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26日のテレビ番組「あなたが聴きたい歌の4時間スペシャル」を見ながら、若いころの思い出が次から次へとよみがえってきました。
学生時代の淡い恋…
夢中で走り続けた仕事だけの生活…
子供たちの成長に目を細めて幸せだった日々…
今は結婚して離れている3人の娘たち、同級生、同僚、ソフトボール仲間…
もう戻ることのない時間にタイムスリップし、胸が詰まる瞬間もありました。
「青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの 青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり」
「正解」のない人生だからこそ、道に迷ったことも楽しい時間でした。
そんな思い出に浸りながら、ふと思ったことがあります。
松田聖子の「赤いスイートピー」を聴いていたときのことです。
「タバコの匂いのシャツに そっと寄り添うから」
考えてみると、私の青春時代には「タバコ」は大人のひとつの象徴でした。
「折れたタバコの吸殻で…」「最後のタバコに火をつけましょう」… 格好良さもあったのでしょう。石原裕次郎も似合っていました。
最近放映された「運命の人」でも、記者がぷかぷかタバコを吸っていました。
同じ仕事をしていた私も、原稿を書くときにはいつも灰皿がいっぱいでした。
あれから何十年。
今は喫煙率がずっと減り、タバコを吸う場所すらなくなってきました。
喫煙者は肩身の狭い思いをしています。
何よりも思うのは、喫煙者が悪者扱いにされていることです。
もちろん体によくないことはわかっています。
吸わない人や子供に迷惑をかける、ということもわかっています。
それでも、コーヒーにタバコ、考え事をしているときのタバコ、食事をしたあとのタバコ。いつもホッとした気分にさせられるのです。
大黒柱である「夫」の威厳がなくなったことが、禁煙の世論を高める要因になっていったのかもしれません。
時代が変わり、格好良かった「タバコを吸う姿」も、いまは卑屈な姿になってしまいました。
それでも、おそらく私は吸い続けるのでしょう。
レストランでも、新幹線でも、集会場でも、狭い「禁煙コーナー」で小さくなって…
「いい時代」から抜け出せない昔の人間なのです。
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