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センバツ高校野球真っ盛り。
昨年、東日本大震災で被害に遭った石巻工業(岩手)の選手もグラウンドで懸命のプレーを見せてくれました。
結果は負けでしたが、阿部主将の選手宣誓を含め、思い出を作ってくれたチームに感謝です。
でも、ひとつだけ気になることがありました。
4点を追う四回、2点を返してなお満塁。次打者の当たりはショートへのゴロでしたが、それを遊撃手がトンネルし、ボールが左中間へ転がる間に3人が還って逆転しました。
スタンドは狂喜乱舞。
打者は二塁まで行きましたが、ここが気になった部分です。
塁上だったか、二塁の手前だったか…
その選手がガッツポーズをとっていたのに、やりきれない思いがしたのです。
エラーして惨めな思いをしている遊撃手の気持ちをまったく考えないポーズでした。
石巻工にすれば、「逆転」といううれしい場面です。気持ちはわかります。
でも…。そんな思いにさせられました。
大震災直後の昨年のセンバツでは、出場した選手たちが被災地のことを思い、派手なポーズを自ら封印しました。
ホームランを打っても、ガッツポーズをとらなかった、とTVのドキュメンタリーで流していました。
感動しました。
高野連の人も「何も言わなくても、選手が自ら被災地のことを考えてくれた」と感激していました。
それが、今回は逆の立場の被災地の選手にちょっとした不快なポーズが出てしまいました。
選手だけではなく、翌日の毎日新聞を見て、エッと驚いたのも事実です。
逆転した四回の全体を振り返ったのでしょうが、
「野球の神様がいると思った」と監督がコメントしているのです。
前後の脈絡がわからないので、なんともいえませんが、
新聞を読む限りはエラーを含めて「神様がいる」ととれます。
相手を思いやる心は、普段からそうしていないとフッと出てしまうものです。
石巻工の健闘をうれしく感じつつも、遊撃手のことを考えると神港学園が勝ってよかった、と思いました。
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