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あれは、夢だったのか?
現実だったのか・・・わかりませんが、3年前の
ゴールデンウェークに父のお墓参りに行った時の事です。
私の父は石川県珠洲市の出身で、お墓は実家のある・・・
いや正確には実家のあった珠洲にあります。
場所は「平時忠」が源氏に追われて流れて行ったと言う
知る人ぞ知る有名な場所です。
でも珠洲市は石川県の能登半島のほぼ先端に近いので
そんなにしゅっちゅうは帰れないです。
その日は夕方の6時頃に亀岡を出ました。
勿論、チョビも一緒です。
京都南から高速に乗って・・・北陸自動車道へと・・・
金沢西で高速をおり・・・能登道路で輪島まで一気に走りました。
・・・と言っても私はただ乗っているだけなんですが・・・
輪島に付いたのは11時ごろでした。
我家の車はマツダのボンゴフレンディなので、
その日は車で寝ることにしました。
でも輪島には適当な場所がなかったので、もう少し先に
駐車場のあるポケットパークがあった事を思いだし、約1時間
かけて・・・やっと辿り着きました。
トンネルを挟んで2箇所駐車場があるのですが、手前の輪島側は
車がいっぱいで、トンネルの向こう側へ行きました。
でも不思議な事にそこには1台も車が止まっていないのです。
ちょっと気にはなりましたが、疲れていたのでそこで寝る事に
しました。
幸いトイレも近くにあり・・・道路の向こうには大きな民宿もあり、
安心して眠りにつきました。
暫くすると、何となく人?のような気配がしたのですが、駐車場なので
車が来てトイレにでも行ったんだろうと思っていました。
私はそのまま寝ようとしましたが・・・今度はなかなか寝付けなくなりました。
チョビも車で一緒に寝ていましたが、急に起きて車の中をウロウロとしだしました。
でもさすがに、また睡魔に襲われウトウトし始めました。
暫くすると女の人の声がしました。
何か言っているので、私も必死に声を聞き取ろうと・・・しました。
よ〜く聞くと、声になるかならない位にか細い声で
「さみしい〜・・・さみしい〜」・・・と
私は身体を起こして声の主を見ようと必死になりましたが、誰かが押さえているようで動きません。
それでももがいていると・・・足が動きました。
でも今度は足を引っ張られました。凄い力で、車から引きずり出されたような感覚でした。
今度は私が「たすけて〜」と声にならない声で叫びました。
その時に声をかけられて目が覚めました。
なんと、チョビパパはトイレに行っていたとの事・・・
私とチョビだけの車内で起こった事でした。
時間にするとほんの2〜3分です。
今あった事を話していると、今度はチョビが車の外を気にしだして
「クゥ〜ン・・・」とさみしそうな鳴き方をしました。
それも、右に行ったり左に行ったり・・・前に行ったりと・・・
あきらかに何か?の存在を感じているかのようでした。
私はもう怖くて、一刻も早くその場から逃れたくて・・・
直ぐに車を移動させました。
親戚のお家まで一気にたどり着きました。
幸い真夜中にも関わらず、叔母さん達は私達が来るような気がして
起きていたのでした。
その日は、暖かいお布団で安心して・・・やっと眠りに着く事が
出来ました。
翌朝、叔母さん達にその話をしたら・・・水辺には霊が集まりやすいので
気をつけろ・・・と言われました。
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