そんなラマやアルパカの、それぞれの祖先種といわれる、グアナコとビクーニャが飼育されています!必見ですね。 グアナコから。 ほー、これが。 ラマって言われたら分からなさそうだな・・・ きっと日本にもこういうラマいる(苦笑) 我が国で飼育された前例はあるのでしょうか? そして、ビクーニャ。初めて見た! ビクーニャっ子!もふもふ!かわゆい!! スーツケースに入れて日本に連れて帰りたい!! 日本から最近絶滅した種。数年前まで横浜・金沢動物園にいたそうですが、今はどこも飼っていません。 イギリスの動物園らしい、芝生の緑鮮やかな広々とした運動場つきの放飼場で、のんびりと暮らしていました。同じく南米の、マーラやカピバラなどと混合でした。 バビルサとグアナコが同じ画に入るなんて! 日本ではまず考えられませんね。 DATA グアナコ Lama guanicoe 見たところ トワイクロス動物園 ビクーニャ Vicugna vicugna
見たところ トワイクロス動物園、マーウェル動物園 |





