週間 World Economics

人口削減が多くの問題の解決策

アメリカ

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Exxonがまたまた四半期(3ヶ月)で1000億円以上の利益をあげた。 ガソリンや電気などのエネルギー代が高騰して市民が困っている中、大きな利益を上げているオイル会社に非難の声を浴びせる人は少なくない。

しかし、僕はオイル会社が高い値段でオイルを売って利益をあげていること事態には文句はない。 石油がもう直ぐなくなるとか、オイルを燃やすことが原因で地球の温暖化が進んでいる、と言われているのに、濛々と原油を燃やしている方が問題だ。 「エネルギーを節約しましょう」と呼びかけても聞かないのなら、オイルの値段を上げて、使用量を減らすように工作するのは悪い考えではない。 得た利益を、風力、太陽、地熱、水素、などの次世代エネルギーの開発に使うのであれば、人類のためにも地球のためにもプラスである。

ただ、オイル会社がそんな事を考えているのか、というとチョッと疑問が残る。 Exxon、Shell、BPなどの大会社は、次世代エネルギーの開発については宣伝だけで、実際に投資している額は微々たるものだ。 利益の使い道は、新しい油田の発掘と株の買い戻しが大半の様子。 また、多くの利益はどこにも行かず、現金として保管されている。 社長や役員のボーナスや退職金になってしまう可能性も高い。

長期的な視野にたったエネルギー開発を行ってくれることを切に祈ります。

アメリカ・テキサス州にあるTXUという電力会社が石炭を燃やす火力発電所を4年以内に11個新設することを計画していると発表した。合計1兆円を超えるプロジェクトだそうだ。これが完成すると年間の2酸化炭素排出量が1億1300万トンになるらしい。世界中で2酸化炭素の排出量を減らそうと努力しているのに、どうしてこんな勝手なことが出来るんだろう?

アメリカの人口は世界人口の5%にも満たないのに、2酸化炭素の排出量は世界の総排出量の25%を占めると言われている。地球上の生物にとっては、イラクや北朝鮮よりアメリカの方がよっぽど危険だ。 同じアメリカでも州によっては2酸化炭素の排出量を規制しているところもある。市単位で京都議定書に定められた削減目標を達成しようとしているところもある。ブッシュ大統領の出身地でもあるテキサスでは、そのような規制はない。自分の州の経済が活性化するならなんでもするという姿勢だ。地球温暖化という世界規模の問題なので、たかが1企業の開発計画だと軽くみていてはいけない。 アメリカ国内でなんとかストップをかけて欲しいが、それが実現しなかったら、アジア・ヨーロッパの国々が一丸となって抗議して欲しい。その気がなくても、国連が武力を持ってでも阻止する、ぐらいのことを言えば、アメリカ人も目を覚ますのではないだろうか?

環境とエネルギー

アメリカの自動車メーカー、フォードとGMは、ハイブリッドではなくエタノール車に力を入れている。 ハイブリッドと同様、自動車メーカーはエタノール100%で車を走らせようと考えているわけではなく、ガソリン15%、エタノール85%のE85と呼ばれるブレンドを燃料としている。 E85で走る車は既にたくさん出回っているらしいが、現在のところE85を供給しているガソリンスタンドが少ないため、ほとんどの車はガソリン100%で走っている。 それでも2005年にはE85を供給するGSの数は600程度と、前年に比べて倍増していて、2006年中には、その数を3000程度にまで増やす計画らしい。

エタノールで走るエンジンの製造は技術的には難しくないらしく、フォードのモデルTはエタノール100%で走るデザインだったらしい。 ホンダは、エタノールの供給が簡単なブラジルでは、エタノール車を販売している。 アメリカで販売していない理由は、E85を燃料にした場合、ガソリン100%に比べて1割前後燃費が悪くなってしまうので、アメリカ人にはウケないと思っているらしい。 それでもフォード、GMがエタノール車に力を入れているのは、環境に優しい会社というイメージが欲しいから。 

エタノールはいろんな植物から採れるらしいが、一般的なのはトウモロコシ。 トヨタはトウモロコシからとれるエタノールを燃料にすることが、環境に優しいとは思っていないらしい。 詳しい理由はしらないが、違う植物からエタノールを採る技術が確立すれば、エタノール車も考えると言っているらしい。

エタノールに利点があるのかどうかは不明ですが、先進国がE85のような燃料の使用を増やせば、ガソリンの依存度を減らすことができるし、農地の確保もやりやすくなるかもしれない。 先進国の農家に対する補助金の問題がよく取り上げられていますが、食用については補助金を減らして、燃料用については補助をおこなうようにすれば、途上国の農作物の輸出をサポートしつつ、自国の農地を守り、エネルギー自給率を上げる、一石3鳥も可能なのでは?

WSJ Dec. 20
メキシコの経済は、GDPを目安にした経済成長率では3.0%と予想の3.5%を下回る結果となっているのに、株式市場は今年に入って40回以上も最高値を更新する成長をみせている。 経済は成長していないのに、会社の価値だけが上がっている。 この不可解な現象の原因は、投資家が一部の大きな独占企業のみを取引しているかららしい。 多くの産業で、独り勝ちしている大会社があって、競合が入って来られないぐらいの独占ぶりなので、それらの大会社は成長して株価をあげているが、中小企業のビジネスの場がないので経済が成長しない、という構図だそうだ。 上場会社の数も150弱と、同サイズの国、韓国と比べて10分の一しかない。 このような状況なので、投資先としての魅力に欠け、外資も入ってこないという悪循環。

こんな現状を懸念して、政府は上場の規制を緩和するなどして、小さな会社の株式公開を助長しようと努力している。 でも上場が簡単になっても、独占市場に変化が現れるわけではないので、効果は小さそう。 競争のない市場に成長はない、ということでしょうか? メキシコで、最も効率が悪く、他産業に大きな悪影響を与えている産業と言われているのがエネルギー関係です。 なぜ効率が悪いかというと、国営だからです。 

日本が郵政民営化で手本をみせることができればいいですね。

ゼネラル・モーターズ

WSJ Dec. 17
ゼネラルモーターズ(GM)のCEO、リック・ワグナー氏が2006年は良いスタートがきれるはず、とコメントしている。成功のカギは大型SUVのニューモデル。 2005年はガソリン代の高騰でSUVの売れ行きは良くなかったが、2006年は再び販売量の伸びを期待している。 

確かにガソリン代は一時に比べて下がっている。 でも、環境問題や原油依存の問題が世界中で検討されている最中、大型のSUVに新年のスタートを懸けるという考え方はどうかと思う。 仮にガソリン代が下がって、SUVの売れ行きが伸びたとしたら、アメリカ人の知性を疑ってしまう。

転じて、日本の自動車メーカーには勢いがある。 トヨタはハイブリッドのパイオニア。 ホンダも高燃費、低エミッション・エンジンの開発が評価されている。 フォードの傘下とはいえ、マツダも日本のスポーツカーメーカーとしてのイメージを確立しつつある。 アメリカ車のスポーツカーというと、大排気量・ハイパワーで、ガソリンを垂れ流しながら走るのがカッコいい、というイメージが残るが、マツダのスポーツカーにはスタイルがある。小粋でオシャレな感じ。 中国やインドの市場を考えれば、日本のメーカーの将来は明るい。

GMは販売数ではなんとか世界一をキープしているものの、赤字続きで破産のウワサも流れている。 2005年度も始めの9ヶ月で5500億円以上の赤字を計上している。 GM程の大会社が潰れてしまうと、アメリカ経済はもとより、世界の経済に与える影響も小さくはないだろうが、長い目でみれば、環境に適応できない会社に早々にいなくなってもらったほうが、自動車業界にも、世界経済にも良いのかもしれない。

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