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テストライダーは結構デスクワークが多い。オートバイメーカーやタイヤメーカーは当然大企業なので、働いている人数も多い。それだけ社内での折衝も多い。また、オートバイメーカーの場合、オートバイ設計エンジニアが細かく分かれている。ここがタイヤメーカーと大きく違うところなのだが、足回り設計、エンジン設計、フレーム設計などといくつにも別れ、それぞれに担当者がある。オートバイメーカーのテストライダーはそれぞれの担当者と折衝しなければならないところがあるので、その仕事量(デスクワーク)は膨大だ。 |
テストライダーの仕事
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前回、テストはかなり体力を消耗すると書いたが、夏場は正直言ってつらい。うだるような暑さの中、フル装備で走らなければならないからだ。Tシャツ一枚でも汗が流れ落ちるような暑さの中、皮ツナギを着て、ヘルメットを被ることを想像して欲しい。子供が見たら「我慢大会」でもしているのじゃないか?って思われるかもしれない。意地悪な子供だったら警察に通報されるかもしれないな。 |
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オートバイに乗るのって、意外に体力がいる。しかもテストするときは緊張感が伴うし、全神経を集中させるので、テストが終わるとげっそりする。私は過去に3日間集中テストをした際、3.5キロ痩せたことがあった。このときは走ったなー。もう嫌というほど走った。おまけに真夏(笑)。毎日一人8時間耐久レースをしているようなものだったな。実際3日間で20時間走ったしね。 |
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テストライダーをしていて、「なってよかったな」と思うことが度々ある。それは先にも書いたが、テストコースを、新車&新品のタイヤでいくらでも走れるときなど、やっぱりすごく幸せを感じる。自分のお金じゃあ、とてもじゃないが出来ないことだ。各メーカーのいろんなオートバイに乗れるのも楽しい。 |
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テストにもいろいろとある。タイヤの構造を変え、その差異を判定するようなテストは、全神経を集中して行うので、数回もテストをすれば、ヘロヘロになる。結果に対しても理論的説明が求められるので、「良い・悪い」だけでなく、ほとんど「分析」に近い仕事だ。必然的に判定レポートも長くなる。しかし、パズルを解いているような感じでもあり、それはそれで結構おもしろいんだけどね。また、レーシングタイヤの開発はタイヤが滑るまで攻め込むので、常に転倒の危険を伴うし、緊張度も他のテストに比べるとはるかに高い。 |



