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エチオピア、ケニア、ソマリア、ソマリランドなどに住む、ハダカデバネズミがそれです。
その細胞組織は、がんに対して高い耐性を示し、今までハダカデバネズミに、がんが発見されたことはありません。
遺伝子の中には、「過密遺伝子」と呼ばれるものがあります。
これは、細胞が分裂を繰り返して、一定のサイズに達すると、その細胞群に、新たな細胞を増殖させない働きをするものです。
正常な細胞が無限に増殖をしないで止まるのは、「過密遺伝子」として知られているp16という遺伝子が、がんを防いでいるからです。
ハダカデバネズミも含めたほとんどの哺乳類は、P16が活動するよりもかなり遅れて活動する、細胞の再生を阻害するp27と呼ばれる遺伝子を持っています。 ゲノム解析の結果、遺伝子の数は人や他のネズミとほぼ同じ2万2561個だが、固有の遺伝子グループが96種類あった。細胞の老化に伴って短くなる「テロメア」を保護する遺伝子や、DNAの傷を補修してがん化を防ぐ遺伝子などが活発に働いていた。
ハダカデバネズミは、また長寿でも知られています。
その寿命は、同サイズの他の齧歯類(げっしるい)の10倍にも達し、齧歯類(げっしるい)の中では最長寿記録を持っている、興味深い生き物です。その長寿の理由は様々に議論されていますが、
厳しい生活環境を生き抜くうちに、
代謝を実質的に低下させることができ、その結果として酸化による損傷を防いでいる
という事実が関連していると考えられています。
その驚異的な長寿の謎を解き明かすべく、ハダカデバネズミのゲノム解析に、研究者の努力が払われています。
ハダカデバネズミは、完全に地中で生活しているので、太陽光にあたることはなく、体内でコレステロールからビタミンDが合成されることはないそうです。
(「驚異の10倍寿命 ハダカデバネズミ」; 「ハダカデバネズミ」Wikipedia を、参考にさせていただきました。)
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がんにならない話
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果物や野菜には、フリーラジカルを抑え込む抗酸化物質が、豊富に含まれています。
ビタミンCとE、βカロチンは、細胞のDNAを損傷するフリーラジカルを中和する働きがありますし、これらは互いに助け合い、ビタミンCは酸化によってEが破壊されるのを防ぎ、Eはβカロチンの酸化を防止する役割があります。
もちろん、ビタミンは数ある抗酸化物質の1つにすぎません。最近でははるかに強い効力をもつと思われる植物化学物質が数種、特定されています。
赤いブドウや赤ワインに含まれるレスベラトロールという抗酸化物質は、マウスを使った実験で、皮膚にできる腫瘍の発生率を88%下げるという結果が出ました。 緑茶にはポリフェノールという強力な抗酸化物資が含まれています。その1つであるエピガロカテキンガレートという成分のフリーラジカル抑制作用はビタミンEの20倍、ビタミンCの500倍と推定されています。
トマトの色素リコピンも注目されています。リコピンはトマトのタンパク質と繊維に固く結びついているため、生では十分に摂取できません。だが、調理すると分離して体に吸収されやすくなり、食用油と一緒に摂取すると血流に乗りやすくなります。
95年にハーバード大学の研究者が男性4万8000人を対象に行った調査では、トマトがたっぷり入った料理を毎週10回食べた人は、前立腺癌になる確率が半分近くまで下がりました。ほかの研究では、リコピンに乳癌や肺癌、消化器系の癌を抑制する効果があるとされています。 トマトソースを作るときは、ニンニクを入れたほうが良く、リコピンに抗酸化作用があるのと同様、ニンニクやタマネギに含まれる硫化アリルは、人体が発癌作用のある物質をより安全に処理するのを助ける効果があります。 前に述べたように、肝臓で生成されるフェーズⅠ酵素は体内に入った前駆型発癌物質を分解しますが、このとき分解された物質が細胞のDNAを傷つけるおそれがあります。硫化アリルはこのフェーズⅠの活動を調整し、前駆型発癌物質が過剰に分解されるのを防ぐらしい、と言われています。
たとえ少量でも食事にニンニクを取り入れれば、代謝に著しい効果があらわれる
と、ペンシルベニア州立大学の栄養学者ジョン・ミルナーは言います。
加熱してもしなくても効果は変わりませんが、刻んでから10分ほど置いたほうが効き目が増すので、実験で最も効果が高かったのは、昔から常食されているニンニクエキスだったそうです。
発癌物質の排出効率を高める食品は、ニンニクだけではなく、ブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどアブラナ科の野菜は、発癌物質を体外に排出するフェーズⅡの活動を促進する作用があるとみられています。この働きを起こすのは、虫よけ効果のあるスルホラファンという刺激的な味の成分です。
野菜サラダや調理したトマト、寝る前には赤ワイン、タバコは吸わず、適度な運動をしてストレスを溜めない生活習慣と、さらに
日本食を取り入れ始めた1990年代から、アメリカでは、がんの発症率が減少しはじめたそうです。
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