テストライダーという仕事

長らく乗っていなかったら空気圧の点検を(^^)

テスト中のハプニング

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 前のページ | 次のページ ]

ヘビの子供?

今日テストコースを走っていた時、コーナーを抜けて立ち上がると、むこーの方でクネクネとしたものが太陽の光を反射しながら動いているのが確認できた。そう、ヘビである。

サイズからして、子供(?)らしく、2m位のでかいのは時々見るのだが、小さいのはめったに見ない。コースに私しかいなかったこともあり、ヘビのそばに「ぐわーん」とアクセルと開けて近づき止ると、ヘビもびっくりしたらしく、ビクッとしている。本当に小さくてかわいらしい。長さにして20センチ弱。細さは、本当に細くて、スパゲッティーよりちょっと太いぐらいかな(笑)。

驚いたのは次にヘビが取った行動。なんと俺のブーツに向かって飛び掛ってきたのである!!!

止まって見ようとしたのはまさに「やぶへび」だった。

なんじゃこりゃ!

先日思わず、「なんじゃこりゃ!」って口に出してしまったハプニングがあった。

タイヤのテストは走るだけでなく、細かくセッションを分け、タイヤの状況を確認しながらテストを進行するのだが、ほんの少し走行しただけで、なんとタイヤのトレッドに亀裂が入ったのだ。ほんの数キロ、おまけに速度も40km/hという低速域でだ。現場はシーンとなったが、こっちは頭の中が「ぐるぐる」状態(笑)。タイヤを凝視して原因を考えている自分がいるのだが、長年のカンからして、コンパウンドうんぬんというよりも、生産工程におけるなんらかのミスが原因と見た。

早速緊急会議(という大げさなものより、ミーティングかな)が開かれたが、生産工程のうんぬんの意見は俺だけ(笑)。げげって思ったけど、まあ、無理もない。生産工程のミスっていうのはあってはならないからだ。認めれば誰かが責任を取らなければならないしね。コンパウンドの配合やミキシングの問題も指摘されたが、どーも違うような気がする。乗ってテストしているのは俺だけだから、みんな俺の意見には注視しているが、空気は途方もなく重い。こういうのって嫌だなー(笑)。

ここ数ヶ月の実走テストや耐久テストなどのデータの見直しを同時に行い、残っているタイヤのステンシルナンバー(平たく言えば車体番号みたいなもの)を全てチェックしたところ、ある日を境に、がっくーんと耐久テスト関係の数字が落ちているのが判明。よーく調べてみると、とある生産工程でXXX(秘密です。いつも秘密ばかりですみません)を変更していたことが判明した。

会社の恥をさらすようでみっともないのだが、ちょっとした確認作業が行われなかっただけで、このような結果を招くことになった。OEM用のタイヤサンプルということもあり、チェックに次ぐチェックを行い、ほとんど手作業に近いような状態でサンプルを作らなければならないのに、このような結果が起きたことは大問題であった。

結果的に俺の推理が当たってはいたのだが、「あー、こんな感じで女心もわかればなあ」なーんて不謹慎なことを会議中に思っていたのは、それこそ極秘である(笑)。

間一髪!

前にも書いたが、オートバイの整備は徹底されている。しかし、「機械」は必ず壊れるものだ。いかに事前にそれを察知するかが、メカニックの腕にかかっている。一度命拾いしたことがあった。

そのときはフロントタイヤを交換していたのだが、メカニックがフロントタイヤを取り付けたあと、リア周りを点検すると、ガタがある。調べてみると、なんとリヤアームに取り付けてあるボルトが折れているのを発見。この時は本当にぞっとした。気がつかずにテストコースに出ていたら、間違いなく転倒は免れなかっただろう。出しているスピードによっては、大変な事態を招く結果になったことは容易に想像出来た。

この時は本当にメカニックに感謝した。また、改めてその技量についても尊敬した。これが本当のプロの仕事だろう。フロントの交換なのに、リヤも点検する。なかなか出来ないことだ。

後に私はこのことを副社長に話し、彼のプロフェッショナルな態度について報告した。また、彼の直属の上司にも会って、感謝の意を表した。彼らと仕事が出来ることを感謝しているし、誇りにも思っている。

あととりわけ危険度が高いのは「鳥」である。私も一度だけだが、100km/hで走行中、鳥が突っ込んできてはねてしまったことがある。鳩ぐらいの大きさだったので、衝撃もそれなりにある。テスト中は全神経をタイヤやオートバイの挙動に集中させていることもあり、なかなかその他の事に神経がいかないこともあり(テストコースはそもそも障害物そのものがないという先入観もある)、鳥などが視界に入ってきたときは、時すでに遅し、となる。この時は、オートバイに当たったからまだ良かったが、頭部に当たったら一大事だ。エンジンとかに当たって、ラジエーターの間とかに挟まったら、焼き鳥になるのかな?なんて不謹慎なことを思ったりするけどね。

日本でも谷田部のテストコースはかなり鳥に悩まされていると聞く。谷田部は高速周回路となっているので、300km/h以上のスピードに達する。そんな速度で鳥に当たったらひとたまりもない。航空業界でも鳥が衝突することを「バードストライク」といい、スピードの高い航空機の場合、小さな鳥でも、物理的にトン単位の衝撃が加わることになり、航空機そのものの破壊につながるだけに、本当に注意しなければならないのだ。

鳥はやっぱり焼き鳥にするのが一番だ。

テストコースというのは大抵都心から離れた、人目に付かないひっそり(?)としたところにある。外部から写真撮影なんか絶対出来ないようになっているしね。セキュリティーも万全で、進入して密かにスクープ写真を撮ろうものならば、たちまち放たれている軍用犬の餌食となることになる、というのはウソ(笑)。

まあ、テストコースがあるところは、言い換えれば自然豊かなところである。ネコや犬が入らないように完全にクローズドとなっているのだが、時々珍しい動物がテストコースに出現するときがある。それは「ヘビ」だ。この間なんか、コースを走っていると、前方で何かくねくねと動いていた。「なんだろーなー」なんて思っていると、それは全長2メールはあろうかという巨大ヘビ。おまけに凄い太さ。テストコースの幅が6メートルぐらいのところだったので、かなり大きく見えた。海外のテストコースだと、キングコブラが出現したり、ガラガラヘビも出ると聞く。アブねー 間違ってもコース外で転べないな(笑)。

また、ウサギが出現することもある。私も海外で、一度テストコース脇で飛び跳ねているウサギを発見したことがある。なんとものどかな風景で、心が和むひと時だ。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 前のページ | 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事