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プロテクターの記事で随分と反響がありましたので、再度胸部の保護の重要性について記事にしたいと思っています。
各メーカーから胸部プロテクターが出ていますが、無限電光とホンダアクセスから発売されている製品は、もともと白バイ隊員の死亡事故(意外に多いらしい)が原因で依頼されて作ったものらしい。その後、10トントラックと正面衝突して助かったという事例も報告されていることから、効果は期待できそうだ。
このプロテクター実によく出来ていると思う。硬さもあり、強い衝撃が加わるとグニャリと曲がり、衝撃を吸収するような構造になっている。ちょっと硬すぎるような気もしなくはないのだけど、検証を重ねた結果なのだから大丈夫なのであろう。
一昨年ホンダアクセスより発売された新型のものは剛性力もアップし、さらに胸部をカバーするエリアも拡大。私はこれをすぐに購入し愛用している。
フォースフィールドは私が現在一番信頼しているものなのだが、衝撃吸収力は現時点では恐らく世界一である。データーも公表しているし、第3者のテストでもカタログ通りの数値が得られていることが確認されている。
RSタイチのものも秀逸だ。ハニカム構造を採用しており、こちらも「グシャリ」と潰れてくれそう。表面が硬くなっているので、突起物にも対応出来そうなので安心だ。
突起物に関してなのだが、転倒するとなぜか、ハンドルのバーエンドが胸を突き刺すのである。これどうしてだかわからないのだが、これが理由でちょっと前までのレース用の胸部プロテクターは薄いプラスチックのボードみたいのが主流であった。それでも十分であったからだ。ただ、近年になって衝撃緩和も大切な要件となってきており、現在のような衝撃を吸収することに趣を置いた胸部プロテクターが出回るようになってきている。
私は3種類の胸部プロテクターを使用しているが、走り方によって使い分けている。
私は無限電光のジャケットを愛用しているが、無限電光のエアバッグとの相乗効果でかなりの胸部への衝撃を緩和することが期待出来るが大きい。ちなみに、革ツナギを着用する時も、私は無限電光のベストタイプのものを使用している。
胸部プロテクターについてはこのブログで何度も何度も記事にしているけど、オートバイに乗るなら必ず使用して欲しいと願っています。私は職業ライダーとして長年オートバイに乗っていることから、たくさんの事故を見てきています。「え!?この転倒で死んじゃうの?」というようなケースもあります。
胸部プロテクターをしていたら間違いなく救えた命があるのです。胸部プロテクターは高くても1万円です。命を救うものとして決して高くはありません。
これは医師でもある友人から聞いていることなのだが、心臓は強い衝撃を受けると、電気信号なるものが遮断され、心臓が停止することがあるという。よくテレビで電気ショックで蘇生をしているが、その逆になってしまうということらしい。また、3分以内に蘇生処置が受けれないと、助かっても脳に致命的なダメージを負うということなのである。
また、肋骨が肺に刺さった場合、30分以内に処置をしないと命にかかわる状況にもなり、また、肺のそばにある太い血管を傷付けた場合、失血死に至るらしい。どちらの場合も、緊急性を伴う状況であり、胸部強打による死亡事故の要因になっているとのこと。これらは、胸部プロテクターさえあれば、かなりのレベルで軽減できるのは間違いないのである。
胸部プロテクターは絶対に着用していください。オートバイで命は絶対に落としてはいけません。そのリスクを確実に減らすのが胸部プロテクターなのです。1人でも多くの人に理解してほしいと思っています。
RSタイチの製品:
ホンダアクセスの製品:
フォースフィールドの製品:
無限電光の製品:
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確か、頭部の損傷に続いて、死亡原因の第二位が胸部の損傷でしたね。
今は亡き阿部典史選手も、Uターンして来たトラックとの衝突で胸部を損傷し、
折れた肋骨が動脈を切断したために失血死したと記憶しております。
僕も胸部プロテクターを必ず購入し、装着しない場合は乗らないことを徹底します。
2012/2/15(水) 午前 3:06
フォースフィールド社のプロテクターが欲しいのですが、現物を見たことがないのとお値段が高い理由からなかなか手がでません

今はRSタイチ社の胸部プロテクターを使用(比較的安かったため)してますがこのブログで取り上げられてたので一安心
でも、近々フォースフィールド社の胸部プロテクターに切り替えたいですね
2012/2/15(水) 午前 8:04
vyrus empireさん、こんばんは。確かに阿部選手もそうでしたね。まさかあのような形で亡くなるとは思いませんでした。現在お父様が胸部プロテクターの啓もう活動をされていると聞きますが、少しでも多くの人に理解していただければと思っています。
2012/2/15(水) 午後 6:06 [ pitts_driver ]
在日中国人さん、こんばんは(^^)妊娠中のバイクですか!?是非お気をつけて・・・(^^;フォースフィールドはセール品って見ないですね。今円高なので、海外で購入すると安く買えますよ(^^)
2012/2/15(水) 午後 6:09 [ pitts_driver ]
大治郎さん、こんばんは。たしかに、フォースフィールドってなかなか見かけないですよね。私も試着できるところを探すのに苦労しました。これから広まるといいですね(^^)
2012/2/15(水) 午後 6:10 [ pitts_driver ]
ピッツドライバーさん、言葉が足りずに失礼しました。私が気になっているのはネックプロテクター若しくはネックガードと言われている物でした。胸部プロテクター談義が落ち着きましたら、その効果などについて、是非ともお教え下さい。今ある三年前のホンダ製の胸部プロテクターをフォースフィールド製に変えるか?ネックプロテクターを買うか?迷っています(笑)
2012/2/15(水) 午後 6:19 [ ブーストくま ]
ハンドルバーが刺さるんですね。自分は何故胸部プロテクターはハードタイプが多いのか、ちょうど先日無限電光さんに質問してました。
両方つけるのがベストとは思うのですが、エアバッグのベストがなかなか重くて、特に妻にはどれを優先させようか迷いますね〜。
2012/2/15(水) 午後 10:59 [ クェ ]
はじめまして
いつも参考になる記事をありがとうございます。
国内レースレギュレーションの中にこんな項目があります。
2012年ロードレース競技規則
10-2-1-7
脊柱プロテクションは、レーシングスーツに内蔵されているもの、別体式に関わらず
以下の仕様を満たしていなければならない。
脊柱プロテクションの外側は硬質の樹脂製で内側は衝撃暖衝の素材でなければならない。
CEレベル2クリアデータを提示できるフォースフィールド製か使用出来ず
何のデータも提示出来ないハードシェルのプロテクターは使用出来る事になっています。
自分の身体を守るには自分から行動を起こすしかないみたいですね。
2012/2/16(木) 午前 0:26 [ buddy ]
ブーストくまさん、こんばんは(^^)ホンダ製の胸部プロテクターって、確か3年ぐらいで交換しなければならないって書かれてませんでしたっけ?あれって経年劣化するようです。ネックプロテクターについてはまた機会を見て記事にしたいと思っています(^^)
2012/2/17(金) 午後 10:35 [ pitts_driver ]
内緒さん、こんばんは(^^)RSタイチの胸部プロテクターもコース走行で使うのに何の問題もないと思いますよ。私も4mmと8mm両方持っています。安全基準の件ですが、私が言いたいのはまさにそれなんです。安全基準を設け、標準化していくことが大切だと思っています。
2012/2/17(金) 午後 10:37 [ pitts_driver ]
クエさん、こんばんは。ハンドルバーが胸にあたったり、バーエンドが胸に激突することで死亡事故が増えています。胸部のプロテクターがあればかなりの確率で防げた事故ともいえます。エアバッグは確かに秀逸なのですが、確かに重いですね。。。無限電光さんもいろいろと工夫はされているようですので、今後に期待したいと思います(^^)
2012/2/17(金) 午後 10:41 [ pitts_driver ]
buddyさん、はじめまして。機長は情報ありがとうございます。最初の記事でもふれたように、安全基準を設けたり、装備品の標準化をすることは必須だと思っています。そうでなければ、ペラペラの下敷きみたいな胸部プロテクターでもOKということになってしまうからです。MFJはやっとその重い腰を上げて一昨年胸部プロテクター着用の義務化としましたが、遅すぎますね。選手の声も届いていませんし、あまり組織的にはいい話を聞きませんが、安全に関しては迅速に行動を起こしてほしいと願っています。
2012/2/17(金) 午後 10:44 [ pitts_driver ]
胸部プロテクターの経年劣化!考えてみれば当たり前ですが、すっかり忘れてました…近いうちにフォースフィールド製に買い換えます。貴重な情報を本当にありがとうございます。
2012/2/18(土) 午前 0:33 [ ブーストくま ]
ご無沙汰しております。友人が4/15に車に追突されて入院いたしました。頸椎損傷及び胸椎圧迫骨折とのことでした。何とか下半身が動かせるようですが、予断は禁物な状態です。
彼も事故時はそこそこプロテクターが入ったジャケットを着ていたようで、それが最悪の事態からは救ってくれたようですが、やはり胸部プロテクターはなかったようです。
日頃からpittsさんが警告されておられることですが、身近に厳しい形でその必要性を思い知らされることとなりました。
これからバイクにはいいシーズンが皆様ご注意ください。長文失礼いたしました。<m(__)m>
2012/4/17(火) 午前 9:45 [ GYU ]