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実は、今日と明日、白馬にて年に一度開催される、BMW最大のイベントが白馬にて開催されている。本当は都合がつかなくて行けない予定だったのが、急遽明日の予定が空いたので、行こうかなと悩んでいるところ。。。どうしようかなぁ(^^)
もし、参加するとしたら朝には会場入りする予定。BMWの関係者とも話せるといいな(笑)。
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徒然日記
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いやあ、週末に寄せられたコメントの数にびっくり。。。いろいろな考え方があるんだなあと思うと同時に、もっと土・日は楽しいことしようぜ!と思いました(笑)。
前回の記事で終わりにしようと思ったのだけど、反響が大きいゆえ、ほっておくわけにはいかないと思い、再度要点を纏めてみたいと思います。
まず、SNELL規格がSG規格より優れているのは疑いの余地はありません。優れているという定義は主に衝撃吸収においてです。より高い位置より落下させ、より高い衝撃吸収能力を求められているからです。同じ頭を打つのなら、衝撃吸収能力が高いほうがいいのはお分かりになると思います。この概念が間違っていないかどうか、私はSG規格を制定している一般財団法人製品安全規格協会に電話をして確認しています。また、この考え方が正しいことは後述しますが、これに異を唱えるのは詭弁です。
今回、私が記事の中で触れて問題視しているのは、OGKがほかの製品でSNELL規格を出していながら、もう片方ではSG規格としている。それはなぜなのか。実用性としてSG規格で実際十分という判断なのかどうか。実際SNELL規格を通すには重量増は避けられないと言われているから、超軽量を売りにしているヘルメットだからこそ、そういう疑問がわいてくるわけです。つまり、私が言いたいのは、軽さを追求するために、どこかが犠牲になっているのではないかということなのです。犠牲になったとしても、そこが納得できる範囲であるのなら、それでいいとも思っているのです。
貫通試験もSNELLはSG規格よりはるかに厳しいです。ヘルメットにものが突き刺さっている写真を見たことがありますでしょうか?私は何回かあります。実際に見たこともあります。そういうのを見ると、SG規格で大丈夫なのか、SG規格を通っているとしても、それはぎりぎりで通っているのか、それとも、もっと高いレベルで余裕を持って通っているか、そういうことが知りたくなるのです。しかもこのエアロブレード・3、MFJからも認証を受けておらず、これは貫通試験がMFJが要求している高さから1mも低いテストしか合格していないということを意味しているのです。そこに不安が生まれるのです。「私としては」、です。不安に思わないというのなら結構じゃないですか。不安に思っている私の考えを批判するのは見当違いというものなのです。私の頭ですから。
ここである数値について話をしましょう。ECE規格についてです。ECE22-05というヘルメット規格が欧州にあります。これ以外にヘルメット規格があるのかどうか調査中ですが、欧州ではこの規格があるかないかが重要になっています。この規格はヘルメットの落下試験ではSNELL規格より若干低い位置で行っていることがわかっています。21㎝の差のようですが。SG規格とは58㎝差があります。私が調べていく中で、ECE22-05規格を通っている製品でも、その衝撃吸収力の差が製品によって1.8倍も生じているということなのです。実に2倍近くです。この差は決して小さいとは言えず、私は生死の分かれ目になるのではないかと考えているのです。事故を起こすのなら、やはり衝撃吸収能力が1.8倍のものを使用したいものです。同じ値段なら、みなさん、どちらを使いますか?それとも、規格ギリギリのを使いますか?私がSNELL規格とSG規格の性能差について何度も言及しているのはここが気になるからなのです。
製造業に従事していないと、なかなか理解できない部分でもありますので、いろいろな批判もあったかと思いますが、SNELL規格とSG規格はテスト内容が違うから、そんなのわかるはずないという意見が多数ありましたが、全く違うテストをしているわけではありません。それに、これは理数系の人ならすぐわかりますが、たとえSG規格のテストだけをしていても、ヘルメットに受ける衝撃吸収力を表す物理学的単位から簡単に計算し推測ができるのです。また、比較すらそんなことすらやる必要がないというような意見もありましたが、果たしてそうでしょうか。ヘルメットは命を守るものです。安全性についてはどこまでも突き詰めていくのが大切なのは言うまでもなく、ましてやそういう製品を作っているのなら、その責任は決して軽くはありません。もし、OGKが試験によって得たデータを比較検証すらしていないというのなら、私はそういう姿勢のメーカーはいやだと言っているのです。SG規格さえ通っていればいいじゃないかという意見の方がいらっしゃいますが、私の意見に全力で反対意見をするアツイ方が多いようですが、それなら別に単にSG規格製品を使えばいいだけのことで、ムキになるほどのことではないと思います。私は安全に対する提議を行っているのであって、SG規格を否定しているのではないのです。
OGKははっきりと、「ツーリングモデルだからSG規格」と明言しています。つまり、その時点でSNELL規格とSG規格の差について理解しているということでもあります。ということは、開発するときに、どこに目標数値を置くかという設定がなされている証左なのですが、当然ですが、SG規格ギリギリの数値で設定するバカはいません。
最初からSNELL規格を取ることを目的としていないから取っていないというOGKの見解について、それが当然という意見も多くありましたが、それは安全規格が付随する製品を作るうえではありえないのです。ましてやこのエアロブレード・3は全く新しい帽体を使用しています。様々な角度から試験が行われているはずなのです。gcm_030317さんがうまく表現していただいていますが、開発者の意識の問題でもあり、安全規格に対する会社の理念の問題でもあるだけでなく、高い目標値を設定しないと、通るものも通らないのです。その高い目標値がSNELLである必要もありません。SG規格しか眼中になくそれだけを開発目的として設計したとしても、先ほど言いましたように、SG規格ギリギリの設定でやっていることはないということなのです。
現政権が行った仕分け作業で世の中の開発に従事する人間を敵に回した名言が発せられました。「2位じゃだめなんですか?」。みなさんも覚えていらっしゃると思います。開発に従事する人間からすると、1位を目指さなければ、2位にもなれないのが現実でしょう。これと似たようなことなのです。
何人かのコメントで、サーキットで転倒したけどSG規格物でも大丈夫だったとありましたが、サーキットで100km/hで転倒しても、なにもそのベロシティで路面に向かって衝突しているわけではないのです。しかし、公道では、正面衝突の場合や壁などにぶつかった場合、瞬間的に静止状態になる場合など、受ける衝撃はすさまじいものになるという現実があるということを私は記事の中で言及しているのです。OGKはツーリングモデルだからSG規格と言っていますが、ここが私が問題視している所以でもあります。何度も言いますが、SG規格がダメとは言っていないのです。あくまでもOGKの考え方そのものについて疑問を抱いているのです。ここはご理解いただきたい部分でもあります。
法定速度が存在する公道上での使用で、人間の体格や交通状況や速度が変わらないのに規格が厳しくなる意味なんてない、という意見がありましたが、それは違います。日進月歩という言葉がありますように、技術革新は常に必要なのです。そしてそこからより高い安全性が確保されるのです。いい例が車です。今の車の安全性能は一昔に比べかなり進歩しています。規格を厳しくする必要がないというのなら、30年前の技術で作られた車やヘルメットで十分ですよね?30年前の設計思想で作られた命にかかわるものを使われるのでしょうか?私はいやだなあ。
あ、そうそう。SNELL危険説、SNELL社員暴露説、アライヘルメット側頭部が弱いことを認める発言説について書かれている方が何人かいました。それらは2chに掲載されているとのことですが、あそこに書かれていることをもとに議論するのですか?あなたは会社で仕事をするとき、「2chでそう言っていました」と上司に意見するのでしょうか。ありえないですよね。2次資料はゴミです。これは常識です。ましてや2chでは話になりません。
話が前後しますが、今回調べていく中で思ったことがあります。これは以前から感じていたことではあるのですが、それはヘルメットの重さです。ヘルメットの重さは軽いものと重いものでは500gの差があるのですが、500gはかなりです。3mからヘルメットを落下させた場合、その物理学的差はヘルメットの自重だけでかなりのものになります。同じモデルでサイズ違いで200gぐらいの違いがあるヘルメットでどのぐらい衝撃吸収力に差が出るのか大変興味深いところです。XSサイズとXLサイズとでは同じSNELL規格やSG規格を通っていても、その衝撃吸収力に差が出ているとの推測しています。
もう少しこの件については掘り下げて調べるつもりです。ECE22-05の詳細、SG規格とSNELL規格の性能差が実際どのぐらいあるのかどうかの問題、ヘルメット重量が与える影響と軽量化にあたって生じる規格取得における問題点、いろいろと調べてみるつもりです(^^)
最後に。お前は上から目線でいったい何様だ、という意見を散見しましたが、そんなの俺様、じゃなかった、「お客様」に決まってるじゃん(笑)。エアロブレード・3がいいな、使ってみたいなと思ってOGKに電話したのにあの対応。一人の客として「バカにしてんのかこの会社」と思ったわけです。OGKにはそれでも紳士的に話をしましたけど。
私とOGKの関係はただそれだけのこと。商売的に言えば、お互いの利害関係が一致しなかったということになるだけなのです。
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このpitts_driver、ちょっと考えてみた。多くの方からコメントをいただいたOGKヘルメットの記事の件である。確かにOGKの対応はよくなかった。これは私の意見に反論がある人でもそう言及している場合が多いほどである。本人が特定されるのは私の本意ではないので担当者の名前は出さないが、「お前がそういうこと言っちゃダメだろ」という部署から出てきた人間の対応であったのだ。
しかし、である。それでも人は誰でも、「今日はどうしちゃったんだろう」みたいな日はあるだろう。私だってある。もしかしたら彼は、食べたかった昼食が食べれなかったのかもしれない(電話したのがお昼後だった)。大好きなAKBのコンサートのチケットが入手できなかったのかもしれない。sak*325* さんのコメントで知ったのだが、モーターサイクルショーでタイヤメーカーの社員のとんでもない対応があったという。プロフェッショナルな姿勢に欠ける社員がその会社の全部というわけではないだろう。
私は匿名でこのブログをしているが、やっていることは正しいと信じてはいるが、OGKが私に対して直接反論する機会を持ちえないということを考えれば、また、だれでも間違いはあるということを考えれば、今回名指しでOGKの名前を出して批判したことに対しては思うことがある。不愉快なコメントもあるが、全部そういうのに限ってブログを開設していない匿名のものだ。私も匿名でやっている以上、少し考えなければならないという思いに至った。
OGKに対して、SG規格を中心に聞きたいことを纏め、再度話をしようと考えています。その時はちゃんと自分のことを名乗るつもり。担当者さん、次はお願いしますよ。。。
聞きたいことはたくさんあるのだけど、現時点では以下の通りの感じかな。
SNELL規格を取得していない、SG規格のみのヘルメットについて、ポイントは以下の通りと考えています。
一番のポイントは、なぜSNELL規格ではないのかということ。これはショウエイなどがやっているように、流通の問題なのか。海外では規格を通すが、国内ではコストを下げるためにあえてSG規格のみにしているのか。それがポイントである。
また、SNELL規格というものが存在する以上、つねにSG規格の合理性、安全性が問われるのは間違いなく、当然セールスをするうえで、一番大切なポイントともいえる。たとえば、SG規格は通っているが、SNELL規格に近いレベルまで来ている、もしくは、SNELLは通らないが、海外のDOTやCEC規格は通るのか。いくら日本国内ではSG規格といえども、その製品の品質を証明する方法はほかにもあるはずなのである。間違っても「通るか通らないかわからない」という姿勢では絶対に信用は勝ち取ることはできない。まずはその辺について質してみたい。
エアロブレード・3は超軽量を売りにしている。当然目が肥えているユーザーは、SNELL規格を引合いにだし、軽量化をすることによって犠牲になっている部分はないのか、という疑念は必ずもつだろうし、OGKとしても当事者としてその辺の事情はよくしっているはずであるから、その辺の説明は求めたい。たとえば、SNELLの貫通テストには届かないけど、ほかの衝撃吸収テストでは遜色ないレベルに仕上がっているとか、どのように軽量化を図り、安全性の両立はどの量に確保されているのか。その際にはきちんと数値で示してもらう必要があるのは言うまでもないが、そうすることによって製品への理解が深まり、信用も培えると思うのだ。
SG規格ギリギリでやっているのか。それとも、もっと高いレベルを求めてやっているのか。なんどもいうが、そのヘルメットがSNELL規格やSG規格に対してどのような位置づけにあるのか、その性能差についてきちんと説明できればSG規格だろうが、それでいいのである。
エアロブレード・3は全く新しいヘルメットだ。あらゆる方向でテストをしているのは間違いないのだ。100%断言する。絶対に彼らはSG規格のみでテストしていないはず。もし、SG規格のみでやっているというのら、残念ながら、それこそ本当に救いようのない会社ということだ。時間とお金をかけて得ているデーターをもっと有効に活用するべきだと考えています。
OGKはアライヘルメットやショウエイを追う立場のメーカー。いただいたコメントでもあったが、今まで蔓延っていたホームセンターなどで売っている安物のヘルメットを駆逐する可能性があるヘルメットになるうる製品だ。そして命にかかわる製品づくりに携わっているという認識があれば、今回のような対応はなかったと思う。本当にOGKには申し訳ないが、あのような対応は許されない。
考えを纏めて再度機会を見てOGKに連絡しようと思っています(^^)
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いろいろなコメントをいただきましたが、今回も反論されるほとんどの方も丁寧にコメントしていただいたのでうれしく思います。
さて、今回のやり取りについての私の見解について納得できない方がいらっしゃるようですが、命にかかわる物を作っている同じ製造業につくものとしてはやはり「おかしい」と言わざるを得ないのです。
それでは、今回のやり取りを、タイヤメーカーに質問する形でシュミレーションしてみましょう。
質問者:「御社の○○というタイヤは、スピードシンボルがHレンジになっているのですが、なぜZレンジを取得していないのでしょうか」
タイヤメーカー:「Hレンジを開発目的としているので、Zレンジは初めから取ることも目的としていないし、そのつもりもありません」
質問者:「じゃあ、その○○というタイヤはZレンジは通るのですか?」
タイヤメーカー:「通るか通らないかチェックしていないのでわかりません」
という、どう考えてもふざけた回答になるのだが、そんなことはありえない。ちなみにこの質問は、実際にタイヤメーカーによく寄せられる質問でもあります。
OGKははっきりと最初からツーリングモデルとしての開発意識を持っている。つまり、その時点でSNELL規格とSG規格のどちらにするか選択をしているということになります。当たり前ですが、彼らは両方の規格の必要要件を知っているわけですが、自社サイトでも明確に「社内テストを行っている」と公言しています。SNELL規格が眼中にないというのは構いません。しかし、SG規格もJIS規格もつまるところ、SNELLと非常に似たようなテストをしているわけです。社内テストを行っているのなら、最低限でもSG規格に通るか通らないかのデーターは必ずあるわけで、なければ何のテストをしているのかという矛盾を露呈することになるのです。
おまけに、エアロブレード・3は全く新しく作ったヘルメット。どこまで強度が確保されているのか、SNELL規格以前に、SG規格が通るほどの強度があるかどうか調べていないはずがない。本当にしていないというのなら、試験・検査の定義そのものがわかっていないと言わざるを得ないのです。サイトでは「厳しい衝撃吸収試験を繰り返し行い」と明言しているが、「厳しい」ってなんですかね?「繰り返し」何やっているのでしょうね?
zza*ahi*as*i さんのコメントの返事にもなりますが、確かに、アライでもショウエイでもSNELL規格が通っていないモデルがありますが、100%、そのモデルがSNELLに通るか通らないか彼らは自社内テストによって把握してるはずです。そのうえで販売しているわけですし、間違っても「わからない」で販売しているのではありませんから、同等に扱うのは違うと言わざるを得ません。ましてや、私の質問に対して「確かにそうなんですが。。。」と答えていることからも、日常的にテストをしているか疑念がわくわけです。
また、coi**i10さんがコメントされているように、私はSNELL規格を強制しているわけではないのです。SG規格との性能差について明確に提示する必要があると言っているのです。ですから、SHOEIミドルレンジ使用者さんがコメントされていることは申し訳ないのですが、見当違いということになります。また、私はSNELLが完ぺきとは一言も言っていません。あくまでのSG規格との性能差がどれだけ安全性に影響を与えるのかということを追求し、言及していることをご理解いただきたいと思っています。ただ、現状のSNELLの試験内容を見ますと、SG、JIS規格より衝撃吸収や貫通試験に関しては高いレベルで求められているのは事実ですので、SNELL規格が比較対象となるわけなのです。シャープに関しては、日本で認知されておらず、またその製品がほとんど流通していない現状を考えますと、やはり日本で買えるヘルメットの基準としてはSNELL、SG、JISとなるかと思います。
これはゆきちさんのコメントの返事となりますが、私はSG規格を否定しているのではありません。詳しくはこの記事の中でも触れていますが、誤解されるといけないので明記しておきます。また、実は今回はOGKの名前を出すつもりはなく、SG規格について記事を書くつもりだったのですが、あまりにもふざけた対応だったので名前を出したわけです。今回の対応は矛盾に満ちているだけでなく、不誠実極まりないと判断しています。命にかかわるものを作っている製造業に従事している者なら、看過出来ないことでもあるのです。
狂頭さんの気遣いあるコメントありがとうございます(^^)。反論も私は基本的には大歓迎ですので、どんどんどうぞ(笑)!MotoGPの話ですが、これは基本的にMotoGP自体がもともとヨーロッパのレースで、SNELLがアメリカの規格だからの一言に尽きます。欧州とアメリカでは当然ながら考え方も違いますし、ヨーロッパ製品がアメリカの規格を通すのはいろんな意味で無理がありますので、欧州の規格において、レース参戦が認められています。私自身もSG規格で意外(?)に実用面では問題がないのなら、SG規格でもいいと考えてはいますが、先に触れましたように、どのぐらい性能差があるのかが非常に気になるわけです。これも先に触れましたが、日本では欧州の規格では作られていませんし、物も出回っていませんので、結果的にSNELL規格が比較対象になっているので、SNELLありき、というわけではないことをご理解いただけたらと思います(^^)
hornetさんのコメントですが、欧州の規格とSNELLの規格、どちらが良いのかは、人体実験でしかわからないと言われています。これもあと10年もすればまたいろいろと分かってくるのではないかと思っています。Z-6の件は正直わかりません。ただ、国際選手権ですので、Z-6を欧州で購入し、現地で認められている規格なら使用はOKになると思います。
フルフェイスさんのコメントですが、MFJはFIM公認の国際格式のレースではSNELL規格でないと認証されません。JIS規格では貫通試験の追加テストを受けなければ、MFJ公認の国内レースでも認証されません。MFJだから安全というのではなく、あくまでも「規格」の内容だと思っています。
何人かの方から企業責任を問うのは言い過ぎという意見がありましたが、命を守るヘルメットを作る企業には当然企業責任が発生します。なかったら何でもありです。少し前に問題になった耐震構造についても同じことが言えます。人の命にかかわるものを作るものは、責任の所在が求められるは当然のことです。何でもアリだったら、完全な抜き打ち検査出ない限り、いくらでも操作できます。その検査の時だけ、ちゃんとしたものを提出すればいいわけですから。テストは全品検査ではないのですから、いくらでもごまかせるのです。そこに製造業者としての社会的信用問題につながるのだと考えています。バカでかいタグで「ビックバイクもOK」とやるのが品質の保証ではないと思います。
さて、冒頭に記述したタイヤメーカーとのやり取りですが、きちんとした回答はこうなります。
「Hレンジでも大体の製品はZレンジも通ります。ベンチのテスト結果でも確認し、把握しています。タイヤのコストを下げ、よりお求めやすい価格で提供するためにHレンジとしています。Zレンジとするにはより多くの時間とお金がかかるからです。また、そうすることで、ユーザーの方により多くの選択肢を提供する結果にもなるからです。サーキットでも300km/hが出るのはほんの数秒ですし、200km/hで巡航する環境も日本にはありませんので、Hレンジで十分な性能を確保していますので、安心してお使いください。」
今回のOGKに関する記事は、OGKを糾弾しているような内容になってしまっているけど、同じ命を預かる物を作る業界に従事している者として言いたいのは、もし、OGKがSG規格でも十分と考えているのなら、堂々とそう言えばいいのである。「うちの会社はSG規格で世界一のヘルメットを作ります」。それでいいじゃないか。SNELL規格を通るか通らないかわからないって、それは仕事していないとの同じでしょ。何が信用を生むのか真剣に考えるべし。 その他、直接お返事できなかった方も、記事を持って返答とさせていただきます(^^)
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多くの方からコメントをいただきましたOGKのヘルメットの記事ですが、詳しく知るためにOGKに電話してみました。質問内容は「エアロブレードはSNELL規格を取得していないがそれはなぜか」。OKG側からの回答は担当者の言葉を忠実に再現しています。
OKGの回答は意外だったのだが、「レースモデルではなく、ツーリングモデルとして開発しているので、あえて取得していない。初めから取ることを目的としてないし、取得することを目的として開発されていない」とのことでした。
そこで私は質問を変え、「エアロブレードはSNELL規格を通りますか?」と聞いたところ、とんでもない答えが。
「通るか通らないのかチェックしていない」
これには私も仰天。「だって、社内でテストしているんですよね?テストしていれば通るか通らないかわかりますよね?」と問いただすと、担当者は、「確かにそうなんですけど。。。」。確かにそうなんですけどじゃないだろうって。
担当者は言葉に詰まって、初めから取ることを目的としていないので。。。と繰り返すばかり。
大丈夫か、この会社?どんな姿勢で人の命にかかわる物作りをしているんだ?
SNELL規格に通るかどうかの数値はわかっているはずだ。社内テストをしているのだったらわかるはず。というか、じゃあ、どうやってSG規格を取得したのだろうか?SG規格を取得した時の数値を当てはめればいいじゃないか。設計目標値もないのか?この会社絶対ありえない。
私はタイヤメーカーに勤めているが、タイヤも命に係わるものだけあって、かなり厳しいテストを行っている。海外で事故があれば会社が傾くような賠償金や罰金が科せられるし、人の命を奪いかねない製品なのだ。タイヤメーカーはそこを十分に理解し、日々、開発・研究にいそしんでいるのだ。不良率は0.01%ですらない。それに比べると、なんだこの会社は?
このヘルメットを買ってしまった人には申し訳ないけど、私は絶対に使用しない。人の命を軽視している会社と言わざるを得ない。いつまでたっても3流ヘルメットメーカーなんだろうと思う。おそらく10年後も同じ物作っているのだろうな。
それに、私の記事の中でも触れたけど、ツーリングモデルだからSNELLはいらないという考え方は間違い。ツーリングモデルだからこそ、安全が最大限確保される製品が必要なのではないでしょうか。公道で事故が発生する条件を考えれば、サーキット走行よりシビアな時が多いと考えています。サーキットで100km/hで転倒するのと、公道で100km/hで転倒するのと、どちらを選びますか?私は50km/hでも公道で事故を起こすのはリスクがあると考えています。
何人かの方からコメントいただきましたが、最近は反論意見でも丁寧にコメントしていただく人が増えたのでうれしく思っています。こういうのって、大切ですよね(^^)。
まず、近寄回王道さんへの回答ですが、初めからSNELLありきとなっているとのことについては、それが間違っているとは思っていません。実質SNELL規格が世界的にみても最高レベルの規格になっているからですし、世界中の現存するヘルメット規格がSNELLをもとに作られているという事実も無視できません。いろいろといわれていることもあるようですが、基本的にはきちんとした理論に裏付けされた規格の制定がされていれば、それでよいのではないでしょうか。
アライのビジネス戦略についても間違っているとは思いません。だって、同じ値段だったら絶対SG規格よりSNELL規格のものを買いますよね?これは商売上仕方がないと思います。逆に、何十年も前に日本のパイオニア的存在としてSNELL規格を追い、そして追い越したという姿勢は会社のブランド確立に大きく影響したと思っています。アライ規格は残念ながら公的な規格ではなく、レースに対応するにはSNELL規格が求められるわけですが、別にアライヘルメットがSNELL規格を取得するのをやめましたと言ったところで売り上げは下がらないと思います。
ジェットヘルメットについての整合性についてですが、おっしゃることは確かにわからなくはないのですが、ジェットヘル=絶対に危険ということではないかと思います。もちろん、安全性の差はあるとは認識していますが(^^)
SG規格の説明に関してですが、これは間違いなくメーカーに説明責任があります。命にかかわる製造業に携わっているものとしては当然のことです。私はタイヤメーカーに勤めていますが、「わからないことがあればJATMAを見ろや」とは口が裂けても言えません。JATMAなんか関係者しか見ないですからね。SG規格も同様で、関係者なら簡単に何をやっているかわかるでしょうが、一般ユーザーはおそらく一生目にすることはないと思います。SG規格で安全と公言するのなら、きちんとどのようなテストをしているのか説明義務があると考えています。それをユーザーに求めるのは間違いだと考えておりますがいかがでしょうか。
それと、正面衝突の記述の件で123さんからコメントがありましたが、正確には質量のことなどを加味しなければなりませんが、TTTさんがフォローしていただいているように、双方が50km/hで正面衝突するのと、100km/hで壁に激突するのは同等ということを言いたかったのです。TTTさん、ありがとうございました(^^)
話が長くなりましたが、私にとってもSG規格について考えるいい機会になりました。たとえSG規格でも十分だとしても、OGKのヘルメットだけは絶対使わないけどね。
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