テストライダーという仕事

長らく乗っていなかったら空気圧の点検を(^^)

テスト中のハプニング

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テストコースは完全クローズドであるし、テスト車両も万全に整備されているので、テストコースではなかなかメカニカルトラブルが発生したりしないのが現状である。トラブルが発生するのは一般道でのテスト中が一番多いといってもいい。まず、私が遭遇したハプニングを話して行きたい。

一般道でのテスト中、一番多いのはパンクである・・・。テスト走行中は全ての神経をタイヤやオートバイに注いでいるので、少しでも空気が抜けるとわかるので、大事には至らないが、それでもフロントタイヤがパンクすると、顔面が引きつるぐらい焦る。スピードが40km/hぐらいの低いときに発生すると、すぐに停止できるので問題ないのだが、そこそこのスピードで走っているとそうは行かない。フロントタイヤがパンクするのは珍しいし、大体停止するまでに空気がほとんど抜けてしまうと、コントロール自体難しくなってしまう。正直言って、転ぶ、転ばないは運任せとなってしまうぐらい怖い。「うひっー!!!」と声を上げながら必死に転ばないようにタイヤの神様に祈りながら、オートバイを操り、停止することになる。リヤタイヤのパンクはまだ楽なのだが、フロントだけは勘弁して欲しいといった感じだ。

次回はテストコースで発生する、動物にまつわるハプニングを書いてみたい。

ゲストブックにテスト中のハプニングについての投稿を戴いたので、今日はそのことについて少し話をしてみたい。

オートバイに乗ることは、当たり前だが、常に転倒が付きまとう。これ以上バンクさせられないというところまでオートバイをバンクさせることもあるし、全く新しいタイヤの開発テストのときは、転倒のリスクも大きい。ケガをすると当然仕事が出来なくなるし、速度が高い転倒となると命にかかわる問題となるので、オートバイの整備は万全の態勢を取っている。社内でも「安全第一」はまさにスローガンそのものなのである。ヒューマンエラーならだましも、メカニカルエラーは絶対に避けなければならないのである。

基本的にはタイヤメーカーが使用するテスト車両はすでに市販されているものがほとんどである。よって、実績がある車両なので、メカニカルエラーは極めて少ない。しかし、オートバイメーカーの新機種となると、メカニカルエラーの確率は高くなる。エンジンなどはベンチテストなどでしつこいほどやるが、実際に走るのとはまた違う。気温や湿度にも左右されないとも限らない。エンジンだけでなく、そのほかの部品でも新素材や新しい部品を使用するリスクというのもある。そういった意味では、オートバイメーカーの新機種の開発には緊張感が高まるのは必然であろう。

タイヤメーカーのテストでも、高速度域のテストとなると、徹底的にドラムテスト(試験機にかける)を行ってから実走行を行うが、それでも、テストの雰囲気は尋常じゃない緊張感が漂う。一気に最高速度までもって行くようなことはなく、段階的に速度を上げ、その度にタイヤに亀裂が入っていないか、トレッド剥離が起きていないかなどをチェックする。無事テストが終わってもタイヤを分解して内部解析を行うのも忘れない。

そういう点からも、オートバイの日々の点検はさることながら、テスト前には入念に整備が行われる。部品も早めの交換がなされるし、各部OHもかなり頻繁にやる。オイル交換なんかは一番凄いのではないだろうか。いつ見ても新しいのが入っている。当たり前だが、専門の整備士がおり、整備点検や、部品交換の記録は全て付けられる。よって、車両の状態は常に新車同様といってもいいぐらいだ。何年乗っても(あんまり同じ機種を何年も使うことはないが)、どれだけハードに乗っても新車同様の状態が維持されている。整備が如何に大切かを痛感せざるを得ない。当然ながら、テストライダーもオートバイの整備点検を行う。自分が乗るバイクを整備点検できなければお話にならないのだ。

これだけ万全の整備を行っていても、機械相手なので、ハプニングは起こるんだなー 困ったことに(笑)。次回からは具体的に私が経験したハプニングを書いていきたい。

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