テストライダーという仕事

長らく乗っていなかったら空気圧の点検を(^^)

タイヤについて

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ガオさんからタイヤについて質問がありましたのでお答えいたします。質問内容は、「現在GPZ900Rの前後タイヤにα12を履いています。フロントの溝はまだ残っているのでリアタイヤだけ交換しようと思うのですが、フロントがα12でリアにα13の組み合わせは、さはり良くないですか?」

この質問はよくあるのですが、過去にも記事にはしてありますが、探すのが難しいので再掲載します。読んでみるとかなりいい記事です(笑)。


私は摩耗が進んで前後どちらかのプロファイルが大きく変わった時点でタイヤ交換をするようにしています。もちろん前後共です。もったいないといえば、もったいないのですが、タイヤの性能を常に最大限発揮するには早めのタイヤ交換が非常に効果的だからです。まぁ、仕事柄、多くのタイヤを使ってみたいというのもありますが。

安全のため、タイヤ交換は前後同時にお願いいたします(^^)

スィートさんからタイヤに関する質問がありましたのでお答えいたします。質問内容は「私と同じ09年のR1に乗ってる人がSHOPにフロントフォークのオーバーホールを出した時にリアタイヤの180-55への変更の話をされたらしいです。R1はリア上がりの設定が強すぎるので180-55への変更でリアが下がって安定するよ。とのことみたいです」
 
なるほど。。。このショップの人、ある意味シブいですね。
 
R1は言わずと知れたSSバイクです。レースをすることを前提に作られているバイクでもあります。この手のバイクはキャスター角度を含めて、ホイールベースや様々な仕様がツーリングバイクとは違っている設計になっており、リヤが尻上がりになっているような印象を受けるときがあります。
 
全てのSSのオートバイに当てはまるというわけではありませんが、リヤを190/55から180/55に変更した場合、リヤの車高が6mm〜7mm下がる結果になります。これは結構大きい数字です。
 
結果的にフロントの切れ込み方が変わりますし、ステアする速度や重さも変わってきます。変更したタイヤがツーリングタイヤですとこの傾向がさらに強くなります。これは交差点で曲がるときでも感じられるぐらいの変化が見られるほどです。
 
フロントの挙動を含めて、街乗りで乗りにくい部分があった場合、リヤタイヤのサイズを一回り小さくすることで確かに改善する可能性は非常に大きいと言えます。
 
ただ、何点か留意しなければならない点があります。
 
まず、タイヤサイズを変更しなくとも、リヤのサスペンションを弱める設定にすることで同じような効果が見られる場合があるということです。R1のリヤの設定はハードよりになっています。もし、スィートさんが体重が65kg程度なら、恐らく弱めても良いかと推測します。
 
また、タイヤのサイズを180/55にした場合、荷重指数が75Wから73Wになりますので注意が必要です。R1でしたら普通に走行する分にはなにか問題が出るとは考えにくいですが、タイヤメーカーに勤めている私としては、声を大にして勧められることではないということはお察しください。
 
最後に。。。
 
これは多くの方に知ってほしいことなのですが、タイヤを選ぶ際、前後のタイヤ外径に留意することも大切です。また、トレッド幅もメーカーによっては数mm違いがありますので、こだわりがある方は是非調べられることをお勧めいたします。
 
私はさらにタイヤの重さまで調べます。これはメーカーに問い合わせると教えてくれるのですが、タイヤによっては全然重さが違い、ひどい?場合などは、リヤタイヤだけでも1kgもの重さが違うものまであります。これは非常に大切な要素です。
 
また、SS系のバイクに乗られている方は、必ず前後のサスペンションのセッティングをしてください。SS系はノーマルでもかなりハードよりに設定されているからです。それだけでもかなりハンドリングが変わり、驚くほど乗りやすくなったりするからです。
 
ちなみに、日本のオートバイはライダーの体重が65kgとして設計・設定されています。それより軽い人や大幅に重い人(笑)は、セッティングの目安とされても良いかと思います(^^)。海外ですと大体75kg、BMWは85kgで設計されていると聞いていますので、逆輸入車に乗っている方もこちらを参考にしてください。
 
タイヤのデザインも大切だけど、タイヤサイズや重量まで自然とチェックできるようなればあなたもタイヤ通(笑)!
 
 
 
sharkyさんから教えていただいた海外の雑誌に掲載されたツーリングタイヤの比較テスト記事について今日は話をしてみたいと思います(^^)
 
タイヤ評価というのは非常に難しく、タイヤメーカーでもすべての評価が出来るようになるまで、最低でも7年から10年かかるほどです。これはレースをやっていたとか、国際A級をもっているからということはあんまり関係なく、タイヤメーカーが蓄積している専門の訓練が必要であり、また、本人の資質と努力が大きく関係してくる部分でもあります。
 
この記事の中ではテストを二人のライダーによって行っており、一般ライダーとプロライダーの二人で評価をしているようですが、プロライダーの経歴がわからないので、正しい評価がなされているかどうか疑念を生みます。タイヤメーカーの開発テストライダーを20年務めたというのであれば信頼がおけますが、そうでなければ、「プロライダー」の肩書きだけでは我々の世界ではクエスチョンマークとなります。
 
また、この記事の中で一番おかしいと思うのはその評価点のつけ方です。最高点がMetzelerの40ポイントとなっていますが、最低点はPirelliの24点です。これはタイヤメーカーが行っている評価の仕方を照らし合わせると、PirelliタイヤはNGタイヤ評価のレベルとなってしまいます。当然のことながら、PirelliのAngelがそのようなタイヤであるはずがなく、相対評価としては点数差がありすぎです。
 
また、MetzelerとBT-23やPilot Road 3、RoadAttack2とも点数が離れすぎています。Metzelerが40ポイントなら、これらのタイヤの実際の性能を考えると、3〜5ポイント差程度の範囲内で評価されるべきだと感じています。
 
評価のつけ方についてもう一点言及するのなら、何に重点を置いて評価をしているのかが気になるところです。どういうことかと言いますと、ウエットにおける制動距離が記されていますが、その制動距離がタイヤによっては大きく差があるにもかかわらず、それが総合的にどのような位置づけになっているかが不明。制動距離が明らかに長いのに、それがあまり重要視されていない相対評価になっているということなのです。
 
また、テスト時の温度差が12度〜15度と3度差があるのだけど、これがテスト評価に加味されているかも知りたいところです。
 
個人的には、このタイヤの評価には賛同できかねい内容です。私は仕事を通じてこの記事の中にあるすべてのタイヤに乗っていますが、ここで業務で知りえたことを記事にするのは出来ないので、そこはご理解いただきたいのですが、これらのタイヤの性能差については、記事の中にあるような差はないとは明記しておきます。
 
ちなみに、私はちょっと前に購入したとあるバイク(これも近日中に記事にしなければ!)には、RoadAttack2を履かせていますし、ZX-10に装着していたPilot Road 3は現時点では最高と言えるほどのウエット性能を見せていました(^^)
 
 
記事はこちら:
 
 
 
 
mud*pe*dさんから質問がありましたのでお答えいたします。
 
質問内容は、「DucatiのGT1000に乗っているのですが、スポークホイールのためチューブタイヤとなっています。このサイズでチューブタイヤは選択肢が無いに等しく、Pirelli Phantom か Michelin Pilot Classic しかありません。実際は既にいずれも廃番になっているようです。そこで、チューブレスタイヤにチューブを入れて使用しちゃおうかと思っているのですが、やはりこれは問題のある使い方でしょうか。」
 
実はこの質問、よくタイヤメーカーに寄せられる質問でもあるのですが、このブログでは今までなかったので記事にしたいと思います(^^)
 
チューブレス仕様のタイヤにチューブを使用する。。。実はこれ、凄く微妙な問題でもあるんです。
 
チューブレスタイヤの「内側」を見ていただくとよくわかるのですが、構造上ツルツルではなく、放射線状のものが凹凸状になっているのが見受けられます。実はこれがチューブと干渉し、チューブに「クラック」を発生させてしまう事がわかっているのです。
 
しかしながら、必ず発生するというものでもなく、使用状況によってもそのクラックの発生具合が違ってくることもメーカーのテストなどによって判明しております。
 
ストップアンドゴーが多い街中を日常的に使用する場合などはそのクラックが発生する確率が高くなる傾向にあり、郊外を走る場合などは逆に低くなります。実際問題としてはクラックが起きる確率は高いと言えるものではないのですが、高速道路で万が一、チューブにクラックが発生したら大変なことになりかねないので、その判断につきましては慎重にならなければならないというのが正直なところです。
 
このようなことから、タイヤメーカーとしては、チューブレスタイヤにチューブを使用することに関しては「推奨しない」という見解としております。
 
ビッグバイク乗りさんから質問がありましたので、お答えいたします(^^)
 
質問内容は、「タイヤに関してよく新品のタイヤに交換した後に皮むきを行うために峠に行くというような人がいますが、実際は皮むきは必要なのでしょうか。また、必要な場合はどのようにしたらよいのでしょうか」
 
 
確かに新品時には、気をつけて乗らなければならないことが多く、いまだにタイヤを交換してショップの前で転倒するライダーもいると聞いています。
 
私も仕事でテストするタイヤは新品がほとんどですが、数周様子を見ながらゆっくり走ってそれで終わり。それで転んだことは一度もないですね。転びそうになったことはあるけれど(笑)。
 
もちろん、タイヤや使用条件によっても違うので、どれぐらいは知ったら大丈夫というような具体的な数値は示すことは出来ないのですが、実際は数十キロも走れば十分といえましょう。皮むきは都市伝説レベルになっているような感じがするけれど、想像以上に早く一皮むけマス。
 
一皮むくために、峠に行くというのもわからなくはないけど、実際は峠に付く前にほとんど一皮むけちゃっていると思う。まあ、トレッドの一番端は別にして。
 
良くわからなくて心配なら、自分でXXキロって決めてそれまでゆっくり走るのも悪くないと思います(^^)
 
でも、過信は禁物ですし、冬場とか路面がぬれているときは用心に越したことはありませんが、それでも、「普通」に乗っていれば問題はありません。変に肩に力が入る方が危ないかも(^^)
 
タイヤの皮むきはチ○ポの皮むきと同じ。やらなければいけないことだし、急激にやったら痛い目にあう(笑)。皮むきはあわてちゃだめなのだ♡

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