おじさんの白馬日誌

大自然とのふれあいを楽しんでいます

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恋と愛の違い?

 学生時代の多感なころの話です。
 喫茶店でコーヒーを飲みながら
 「恋と愛の違いって何だろう」という話題で盛り上がりました。

 これは難しい質問です。
 愛というのは、幅広い愛情を意味するのですが
 この時は当然異性を対象とした「愛」と「恋」の違いです。

 私の答えは「恋は自分が相手に強く引かれ、相手から特に見返りを求めないもの。
 好きな人を遠くからじっと見つめるなんて経験あっただろう。しのぶ恋、とも言うしな。
 愛は互いが好きになった状態かな。愛し合うというけど、恋し合うとはいわない。
 恋が愛に発展して『恋愛』となる訳さ」なんて
 分かったような分からないような……。

 すると、1人がこう言いました。
 「そんなに難しく考えなくてもいいんじゃないの。
 愛ってさ、『心』が文字の真ん中にあるから、本当に心から好きなこと。
 恋は『心』が下にあるだろう。相手と……。そう下心があるってことさ」
 喫茶店の中ということを忘れ、周囲の迷惑も考えずにみんなで大笑いして、話はチョン。

 皆さんはどう思います?
 恋も愛も同じような意味ですが
 使い分けることによって微妙なニュアンスの違いがありますよね。

 なんて書きながら、今こう思っています。
 「愛は家族や仲間や自然など、いろいろなものに注いでいるつもりだけど
 最近、恋してないなあ」と。
 燃えるような恋をするって、もう無理なのかなあ……
 
  

人生先発完投

 1年ほど前に、元プロ野球選手の村田兆治さんと久しぶりに会いました。
 名刺をいただくと、左上に「人生先発完投」の文字が。
 いかにも村田さんらしい言葉に、思わず笑みがこぼれました。

 村田さんは1968年に福山電波高(現近大福山高)からドラフト1位でロッテ入り。
 左足を高々とあげる投球フォームは「マサカリ投法」と呼ばれ
 90年までの23年間に215勝を挙げた大投手です。

 この間の82年には右ひじを痛め、米国へ渡って手術。
 当時、投手がひじにメスを入れることはタブーとされていましたが
 「もう一度マウンドに立ちたい」という熱い気持ちが叶い、見事に復活。
 日曜日に登板しては勝利投手となる村田さんに
 いつしか「サンデー兆治」の異名さえついていました。

 復活劇のころロッテ担当だった私は、そのころの村田さんの野球にかける執念と情熱を見てきました。
 とにかく、思い込んだら一直線。
 自分に課した目標に向かって突き進む姿が
 何よりも美しかったのを今でもはっきりと覚えています。

 そんな村田さんに、「人生先発完投」の意味を聞きました。
 「生まれたときに、人はみんなマウンドに上がる。
 誰も足を踏み入れていないきれいなマウンドにね。
 それから自分の投球が始まる。
 途中どんなに苦しい場面があっても、投げ続けなければいけないよね。
 人生にリリーフはいないんだから。
 がんばっていれば、今負けていたとしても、いつか逆転できるかもしれない。
 ゲームセットになるまで、人生にたとえるなら死ぬまで、自分だけの力で投げるんだ。
 そう、先発のマウンドに上がった以上、完投するのが人生なんだ」
 朴訥とした口調で熱っぽく語ってくれました。

 人間だから嫌なことも経験します。死にたいと思うこともあるかもしれません。
 でも、自分の人生を途中降板したら負けです。
 
 私のゲームは、もう七回ぐらいでしょうか。
 残るあと二回をきちっと投げ抜きたいと改めて決心しました。
 
 

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