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not_racerさんから質問がありましたので、お返事させていただきます。質問内容は:
「pitts driverさんならトレール車に乗ってもタイヤと路面が出す信号を正確に読み取る事ができるのでしょうか?タイヤテストに絶対向かないバイクってあるのでしょうか?」
さて、答えは「どんなバイクに乗っても路面が出す信号・情報を得ることが出来ます」となります。
なぜでしょうか?
それは我々が日常的にこのようなことを仕事としているからなんです(笑)。
テストライダーの仕事はテストでありますが、その内容は常に「比較」です。ちょっとした内部構造変更のテストから、コンパウンドの改良のテスト、その他もろもろ、ほとんどが「比較が中心」のテストなのです。
そのため、こういうことを日常的に行っていると、感覚が凄く研ぎ澄まされてきます。これは経験によってどんどん向上していくので、ベテランテストライダーになればなるほど、本当に手のひらで路面を触っているかのように、路面状況、情報がわかるようになるのです。それはどんなタイヤ、オートバイに乗っても同じで、乗り慣れていないオートバイでも、コースを1,2分走ればすぐにそのオートバイの特性も掴んでしまうので問題なくテストが出来ます。
タイヤテストに向かないオートバイがあるかどうかですが、基本的にはそのオートバイの開発目的に沿ったタイヤを開発・テストしますので、そういう意味では「テストに向かないオートバイ」というのはないということになりますし、テスト車両はレース車両以外はセッティングも含めて完全にストック(ノーマル)状態なので、使用に際しても全く問題もないということなのです。
まあ違う機会に記事にしようと思っているのですが、テストライダーはエンジニアが驚くほどその判定能力は優れています。タイヤの重さが100g違っていても感知できますし、プロアイルも1度違っても分かります。
全ての判定結果は、エンジニアが行うシュミレーションやベンチテストなどでも実証されており、「間違い」というのはまずありません。
逆にシュミレーションやベンチテストの結果と逆さまのテスト判定が出て、調べてみるとシュミレーション時のテストタイヤの取り違えミスだったと言うこともあるぐらいなんです。
テストライダーはそれぐらい正確な判定をしますが、ある意味感覚が全てなので、普段の体調管理や、技量の向上に対する努力、そして新技術に対する勉強を怠ることもないのです。
こう書いてみるとかっこいいかもしれませんが、見た目の華やかさとは裏腹に、結構地味な努力が必要な仕事ですね。
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すごい!100gの違いまで分かるんですか・・・私など空気圧がいつもより落ちていても『あ、こんなもんだな〜』どころか違和感すら感じません(笑)さすが【プロテストライダー】ですね!真剣に尊敬します(@@)レースとかの【プロライダー】よりバイクやタイヤの挙動は詳しいんですよね?尊敬です〜〜!!
2006/9/8(金) 午後 5:48
私の周りだとレーサーの開発、テストライダーが数名います。 ライダーの能力は、エンジニアからすればキ○ガイ?と思われるくらい 鋭すぎるときもあるそうでw プラグに火花が出る瞬間が分かるとか(^^; 某大御所はそういう発言の連続でエンジニアに気味悪がられてクビになったとか(^^; エンジニアとテストライダーって仲間でもあり衝突する敵でもあったりしませんか?w
2006/9/8(金) 午後 6:45 [ kazuki ]
がらさん、こんばんは。微妙な差が分かるのは、日々の努力の賜物ですね。レースをしているライダーでも素晴らしい判定が出来る人がいますが、メーカーのテストライダーは「訓練」されていますから。レースなどの成績と言うより、セッティングや判定能力が認められてメーカーにテストライダーに採用される人がほとんどですね。
2006/9/8(金) 午後 7:52 [ pitts_driver ]
kazukiさん、こんばんは。確かにテストライダーの感知能力、判定能力に関しては機械でも測定出来ない範疇まで及ぶときがあり、エンジニアを驚愕させる時もありますが、エンジニアも必死に開発をしていますので、操安組が「NG」とする場合は、それなりの説明も求められます。お互いプロトして認め合っているので、衝突はあってもケンカにはならないですね。まあ、お互い変人同士ですから(笑)。
2006/9/8(金) 午後 7:55 [ pitts_driver ]
ある有名なチャンピオンマシンも開発した元レーシングライダー・A氏のお手伝いをしてた時期、ある市販車のテストで乗るまでの笑顔が、走行後にヘルメット脱いだら般若のようになり、エンジニアとすざましい会話になったときは怖くて近づけませんでした(^^; ただ当時ペーペーだった私にも分かるような説明でエンジニアに話していたのには驚きましたね。
2006/9/8(金) 午後 11:46 [ kazuki ]
kazukiさん、その光景は思いっきり想像できますよ〜(笑)。エンジニアとの衝突は日常茶飯事ですね。オートバイメーカーなんかでもハデにやっているみたいですよ(^^)でもそうやって妥協しない姿勢が、世界最高品質を生み出すんですよね。
2006/9/9(土) 午前 0:46 [ pitts_driver ]
すごかったですよw取っ組み合いの喧嘩になるかと思いましたものwほめたのが「メーターが見やすい」だけでしたから(^^;キャブレーションについてものすごいケンマクになってキャブ屋さんがシュンとしてましたもの(^^;
2006/9/9(土) 午後 1:06 [ kazuki ]
友人でディーゼルエンジンの制御をやってる奴がいるのですが、テストドライバーはアクセル開度1/1024を踏み分けると言ってましたね
2006/9/9(土) 午後 7:02
kazukiさん、こんばんは。メーターが見やすいというコメントが面白い(笑)。
2006/9/9(土) 午後 8:52 [ pitts_driver ]
りゅうさん、こんばんは。確かにテストドライバーやテストライダーはベテランの域に入ると機械でも測定出来ない領域まで判定できるようになりますが、最高の製品を作り上げるためにはエンジニアとの衝突(?)は仕方ないですね(笑)
2006/9/9(土) 午後 8:53 [ pitts_driver ]
優秀なモトクロッサーほど路面からの衝撃をライダーに伝えない。って事は、って考えたのですが。おみそれいたしました! もうヒビ割れたタイヤで走るの 止めます! (^^)
2006/9/9(土) 午後 10:05 [ not**acer* ]
not_racerさん、こんばんは。まあ、こういうことを日常的に仕事としているのである意味「慣れ」ですね(^^)。ひび割れタイヤは交換しましょう(笑)
2006/9/9(土) 午後 10:49 [ pitts_driver ]
本当に職人さんの仕事ですね。テスト開発とは違いますが、内燃機関屋さんとかは、エンジン内部の100分単位の誤差が解るとか、機械加工はどんなに高性能でも必ずガタが発生するからとかの文章読んだ事があります。
2006/9/10(日) 午前 0:11 [ avi**5jp ]
avio55jpさん、こんばんは。確かに華やかに取り扱われがちなテストライダーやテストドライバーの他にももっとすごい「職人」が現場にたくさんいるのも忘れてはなりません。指で触って0.1mm(!)の誤差を指摘した人もいました・・・(^^; もう凄すぎ(笑)。
2006/9/10(日) 午前 0:16 [ pitts_driver ]
匠!!!どの業種でも極めた方々の研ぎ澄まされた感覚には驚かされます。でも、こうゆうのって『重要無形文化財』いわゆる人間国宝にはならないんですよね(^^;もちろん、そんな名誉が欲しくて仕事してる職人さんは居ないんでしょうが、工業国日本―個人的にはもっと報われるべきだと思います。
2006/9/11(月) 午前 10:51
やま兄さん、こんばんは。本当に匠の世界ですよね。日本はそういう人が本当に多いと思うし、それが日本を支えて来ているのだと思います。日本人として誇らしいですよね(^^)
2006/9/11(月) 午後 9:01 [ pitts_driver ]
ふわ〜職人ワザですね〜!変人の同士っていうのもうなずけますけど〜。あぁ、私のバイクも1度乗ってもらって、今、治療した方がいい所を教えて欲しいです。そんなのもわかるんですか??
2006/9/12(火) 午前 8:10
m・mさん、こんばんは(^^) うなずかないでください〜(笑)。テストライダーはバイクに乗れば、全てにおいて判定が出来ますよ。機会があったらm・mさんの愛車もチェックすることも出来ますよ(^^)v
2006/9/12(火) 午後 9:03 [ pitts_driver ]