テストライダーという仕事

長らく乗っていなかったら空気圧の点検を(^^)

タイヤについて

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これは私がBT-021を交換した時のもの。短いお付き合いでした(笑)
 
 
takeさんから大変良い質問をいただきましたので、お答えいたします。質問内容は、「自分の場合、逆にサイドしか減りません。それも端っこ過ぎてそのあたりにスリップサインがありません。タイヤによってスリップサインのある場所は少し違うんでしょうか。(ツーリング向けとサーキット向けの様な)どこまで使っていいのかわからないので早めに交換していますが,,, ちなみに自分が使っているのは、パイロットロード3です。」です。

早めに交換。。。大変いいことだと思います(^^)。私も基本的には定期的に交換しています。
 
さて、スリップサイン。。。専門的には、TWI(Tire Wear Indicator)というのですが、これは実はTWIマークを入れる数は決まっているのですが、入れる場所については任意なんです。
 
センターに溝がある場合はともかく、そうでないパターンの場合、どこに入れるかはメーカーの「意向」次第ということになるのです。つまり、「ここには入れたくないな〜」という場所はやはりあります(笑)。
 
なるべくTWIが摩耗しないようなところに入れたいわけなのですが、そうなると、本来のTWIの意義がなくなるわけですし、ユーザーを危険にさらす可能性も出てくるわけなので、その辺をきちんと考慮してTWIを入れているというのが現状です。
 
変なところにTWIを入れて事故でも起きるとタイヤメーカーとしても大変な問題になりますので、現状のTWIの位置で安心されてもよいかと思います。実際タイヤメーカーは何度も繰り返し耐摩耗テストを行っています。
 
スリップサインが出るまで乗ることは絶対にお勧めいたしません。「出る前に交換」が基本だと思ってください。少しだけタイヤ交換を早めるだけ度、格段にリスクを軽減できるのは間違いないのです。
 
スリップサインが出ても走り続けるのは、違法行為です。また、交換を渋ったために、事故を起こして数十万円修理代がかかる結果になったり、ましてや人身事故を起こしたりすることになれば、何のためにバイクに乗っているのかということになってしまいます。
 
先の記事にも書いていますが、溝が浅くなるということは、トレッドゴムが薄くなるということですので、タイヤが持つよい特性が多く失われるということになります。
 
同じゴムで薄くて気持ちがいいのはコ○ドームだけ(笑)。早めの交換をお勧めいたします(^^)
 
rnb*q*96さんから質問がありましたのでお答えいたします。質問内容は、「タイヤの使用限度はスりップサインまでで、それ以上使用し続けると危険なのは分かるのですが、例えばセンター部分がサインが出て、サイド部分はもう少し残っている時や又は逆の時も全体的にスりップサインが現れるまでは路面がドライだと安全に使用出来るものでしょうか?溝の役割はそもそも排水のタメだけなのでしょうか。お守りのつもりでついついハイグリップ寄りのタイヤにして、交換サイクルが早くて、タイヤ代が負担になりがちで少しでも長く持たせたい貧乏人のセコい質問です。」です。
 
残念ながら(?)、基本的にはNGと考えてください。
 
今までの記事でも触れていますが、タイヤの使用できる期間を考えた場合、「経年劣化」を理解するのが大変重要なポイントとなります。タイヤの寿命は、「距離」と「時間」で総合的に考える必要があります。
 
例えば、質問にあります通り、センターが減って、ショルダーの部分がまだ溝があるとしましょう。代替の人はこのパターンでタイヤが摩耗していくと思います。ショルダーに溝が十分残っているにせよ、センター部分の摩耗が進むのに2年とか3年かかった場合、ショルダーの部分も新品に比べて劣化がかなり進んでいると理解しなければなりません。
 
溝が100%ある状態でも、3年経過したものは(外で放置)、制動距離がウエットで最大50%伸びるというデーターもあります。
 
ということは、ショルダーに溝があるからと言って、新品の様なグリップ力が確保できているとは言えないので、やはり交換が必要となってくるわけです。
 
2年、3年かけずに、極端な例で話をしますと、例えば1ヶ月でセンター部分にスリップサインが出たとしましょう。ショルダーの部分はある意味新品状態です。
 
しかし、通常センターから摩耗が進んでいくことを考えますと、ショルダーがまだあるかと言って、そのまま使用するのは大変危険なことです。
 
摩耗が進んでタイヤは挙動が急激かつ大きくなる傾向にあり、ウエットではあっという間に滑ることは当然のこと、ドライでも大きくスリップする原因にもなります。滑ったら回復が難しい状況に陥ってしまいます。
 
高速道路でよく雨の日に事故を起こしているのを見ますが、その度に私は「どんなタイヤを履いていたのかな」と思うのです。溝があるからと言って、5年も使用しているのは相当リスクが高いと思ってください。新品の時に比べて明らかに性能が落ちています。タイヤが新しければ、防げた事故はかなりあると私は見ています。
 
質問にありました、溝の役割ですが、ほとんど排水のためと考えてもらって間違いないです。あとは、乗り心地やノイズも関係してきますが、それはトータル的な性能からすると少ないものとなっています。
 
今のタイヤはツーリングタイヤでもかなりライフはいいですよ。Pilot Road 2なんかは私の友人はK1300Rで20000kmまでOKでしたし、Pilot Road 3でも近い数字が出ると思います。かといってグリップ力が悪いとは決して言えないので、コースでタイムを縮めるような走りをしないのであるならば、転倒につながるようなことはないと思います(^^)
 
タイヤは高いものですが、たった数センチ四方で命を支えているいっても過言ではありません。名刺の半分ぐらいの接地面で命を支えているのです。
 
オートバイに乗るのなら、消耗品と割り切り、早め、早めに交換することをお勧めいたします。いろいろなタイヤを経験することは、技量の向上にもつながりますので、定期的に楽しみながら交換しましょう(^^)

旧車とタイヤサイズ

taskさんから質問がありましたのでお答えいたします(^^)。
 
質問内容は「現在、CB900Fに乗っておりタイヤが選べずホイールサイズ変更を検討しています。pitts様も18から17インチに変更されておりますがタイヤを選ぶ際、何に気を付けておりますか?今までの記事を読みスーピードシンボル、荷重指数、外径などを気にしようと考えるのですが。また、旧車に現在のような太いといってもタイヤ幅150をはくことはデメリットしかないのでしょうか。」です。
 
さて、CB900F。。。我々の世代には心揺さぶられる(?)バイクですね。私が限定解除した時はCB750Fでしたし、バリバリ伝説の影響もあって中古でもかなり高い値段が当時ついていたバイクですね。私もCB900Fに乗りたかったのですが、当時学生の私にお金があるはずがなく、CB900FもGPZ900も買えず、バイク屋に在庫として残っていた中古のGPZ1000RXを格安で購入したのです(笑)。
 
話がずれましたが、20年にもなる当時の設計思想や技術的なことを考えますと、一概に太いタイヤを古いバイクに入れることが悪いとは言えません。
 
このバイクに乗ったことがあるので言えますが、150サイズのタイヤを入れることにより、トータル的な、特に直進安定性を得られるメリットが得られると思います。ツーリングなんかでは楽になると思いますよ。
 
私がタイヤを選ぶ際、必ずチェックするのはトレッド幅、タイヤOD、そして重量です。トレッド幅は職業的なもの(笑)、タイヤODはホイールサイズを変更しているため、そして重量は重いのは嫌だからです。とはいっても、最近のは随分とメーカーの間でも差がなくなってきてはいますが、BT-021は重かったなあ〜。リヤだけでPilot Road2より1kg以上重かったですから。
 
ホイールを軽いものに交換することもお勧めします。私のZX-10のカスタム記事をご覧になられたかと思いますが、ZX-10は20年も前のバイクです。ホイールも超重いです(笑)。これを改善させることで劇的に生まれ変わります。加速もよくなりますし、ブレーキも効くようになります。燃費もかなり向上します。大げさではなく、同じバイクとは思えないほど変わります。
 
ホイールは高価なものでなくても、純正の物を加工すれば安く仕上がります。私は他機種純正中古ホイールを1万円で買って付けました(笑)。前後で5kgほど軽量化になっていると記憶しています。バネ下の5kgはデカイですよ。
 
あとは、ブレーキキャリパー交換ですね。CB900FのブレーキはZX-10のOEのブレーキ以上に度胸がいると思います(笑)。
 
古いバイクですが、売れたバイクでしたので結構カスタムパーツはありそうですね。CB750Fのものも使えるでしょうし。
 
あとの詳しいことは過去記事をご参照しただけました幸いです。
 
CB900Fとか刀とか、青春時代がよみがえるバイクっていいですね。今でも大事に乗っている人を街中で見かけますが、とても温かい気持ちになります(^^)
 
私もこれから先ZX-10を手放すつもりもありませんし、大事に乗って行こうと思っています(^^)
湯けむりパンダさんから質問がありましたので、お答えいたします。質問内容は「ハイグリップタイヤとツーリングタイヤとでは冷寒時におけるグリップ力に大きな差はないと思いますが、それでもやはりハイグリップタイヤタイヤの方が若干グリップ力が高いんですか?です。
 
正直この質問をいただいた時、「そうなんだ」と思ったことがあります。それはまだまだタイヤメーカーとしてきちんとユーザーの方に伝えられていない、いや、「伝えていない」ことがあるなと感じたのです。この点はメーカーに勤める者として反省しないといけないと思っています。
 
まず、ハイグリップタイヤとツーリングタイヤでは、低温時におけるグリップ差は非常にあるということです。
 
いわゆるコース走行などでタイムを出すような系列のタイヤは、現在の寒さのような条件の中ではツーリングタイヤよりグリップはよくないと言ってもいいと思います。
 
例えば、路面温度が10度以下のような場合、安全に走行できるのは間違いなくツーリングタイヤです。コースで走行しても、タイムもツーリングタイヤの方が上回る場合があります。これは一般道でも当てはまり、ハイグリップ系タイヤで冬季に走るにはリスクがあることは認識しなければなりません。
 
現在のハイグリップ系のタイヤは温度依存性が非常に高く、BT-016やBT-016 Proについての記事でも触れましたが、このタイヤでさえ温度依存性がないとはいえないものとなっています。ただ、ブリヂストンの名誉のため言いますが、このタイヤの暖まった時のグリップは凄いです。筑波でも国際A級ライダーしか出せないような領域のタイムまで出ちゃいます。
 
Pilot Road 3やBT-023などはツーリングど真ん中のタイヤですが、相当高いレベルで低温度でのグリップが確保されています。真冬でしたら、ハイグリップ系のタイヤよりグリップがいいのは間違いないと言えます。
 
タイヤについての書庫で過去記事を見つけることができますが、現在のハイグリップタイヤは大変温度依存性が高く、タイヤウオーマーを使用することを前提に作られています。MotoGPのライダーでもピット前で転倒しているほどですので、どれほど温度依存性があるかお分かりになるかと思います。
 
タイヤをリムに装着するときに、ウオーマーをかけないとタイヤが装着できないほどのタイヤもあるほど、ハイグリップ系タイヤの温度依存性は高いのです。
 
 
ハイグリップ系のタイヤは気難しい女性と同じです。熱しにくいのに、冷めやすい。取り扱い要注意です(笑)。

タイヤの暖め方

複数の方から同じような質問がありましたので、お答えいたします。寒い今の季節にはぴったりの質問だと思います。質問内容は「タイヤの暖め方で効果的な方法はありますでしょうか」。
 

さて、レースなどではローリングしたりしているのをよく見かけますが、タイヤを「強制的」に暖めるに最も有効なのは、急発進、急停車をすることです。これを連続することで暖まりが促進されるのは間違いないのですが、公道でこれをやることは出来ないのは言うまでもありません。
 
それではどうしたらよいでしょうか。夏場でしたら普通に走っても路面温度が高いため、すぐに暖まってきますが、冬場の場合、そういうわけにはいきません。これはもう、ゆっくり、じっくり走るしかないというしかないです。
 
ツーリングタイヤど真ん中のタイヤの場合はさほど神経質にならなくともいいと思います。私も長らくこの仕事をしていますが、このカテゴリーのタイヤで冬季にいきなりグリップを失って転倒ということはここ近年ではなくなってきています。
 
ハイグリップ系の場合は、路面状態に注意を払いつつ、タイヤやサスペンションの動きを意識しながら、ゆっくりと「タイヤを揉む」ような感覚をイメージしながら走るのがよいかと思います。メーターでしっかりと走行距離を確認し、走り出してからどの程度走行しているかということにも留意することも大切です。
 
正直言って、タイヤが温まった感覚がはっきりと掴むことは非常に難しいことです。ですから、自分の経験などを踏まえて、単純ではありますが、メーター読みで「○○kmはゆっくり走ろう」と決めて走るのも単純ですけど、有効な手段だといえます。
 
また、特にハイグリップ系のタイヤを使用している人で冬季に高速道路を走る人に注意があります。走行中はいいのですが、インターを出ようとして減速し始めると、タイヤの温度が一気に下がってくるということです。これは想像以上にタイヤが冷える場合があり、信じられないかもしれませんが、よくインターの出口につながる曲がりくねったところで転倒しているバイクがありますが、その多くはタイヤ温度の低下に起因していると思われます。ですので、かなり寒い時期に高速道路を走るときは、減速時にタイヤのグリップが失われることを認識し、しっかり減速されていることをメーターで確認し、高速道路を下りるようにしてください。
 
タイヤを暖めるという観点からは、基本的にタイヤを「揉む」という感覚は非常に大切なります。難しいと思う人は、おっぱいを揉むことをイメージしてください()。どうですか?簡単でしょう()。でも焦っちゃだめ ♡。ゆっくりウオームアップしましょう()

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