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私はABSユニットそのものをバイクから外すことに決めた。先の記事で「ABSユニットの欠陥」と書いたが、この欠陥という言葉についてはいろいろと書きたいことはある。
このK1300Rに装着されているABSだが、これがあり得ないほど効かないのである。これほど効いているかどうかわからないブレーキシステムもそうそうお目にかかれない。私はテストライダーとして数多くのオートバイに乗る。最近はABSが初めから装着されているバイクが多く、その「味付け」を試す機会が増えているのだが、総じて日本のABSは非常によく出来ている。特にホンダのABSはかなり完成度は高いと言ってよい。100km/hを軽く超えるスピード域からのABSを作動させてのフルブレーキングでも、ピッチモーションを含む車体の安定性は特筆に値し、安心感も格別であり、制動も確実に効いている。上級者はABS装着車より短く止まることが出来るが、それに近いブレーキングが可能なレベルになっている。時代は変わったなと感じるほどだ。
それに比べてK1300Rの制動力のひどいこと。。。ABS以前の問題なのだ。ABSが効いているのかどうかわからないひどいバイクは長らくこの仕事をしている私でも初めてのことであった。
このABSユニット、「前後連動システム」を採用してるのだが、これもダメダメブレーキに拍車をかける結果になっているのである。前ブレーキをかけると自然にリヤブレーキもかかるのだが、何故かリヤブレーキがフェードしやすく、山から下りてくるときなどは簡単にリヤがスカスカになるのだ。前後連動システムを採用するのはいいのだけど、こんなに簡単にリヤがフェードを起こすとなると、ローターの熱容量以外の問題があるのではないかと思わざるを得ない。
また、この連動システムの問題点は、オーバーライド出来ない点。前後連動で効いている限り、どんなに強くリヤブレーキを踏みこんでも踏み込めないのである。これは私は使いづらくて仕方なかった。というか、危なくて仕方ないと感じている。おまけに、前ブレーキをかけて連動が始まると、なんとブレーキペダルの位置が上がってくるのだ。じぇじぇじぇ!なのである(笑)。
さらに悪いことに、リヤブレーキ単体での制動力は極めてプア―。なんじゃこれ?効いてんのか?というレベルで、このことをディーラーに指摘すると、「リヤブレーキは車体を安定させる程度のものですから」という、人をバカにしているような返答。本当にBMWのディーラーってレベル低いと思う。日本のメーカーのショップでそういう対応はそうそうないと思う。まあ、そういうバイクを日本のバイクメーカーが作っていないということでもあるのだが。
ブレーキそのものも効かない、ABSも効いているかどうかわからない、連動ブレーキもフェードを誘発するだけでなく、リヤ単体だけでもコントロール出来ない、ということで私はK1300Rに装着されているABSユニットを「欠陥」と定義し、ユニットそのものを外すことにしたのである。BMWにしてみたら、言いたいことはあるかもしれない。しかし、これが彼らの設計思想だととしても、私は受け入れられないのである。
しかし、このユニット、外したら驚くべく事実が発覚したのである。
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K1300R
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たくさんの方からコメントをいただきましたが、多くのBMWオーナーの方が同じように感じていると聞いて、やっぱり記事にしてよかったと感じています。早速今日は続編です(^^)
マスターを交換しても全く変化なし。変化ないどころか、前より悪くなっている。私がそのことを指摘してもディーラーは黙っているだけ。メカニックの中にK1300Rに乗っている人間がいると言うので、彼に乗ってもらっても異常ないという。一体どういう感覚しているのか。ブレーキレバーがグリップに接触するほど握れてもまだ異常ないと言い張るディーラー。
あまりに私が疑問を呈するので、「前に乗っていたバイクはなんですか」と聞く始末。私がZX-10と答えると、勝手にZX-10Rと勘違いして、「あれと比べられたら困ります」というとんでもないことをいう。私が20年以上前ののZX-10だというとまた黙る。ちなみに私は自分の職業は明かしていない。
私はらちが明かないのでお店にあるバイクのブレーキを片っ端から握りながらチェックを始めた。すると。。。ある事に気がついたのである。
お店に一台、新しい年式のK1300Rがあったのだが、このバイクのブレーキレバーを握るとかなり違う。おまけによく見ると、マスターの中にエア噛みを防ぐためのスポンジが入っていないのだ。そのことを指摘し、実際に彼らにも握らせると、「あ、本当だ」とのたまったのだが、あ、本当だじゃないだろって。。。スポンジが入っていないことすら気がついていなかったのだ。
私がたった今自分のバイクに交換させたマスターと同じものかどうかと聞くと、わからないという。どういう仕事してんだここは。。。調べさせると、違うマスターということが判明。なんでこっちのマスターを取りつけなかったんだよ。。。と思ったが、あまりにもレベルの低い仕事ぶりに私はすでに彼らにこれ以上話をしても無理と考えていた。
しかしである。この新型に採用されているマスターのブレーキタッチは確かに違う。ただ、それでもまだ握り代が多いのだ。ましであることは確かであるが、乗ってみても間違いなくスポンジーなブレーキになるのは間違いない。
実は私は自分の考えが間違っていないことを証明するために、お世話になっているレース関係者の方から「レーシング・ラジアルマスター」を入手。これでタッチが変わらなければマスターのせいでないということになる。早速取り付けてみると、これまた呆れるほど変わらないのだ。マスターでないことはもう決定的であった。
私は一番最初から「ABSユニットの欠陥」ではないかと疑っていたが、その考えは確信的なものに変わっていった。
私はABSユニットそのものをバイクから取り外すことにしたのである。
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BMW K1300Rに乗っていると、何でこんなことしてるのかな〜というのがやたら多い。その一つがABS。何でこんなものがついているのか理解できないの一言。
何でこんなものが、というにはいろいろと理由があって、記事にしたらかなり長くなるので、何回かに分けて記事にしてみたい。 まず、このブレーキ、本当に効かない。何故こんなに効かなくしているのかその理由が知りたいほど効かないのだ。正直欠陥ブレーキとも言えるほどのレベルである。 まず、握りしろがありすぎ。どのぐらいあるかというと、ブレーキレバーを握るとレバーがハンドルにつく位握れてしまうのである。当然ブレーキ操作をしてると、グリップを握っている指にレバーが当たることになる。 当然そんなブレーキだから、効くわけもなく、かなり神経を使う。 Motorrad Japanに説明してディーラーに持っていって点検してもらうもこんなものだという。そんなわけないだろ〜。 矛盾してるのが、こんなスカスカブレーキなのに、これまた凄いメッシュホースが採用されているのである。品質的にはかなり良いものだ。これだけのメッシュホースが入っていてこの握り代はないだろって。その点に触れるとディーラーはだんまり。 また、マスターのエア噛みもひどく、何度エア抜きやってもエア噛みする。この機種で多発しているらしく、マスター内にスボンジ( ! )を入れる対策がなされているのだが、なにをやってんだか。 保証期間内だったので取り敢えずマスター交換。ちなみに純正のマスター、買うと7万円もするのだ。ボッタクリもいいとこである。 交換してもまったくブレーキのタッチにや握り代に変化なし。こりゃ根本的になにかおかしいと判断。 私はある決断を下すことにする。 続く |
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K1300Rは左側にコケると、簡単にファイナルの部分が破損し、ユニットごとの交換になるため(BMWはこんなのばかり)、なんと30万円にもなるらしい。立ちゴケでも破損する時があるという。 そんなに壊れやすい部品を何でそんな作りにしてるかわからないし、だったら最初からプロテクターをつけたらいいのにと思ったりもしたが、ぼやいても仕方がないので、市販のプロテクターを購入した。 通販で購入したのだけど、届いてビックリ。かなり重いのだ。これほはちょっと足元には付けたくないという重さである。 ドレスアップとしてのパーツならともかく、プロテクターとしての機能性重視のパーツの場合、しかもバネ下にもろ影響するとなると、この重さは製造業社の製品に対する姿勢を疑ってしまう。期待していただけにがっかりであった。 他にいろいろと探してみたけど、なかなかない。仕方ないからせめて立ちゴケしないように気を付けるか (^-^; しかし、最近は本当に性能を突き詰めた製品って見かけなくなっあような気がする。「本物」だけが結局生き残るのだと思うのだけどね。 |
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K1300Rはとんでもない所にバッテリーがついている。それはなんとガソリンタンクの部分に鎮座しているのである!なんでこんなところについとるんじゃ。。。と思ったのだが、その理由は後日また詳しく記事にするつもり。
とにかく、こんな場所にバッテリーがあること自体いいわけがなく、何とかしたいと思って、思い切ってリチウムバッテリーを使ってみることにした。私はアンチグラビティー社製のものをチョイス。
バッテリーが届いてその軽さにビックリ。まずは写真を見ていただきたい。
大きさも全然違うのだけど、その重量差はすさまじい。純正品が5kgもあるのに対して、このリチウムバッテリーはなんと1kgしかないのだ。その重量差4kg!これは本当にすごい。
レースの世界では使われているリチウムバッテリーだけど、通常の使用に対してどうなのかは未知数だが、非常に気になるところ。言われているような性能(ロングライフや自己放電について)をちゃんと長期にわたって発揮できるかどうか検証してみたいと思っています(^^)
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