おじさんの白馬日誌

大自然とのふれあいを楽しんでいます

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人生先発完投

 1年ほど前に、元プロ野球選手の村田兆治さんと久しぶりに会いました。
 名刺をいただくと、左上に「人生先発完投」の文字が。
 いかにも村田さんらしい言葉に、思わず笑みがこぼれました。

 村田さんは1968年に福山電波高(現近大福山高)からドラフト1位でロッテ入り。
 左足を高々とあげる投球フォームは「マサカリ投法」と呼ばれ
 90年までの23年間に215勝を挙げた大投手です。

 この間の82年には右ひじを痛め、米国へ渡って手術。
 当時、投手がひじにメスを入れることはタブーとされていましたが
 「もう一度マウンドに立ちたい」という熱い気持ちが叶い、見事に復活。
 日曜日に登板しては勝利投手となる村田さんに
 いつしか「サンデー兆治」の異名さえついていました。

 復活劇のころロッテ担当だった私は、そのころの村田さんの野球にかける執念と情熱を見てきました。
 とにかく、思い込んだら一直線。
 自分に課した目標に向かって突き進む姿が
 何よりも美しかったのを今でもはっきりと覚えています。

 そんな村田さんに、「人生先発完投」の意味を聞きました。
 「生まれたときに、人はみんなマウンドに上がる。
 誰も足を踏み入れていないきれいなマウンドにね。
 それから自分の投球が始まる。
 途中どんなに苦しい場面があっても、投げ続けなければいけないよね。
 人生にリリーフはいないんだから。
 がんばっていれば、今負けていたとしても、いつか逆転できるかもしれない。
 ゲームセットになるまで、人生にたとえるなら死ぬまで、自分だけの力で投げるんだ。
 そう、先発のマウンドに上がった以上、完投するのが人生なんだ」
 朴訥とした口調で熱っぽく語ってくれました。

 人間だから嫌なことも経験します。死にたいと思うこともあるかもしれません。
 でも、自分の人生を途中降板したら負けです。
 
 私のゲームは、もう七回ぐらいでしょうか。
 残るあと二回をきちっと投げ抜きたいと改めて決心しました。
 
 

閉じる コメント(2)

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新着からきました。本当に良い言葉ですね。一球を大切に、しっかり投げていかないとなーって思いました♪傑作押させていただきますっ!

2007/1/23(火) 午前 1:27 [ mis*233* ]

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みかさん、コメントありがとうございました。「傑作」も頂き、感謝しております。感動したり励まされたりした言葉をこれからも書いていきたいと思っています。乞う、ご期待です。

2007/1/23(火) 午前 11:05 [ pke*200*0*01 ]


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